カテゴリ:中日・東京新聞連載 の記事一覧

東京新聞連載 120回 衣類処分

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洗濯領域の話を久しくしてなかったな…と気付き、梅雨時の洗濯物干しやアイロンなど、いろいろ書いてきたけど、そういえば衣類の在庫整理&処分について書いてなかったのを思いだし、今回の内容に。

この「一軍」「二軍」制の話は、「プロ主夫山田亮の手抜き家事のススメ」の中でも触れた内容です。もう11年も前の出版物ですけど(とっくに在庫なし)。

原稿は高校2年の娘と妻の両方、もしくは片方のチェックを受け、それを新聞社に送っています。今回は、娘と妻の両方のチェックを請けたのですが、「日頃の言いたいことを記事にしたね?」とツッコミが。まったくもって、その通りです。

 

東京新聞連載 119回 古民家活用

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来月6月からの利用にあわせて、部屋の掃除をしているところです。すきま風が入る家なので、掃いても掃いてもホコリが出てきます。

ですが、掃き出し窓は本当に便利。玄関と裏の勝手口も掃き出せるので、縁側だけでなく、そちらからも掃き出せます。2階にも掃き出し窓があって、そちらは後から付けられたベランダと直結。

こうなると、不要なのがちりとり。日本は、もともと屋内用のちりとりは不要な建築様式だったのですね。

89年前の1929年(昭和4年)の記録にこの家屋が登場するらしいので、その数年前に建ったようです。だいぶんあちこち傷んだり歪んだりしている家ですが、昔の暮らし(とくに家事)を体感するには格好の場です。

例えば、記事でも触れましたが、焼き料理は煙換気の都合上、裏庭ですることになります。では雨が降ったらどうなるのか?きっとその場合は焼き物はキャンセルだったことでしょう。家の様式によっては、調理時間帯の天候がメニューを左右していたかもしれません。体験してみて分かることはまだありそうです。

しばらくは、「(昭和の)三種の神器」登場前後の家事を、実際に体験しながら探求するつもりです。
 

東京新聞連載 118回 炒め野菜セット

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このネタは、とっくに使っていると勘違いしていた内容。登場する単身赴任中の知人は、元お隣さんの友人の話。やっと連載記事に使うことができました。

売られている商品の名前には、調理法や利用法を指定しているかのような物がたくさんあります。この「炒め野菜セット」もそうですし「魚焼きグリル」もそうですし。買う側も、「そういうもの」として買うとは思います。が、必ずそうしないといけないもの」でもありません。商品名はあくまでも一般的オススメ法です。

炒め野菜セットを蒸しても、ダメなわけではありません。生のまま食べようと勝手です(お腹こわしそうだけど)。魚を魚焼きグリルじゃなくて、フライパンで焼いても全然問題ありません。むしろ片付けが簡単です(この記事)。商品の名前は、参考程度にする程度でイイと思います。その通りにしないと減点されるわけでもないし、誰かに叱られるわけでもありません。頭を柔軟に、自分に都合のいいようにアレンジすればいいのです。

「素材×調理法×味付け」というメニューの組み立ての話は、連載開始直後の第3回目(この記事)に登場しています。2011年11月ですから、今から6年半前の記事ですね。ずいぶん長く連載しているんだなぁと思いました。

 

東京新聞連載 117回 家事方法の違い

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いろんなコミュニケーションがあると思います。

なんでも言い合える関係があれば、かなり激しい言葉で言っても、なんら問題はないはず。

つまり、家事の違いを指摘する以前に、どういう関係であるか?で決まってしまいます。
「こう言えばイイ」という評論の多くは、そういった関係を抜きにした一般論です。
この記事も、一般論の一つでしかありません。
 
そんな一般論の中でも、
「そうきましたか」
は、わりと使える返答だと思います。

「ごめん、言ってなかったっけ」
は、イントネーション次第ではイヤミに聞こえます。

そのイヤミ臭を避けるのが、
「あ!」を文頭にひと言つけるワザ。
「あ!ごめん、言ってなかったっけ」
とすると、イヤミなイントネーションをわざと付けても、ソフトに変換できます。

文頭の「あ!」は「ありがとう」もポジティブに変換してくれます。

「あ!ありがとう」

普段、「ありがとう」を言い慣れていない人も、言い出しやすくしてくれるのが、「あ!」です。
 

東京新聞連載 116回 ごみ収集

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ごみ問題はどこも深刻。とくに空洞化が進んだ町は深刻。記事で触れたような町内会でごみ当番をしている地域は、今、共働き化と高齢化で当番が成立しなくなってきています。町内会というシステム自体が機能不全に陥っている場合も。

この記事をリリースするにあたり、あちこちのごみ収集事情を調べてみたところ、はやり戸別回収地域が増えてきているようです。「真空式ごみ収集方式」というシステムを採用している地域もあるようですが、リサイクルを中心とした循環型社会の形成には向かないことから、廃止になる地域もあるようです。

アメリカで経験したディズポーザーは一つの提案型スタイルではあるでしょう。ただし、環境負荷が大きいのが欠点。記事の最後にも、「外国のように、生ゴミをシンク下に設置した『ディズポーザー』という機会で粉砕し、下水に流すような仕組みを整えるくらいの劇的な政策転換も望まれます。」と触れたところ、「ディスポーザーが環境負荷が少なくないのを知らないのか!」とのお叱りが編集部に来たとか。ディスポーザー万歳というスタンスでないことは、よく読めば理解してもらえるかと思ったのですが、なかなか思ったようには伝わらないものです。都内でもディズポーザーが設置されたマンション物件があります。マンションの地下に処理施設を設け、そこで一次処理をした物を下水に流しているようです。

求められるのは、環境負荷が少なく、かつ住民負担も収集負担も少ないごみ収集方式のアイデア。「環境負荷が大きいのはけしからん」というのはわかりますが、それに変わる抜本的なアイデアが存在しないのも事実。現代において、ごみを出さない人などほぼ存在しません。皆でアイデアを振り絞らないと、早晩、地域の担い手はいなくなるし、ごみ収集の担い手もいなくなる。批判だけでは前に進みません。

台湾の高雄市では、夜の8時から9時頃にごみ収集車が回っていました。夜なら人がいるからでしょうか。これはこれで一つのやり方でしょう。日本で導入するには、その時間に家に帰っていないといけません。働き方改革も必要になります。

ごみ問題は、奥が深い。学生時代、環境経済学のゼミだったのもあり、非常に関心のある領域。また、機会があれば、連載で触れようと思います。


 

東京新聞連載 115回 マンネリメニュー

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講演ではよく話している内容です。講演では「マンネリは○○だ!」の空白部分を当ててもらう流れの場合もあります。○○の中には、いろいろ入るのですが、たいていは良い意味の言葉が入りません。そこで「マンネリは文化だ」という話に。

例えば、郷土料理というのは、その地方でその季節になると、「決まって」食べるから郷土料理になったわけです。「決まって」食べること、つまりマンネリの一つです。正月の雑煮も、毎年毎年「一昨年は京都風、去年は仙台風だったから、今年は福岡風にしよう」という家は、かなり珍しいと思います。記事にもありますが、ほとんどの家の朝ご飯はマンネリメニューです。

マンネリメニューというのは、逆にいうと「決まって」食べても飽きない、しばらく食べてないと無性に食べたくなる、なんとなくよく食べている…など、自分たちの暮らしにマッチしたメニューなはずです。もちろん、考えるのが面倒だから毎日同じメニューというマンネリもあるでしょう。それでも家族から文句や別メニューのリクエストがこないのなら、それはそれで家族の状況にマッチしているということです。

マンネリメニューに逃げたくなる背景の一つとして、「今日の晩ご飯、なに食べたい?」と聞いて「なんでもイイよ」という答えが帰ってくるというパターンが考えられます。「じゃ、いつもと同じでイイや」と。

人類の歴史上、ほんの少し前までは、脱マンネリしたくてもできなかった時代でした。そこにあるモノを食べるしかありませんでしたから。村の誰かの結婚だったり、出産だったり、葬式だったり、祭りだったり、そんな時だけ、ちょっと違う料理が食べられたのです。一般家庭で「マンネリじゃダメ」と言えるようになったのは、ごくごく最近のことです。自分で耕作し、狩猟して、釣りして、飼育して、解体して…それだと、そんなに多くの種類の料理は食べられません。人類の大半は、長い長い歴史の中の大部分を、来る日も来る日も同じようなモノを食べて、命を繋いできています。今もそういう国や地域の人達が大勢います。

ひとことで言うなら、
マンネリ上等!
です。

 

東京新聞連載 114回 欧米のスーパー

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2月下旬、アメリカのカリフォルニア州アナハイムと、イリノイ州ロックフォードに系10日間ほど滞在しました。

アナハイムでは一軒家のレンタルハウスをシェアステイし、ロックフォードではアメリカ人主夫(!)のお宅にホームステイしました。そして、生活に根ざしたさらにアメリカンなスーパーも訪問しました。今回は、その滞在をもとにした記事です。

日本企業がたくさん立地するシカゴ近郊という土地柄、日本人が経営する日本人駐在員向けのスーパー「ミツワ」も訪問しました。興味深いことに、このスーパーは大型スーパーにも関わらず、日本の同規模スーパーと同じくらいの冷凍食品売り場しか面積がなかったのでした。冷凍食品が欲しければ、アメリカのスーパーへ行けばよいということでしょうが、日本人向けには冷凍食品は「置いても売れない」のかもしれません。

加えて、最近、イオンのPBブランド「トップバリュー」が冷凍食品のラインナップをかなり増やしているのを知りました。これも興味深いので、近々、調べに出掛けようと思っています。

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冷凍食品売り場。
 
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野菜売り場のカット済みの「サラダ」食材コーナー。
 
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カット済みの「ゆで野菜」食材コーナー。下にはディップ付きの野菜スティック。
 
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お惣菜コーナー。
缶詰、瓶詰めコーナーも興味深いし、精肉コーナー、牛乳コーナーなど、日本との違いに興味津々となる場所がたくさん。その地の生活が垣間見られるスーパーは、僕にとって手軽なテーマパークのような存在です。
 
 

東京新聞連載 113回 物干しハンガー


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この連載記事の内容は、大きく二つに分けられます。一つは家事のあり方など大きな話。もう一つは日常のホンの些細な話。今回は後者。どっちが書きやすいかというと、僕は後者。でも、書かねば!書きたい!という熱量が多いのは前者。後者は日頃のアンテナを鍛えておかないと見過ごすような話も。そして、「あるある」「ウチも」など、反応が大きいのは後者。

今回、記事の中で、商品名を出さずに紹介した物干しハンガー。僕の手元にあるオススメ物干しハンガーは。和歌山県の会社オーエが製造している「アルミ角ハンガー ポリカピンチ32個付き [超・耐久力]というピンチ」1,580円(税別)です。

商品名を出さなかった(出せなかった)のには、オーエ以外にも同種のハンガーがあるかもしれないから。なぜかネット通販でも取り扱いのないこのハンガー。他のハンガーは取り扱いがあるのに、このハンガーの取り扱いがないのはなぜ?

記事の反響の中には、ピンチを付け替えたり、スペアの吊りひもを買って交換したり、という方もいらっしゃいました。まさに日用品の代表というような物干しハンガー。その人その人の使い方があるようです。その人の性格や暮らし方が垣間見えるモノの一つといっていいかもしれません。

ちょっとしたモノを快適に使えるだけで、少しずつ楽(らく)を積み重ねられます。一回分の楽は限られているでしょうけど、毎日毎日積み重なると、その差は大きくなるはず。是非、いい物干しハンガーと巡り会って欲しいです。

(掲載後に加筆)
ところで、今回、紹介した物干しハンガー。記事の掲載後に、問い合わせを多数頂いたにも関わらず、ネット販売のサイトが見当たらなかったのですが、「ここにある」との連絡を頂いたので紹介します。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ステリア 角ハンガー 32P【洗濯ばさみ32個付】
価格:2480円(税込、送料無料) (2018/3/21時点)




前回の記事掲載と同時に、ネット販売のサイトを紹介できればよかったのですが、完全に出遅れてしまいました。

 

東京新聞連載 112回 男性の買い物


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今回は、かなりスラスラと書けた連載記事。なにしろ普段見ていること、接していること、感じていることをそのままツラツラと書いただけ。最後の「楽しみの種」の話は、以前、講演で話していた内容です。あまりにも盛りだくさんの講演になっていたので、今はほとんど使うことのなくなったネタです。

たまに本当にいるんですよ、物調面で無愛想な人。それが格好良いと思っているのか、知りませんけど。そんな顔でいたら、転けても誰も助けてくれないし、転がったモノを拾ってもくれないし。なによりも、良いことが寄ってこないと思うんです。

今回は、イラストの値段表示。記事の中に出てきた、「感じのいいレジ担当さん」を表すイラストだったところに、「買い物合計金額がゾロ目」も盛り込んでもらいました。最初はレシートの金額をゾロ目に…とメールやりとりしていたのですが、イラストが上がってくるとレジ表示がゾロ目に。この方が、気付いてもらいやすいから、というイラスト担当ホンマさんの機転でした。

いつもイラストに助けてもらっています。
 

東京新聞連載 111回 食生活改善

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お付き合いしながら暮らす疾患名や、血液検査のよくない結果で、共感を得られる年になりました。記事としては、健康のためにはカロリーやコレステロール摂取も気にしながら…という感じの内容です。

ソイミートは、僕の近所のスーパーではなかなか見付けることができませんでしたが、地域差があるようです。全般の食事に関しては、関東よりも関西の方が保守的だと思います。「ダイスで作った肉もどき?世の中には美味い肉がいっぱいあるのに、なんでそんなモン食べなアカンの?」ではないかと思います。

これまで馴染みがなかったソイミート…と思いきや、日清カップヌードルの中に入っている茶色の物体も、実は大豆が材料に使われているそうです。(参考記事:「カップヌードル「謎肉」は大豆と豚肉 日清食品が初公表」)

もう一つ、この記事で知ったのは、枝豆と大豆の関係。枝豆は大豆の若い状態。枝豆が成長したのが大豆。知らなかったです。ダイズで画像検索したら、枝豆の画像ばかりが出てきたわけです。