2008年10月 の記事一覧

父親の痕跡

お昼ご飯を食べながら、テレビをつけると、NHK「スタジオパークからこんにちは」で、東貴弘さんが出てい、彼がお父さんの東八郎さんについて語っていた。

ものすごく多忙で、父子すれ違いがほとんどだったにも関わらず、チョットした時間で八郎さんはシチューを作ったりノリ弁当を作ったりしていたそうな。それを見続けていた当時の貴弘少年は、「あんまり会ってないのに、そんな気がしなかった」と話していた。

僕は、これを「父親の痕跡(こんせき)」と呼ぼうと思う。

すれ違いがちな親子の場合でも、なんとか親子がお互いの存在を確認しあえる方法として、この「痕跡を残す」という方法がある。

・一言メモを残す
・交換日記をする
・料理を作ったり
・洗濯物を畳んだり
・散らかったままの部屋を片付けたり

いろんな方法で、自分が存在している形跡は残せるんじゃないかと思う。

直接の会話は時間的に難しくても、なにか残してお互いの存在を確認しておかないと、一緒に暮らしてる意味ってなに?になってしまう。休みの日のお父さんの居場所がなくなってしまったり、お父さんがいると何か落ち着かない…というのは、存在実感のない存在にしてしまっているからだ。

東貴弘さんは、お父さんが作った朝ご飯や弁当を「いただきます」と言って食べる時、お父さんのことを一瞬でも思い出したはず。一瞬でも家族の顔が思い浮かぶって、いいことだと思うんです。

せめて痕跡を残し、できるなら、コミュニケーションがとれるような形での残し方を、それぞれの家族で考えてみると、きっとそこから、それまで知らなかった家族の姿を見ることができるようになるかもしれない。

・プレゼントを買ってくるというのも、痕跡のバリエーションとしてはありだと思うけど、既製品を買ってくるだけでは、誰でもできてしまう。「当別な人」からのプレゼントにしないと、痕跡力は低くなる。メッセージを添えるとか、手づくりのプレゼントにしたりすると、「オンリーワン」な存在の痕跡になるはず。

親子はすれ違うけど、なにかできるはず!
そう思って行動すれば、きっとなにかお互いの存在を確かめ合えるツールが見付かるはず。「すれ違い?今どきの親子なんてこんなモンでしょ?」では、どんどん家族の存在も自分も存在も薄れていくだけだと思うんです。

男も家事(おもかじ)いっぱい!(高の原編)

父娘そろって鼻水ズルズルで、京都府と奈良県の府県堺にあるイオン高の原ショッピングセンターへ。
会場入りしてまず向かったのは薬屋。
「すみません、眠たくなりにくい鼻炎薬下さい」
と言ったつもりだけど、たぶん
「ずびばぜん、べぶぐだでぃでぃぐいびえぇやぐぐだざい」
と聞こえてたかも。

薬を飲んで打ち合わせ。今日のMCさんは久保美智代さん。サイトもチェックして下さっていて、打ち合わせはスムーズ。手順も、先週、橿原でしたイベントとほぼ同じなので、違うところだけを確認。加奈子は、この時に「今日も終わったら服買ってくれるん?」と僕にチェック入れてました。抜かりの無いヤツ。

イベントは順調に進行し、加奈子は相変わらずのマイペース。後半、やっぱり少し鼻声になってしまったんだけど、鼻水ズルズルしながらの料理にはならず、これだけは「薬のおかげ!」でした。よかったぁ。

鍋での炊飯は、水加減が難しいんよね。今回は、前回以上に堅めのご飯になってしまった。試食がなくてよかったよ(^^;料理って、慣れるまでは失敗も仕方ないね。機材も自分の家とは違うし。試食してもらった「きんぴらごぼう」は、鼻の具合が悪くて、きっと味が濃い目だったと思う。

前回、「もっと客席の方を向いて話さな」と思ってたのに、今回も、手元で精一杯って感じでした。吹き抜けの2階や3階を見上げる余裕はほとんどありませんでした。イッパイイッパイなりに、見渡すスイッチをどこかで入れないとアカンですね。主催担当課長さんから「2階からだとキッチンの中がよく見えた」と伺いました。なおさら、2階にも目配りできたらよかったなぁと。

2週続けてのショッピングセンターでのイベント。初めての体験だったけど、なかなかオモシロい仕事でした。だけど…加奈子と一緒に仕事するのは、しばらく休みにしたいでしゅ。もうちょっと加奈子が大きくなってからの方がエエかも。現場に入って、加奈子の調子を見ながら仕事をするのはタイヘンでした。でも、一度経験できたからよかったとしましょう!これもなんかのイイ思い出になるはず。

男も家事(おもかじ)いっぱい!

奈良県イオンモール橿原アルルで男も家事(おもかじ)いっぱい!「ぱぱっと作るパパの手料理」ショーしてきました。

なにしろ初の試みがたくさんでした。
1.トークしながら料理
2.水がほとんど使えない状態で料理
3.父娘で仕事
僕にとってのはじめてはこんなところでしたが、主催者である、奈良県くらし創造部男女共同参画課にとっても初めてというトーク&料理ショー。

とにかく準備の段階から手探りでしたが、「今日の時点で出来うることはすべてやった」という感じです。いつも、僕の講演や講座はこの「今日の時点で出来うることはすべてやった」ですが、今日も「出したでぇ…ゼェゼェ」でした。初めてやってみて、「あ、こんな感じなんやね!」とわかったこともあったし、すでに「次はこうしたい!こうやるともっとイイかも!」というのも見付かりました。「出し切った」んですが、目標はそれ以上にどんどん上がっていく感じです。というわけで、僕には常に「100点満点!」はありません。

上の「初の試み3点」のうち、一番負担だったのは「3.」でした。今日は、和子さんも一緒に来てくれてたんですが、そのせいだか、加奈子にほとんど緊張感というものがなく、「素」全開でした。子どものいるところで料理しようとすると、やっぱり今日のショーと同じようなコトが起こるのです。僕がMCさん(進行さん)と話をしていても、「なぁなぁ」と割り込む図々しさ。一番「あ゛〜も゛〜」となったのが、

「なぁなぁ、これが終わったら服買いに行っていい?」

と割り込んできたことです。加奈子にピンマイク仕込まなくて良かったです。

IMG_7383s.jpg今日は、MCさんの塩田貴子さんにずいぶん助けてもらいました。90分で4品作るのは難しいことではないのですが、話をしながら、しかも加奈子の相手もしながらはタイヘンでした。加奈子にかまっていると、その間、料理の手も話も間があいてしまいます。その間を、どれだけつないでもらったことか…。

料理自体は、かなり美味しく作れました。素材がよくて、「大和肉鶏」の美味さを引き出すには親子丼が一番!と実感しました。宇陀金ごぼう( うだきんごぼう)を使ったきんぴらごぼうもなかなかの味でした。余裕があれば、「鶏の皮のパリパリ焼き」なんかも作りたかったんですが、4品90分でキッカリでした。我ながら自分の体内時計の正確さに驚きました!(というのはウソで、たまたまピッタリだっただけです)。

客席でみていた和子さんによると、「そんなにイッパイイッパイって感じには見えへんかったで」だそうです。ただ、MCさんには「途中、意識不明になったでしょ?」とつっこまれました。意識不明というよりも、加奈子のマイペース振りに「こいつぅ〜〜(T^T)クゥー」と泣きそうなったのは確かです。

Img_7387s.jpg客席といえば、今日は手元の料理とMCさんとの会話とで、客席をじっくりみる余裕があんまりありませんでした。何度か、例えば「これから家事をするお父さんにどうでしょうか?」と話題を振ってもらっても、MCさんに向いて喋ってしまってました。客席を見ていたのは、むしろ加奈子の方でした。「お客さん増えたり減ったりしてたで」という感じで、チラチラどころかかなり冷静に見ていたようです。僕なんて、目の前の客席だけで精一杯で、2階3階から見下ろしていた人まで目配りする余裕がありませんでした。次への課題です。自分達を向いてくれないと、お客さんは帰ってしまいますよね。ましてや通り過ぎる人を引き留めるには…。

今日、加奈子は初めて人前に立って話したり作業をしたりする仕事をしました。あまりに「素」だったのが意外だったのですが、それにしても気まぐれな加奈子が最後まで任務をまっとうしたのは立派でした。

「疲れたか?」
「たいしたことしてないもん、大丈夫!」

と肝っ玉の据わってた返事でした。最後までご機嫌で時間をすごしてくれました。90分キープできる小学一年生。やるやん!ただ、「こんなモン?」「慣れたかな?」というので臨む「次」はちょっと心配です。「次」は和子さんも出張でいません。正味、僕と加奈子との二人です。今日以上に泣かせてくれるはずです。

来週の10月26日(日)14:00〜15:30はイオン高の原ショッピングセンター2階平安コートで、同じセットのイベントをします。今日は、会場の関係で試食ができませんでしたが、次はお客さんに試食してもらえるイベントです。たくさん作ります!加奈子に配膳の出番が増えます。

IMG_7364s.jpg最後に…今日のスペシャルゲストの「せんとくん」。マスコットとして登場した時は、いろいろ話題になりましたが、うごく「せんとくん」に本番前テンションあげてもらったのも確かです。この顔で鹿の角がないとやっぱり寂しい感じがしてきました。見慣れるというのは、オモシロいもんです。

本番後は、さっきまで「せんとくん」がいたジャスコ従業員用の会議室で、加奈子が親子丼を食したのですが、なぜかミスタードーナッツがあったり、新聞紙などがあったりして、栄養補給や現代社会の情報収集も怠らない「せんとくん」の素顔が垣間見られました(笑)

イベント出演後、加奈子の服を買うのに付き合わされたのは言うまでもない…今日の加奈子のギャラは全部服で吹っ飛びました。和子さんと同じコトをする加奈子でした。

吉田町で講演しました

Img_7345s.jpg昨日、静岡県吉田町で講演しました。

珍しく曇った空模様でしたが、夜の講演は天気があんまり関係ありません。「どんな人が聞きに来るのか、開けてみないとわからない」と主催担当さんから言われ、開場後、感じをつかむために、客席をウロウロしてみました。他の講演に比べ中高年男性が多かったです。

開演直前に、PA操作の誤りからか、突如会場に巨大な音量のハイリング。これから幕が開き、町長さんが挨拶をはじめると言うところで爆音。なんかヘヴィメタのコンサートみたいでした(^^;

正直に書くと、今回は口の動きがどこかぎこちなかったです。不思議なモンです。条件としては、普段とまったく変わらないと思うのに、ものすごく滑らかな日もあれば、カッキンコッキンと動きにくい日もあります。吉田町では、なぜか「出かかってるのに出てこない」という感じでした。口の左下に口内炎があって、それが引っ掛かってたのかも。

そういう条件であっても、それはそれで流れをもっていくのが仕事です。笑ってもらうところでは笑いを誘い、納得してもらうところでは「うんうん」を引き出す。講演後、町長さんと話したり、スタッフの方と話ていると、「え?調子悪かったんですか?じゃあ調子いい時ってどんなの?」という反応でした。表に見えている分には、おそらく全然わからなかったと思います。

それはそうと、なんで口の動きが滑らかではなかったのか?(といっても普通の人よりは、かなり喋ってますけどね)思い当たる原因は寝不足。秋の夜長、どうしてもダラダラと起きて本を読んだり、ネタを考えたり…という時間が増えてます。あと、筋力減少。シッカリ立ってシッカリ喋る。いい季節だし、またウォーキングでも始めようかと。

11月のピーク目指して、調子を整え直します。

会場の吉田町学習ホールは、なかなか趣のある施設でした。
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名古屋まつり中の名古屋で講演

昨日、今日は名古屋まつりでした。名古屋駅に迎えに来てくれた主催担当者とタクシーに乗って会場に向かう途中、これから行列に向かう「サムライ達」を見かけました。

さてさて、今日の講演です。たいてい、僕の講演は、講演単体のイベントが多いのですが、たまに大きなイベントの一つのコーナーとして組み込まれていることがあります。今日は、後者の組み込まれているパターンでした。しかも、会場は前後ともに予定が埋まっていました。

ということは、限られた時間でセッティングして、講演時間オーバーは厳禁。こんな状況も予想して、「任せて下さいませ。今朝、カットしたのは大正解!」と内心ニヤニヤしてました。セッティングは、非常に厳しい状況だったんだけど、スタッフの皆さんのお陰で問題なく一発で決まりました。スタッフのパソコンでリハーサルしてくれていたようです。プロジェクターの開け閉めをアナログチックながら確実にしていただいたりと、主催団体さんの熟練を垣間見ました。

僕の講演には、ひとつのバロメーターがあります。それは一度でも聞きに来て下さった人ならお馴染みの「あの」家族紹介ビデオです。今日は、子育て関連の講演ということで、いつもより少し長目(といっても30秒だけ長目)の映像を使いました。一般的に「大人しい」と言われる名古屋での講演で、あれだけ笑って頂き、ビデオの後に拍手まで頂くとは予想外でした。これで一気に調子が加速しました。あとは最後まで駆け抜けました。

ある程度予想していたことですが、「Q&A」コーナーは不発でした(^^;名古屋の人は、「質問」とか「もうチョット説明して」というリクエストをしないので有名ですが、やっぱり今日も執行部の方からの質問以外はありませんでした。予想していたので、「こんな時用」にいくつかスライドを用意してました。「時間のないお父さんでもできる子育て参加」を三種目紹介しました。

実は、以前(2007年2月)、同じ会場「ウィルあいち」でワーク・ライフ・バランスのセミナー講師をした時は、ワークショップなども挟みかなり打ち解けた雰囲気もあり、質問や補足説明要求がた〜くさんあり、ジックリお互いに語り合う感じになったので、「もしかして…」というのも予想し、いつもより少し短めの本編構成にしました。

二つの想定をしていたのですが、有名な方の予想が当たりました。この辺りは、だいぶん余裕が出てきた気がします。機材トラブルもおかげでだいぶん余裕が出てきました。時間も5分ほど残して終了となりました。

今日は、不思議なことに、会場や控え室、スタッフなど僕は写真を一枚も撮っていません。撮る余裕がなかったというのが正解。実は、来場者の年齢層や属性、男女比予想が、会場につくまでできなかったこと、ステージの様子がわからなかった(試しに立つ時間もなかったし、マイクテストもなかった)こともあり、珍しくグッと緊張してました。

緊張は、普段ほとんどしないので、逆に無理矢理緊張させるのですが(あがり症の人からは信じられないと思いますが…)、今日は自然に緊張しました。最初に語りかける内容を十分用意すれば、あとは大丈夫。せっかく用意してもいくつかはすっ飛んでしまいますが、5つ用意した中で2つ使えればほぼOK。

いくつか、普段とは違った事がありましたが、あちこち講演していると、こういうこともあります。少しずつ自分の中の許容量が広がっていて、以前なら「タイヘン」と思っていたことも冷静に判断できるようになってきた気がします。いいチャンスになりました。

かすみがうら市で講演しました

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茨城県かすみがうら市で講演しました。

「晴れ男」の僕は、ここでもバッチリ晴れてしまい、晴れすぎて暑いくらいでした。今日のステージは、体育館のようなホールに可動式のひな壇が設置された、簡易劇場でした。客席とステージの間にかなりの距離があり、これははじめる前に気になっていました。

今日は、この距離を埋めるべく、ステージを降りてこの客席の一番前で講演しました。PowerPointのページ送りリモコンは、ひな壇の一番上からでも動作可能なのをリハーサルで確認してたので、ちょっと試みてみました。常々、「聞き手のそばにいく」を心がけたかったので、今日はチャンスでした。

いつも最初に流すビデオの反応がものすごく良くて、「あ、今日の客席はとってもノリが良い」と思えたこともステージを降りる後押しになりました。今日は、左右にも適度に移動できてよかったかな?棒立ちのカカシにはなってませんでした(はず)。

いくつか課題も…ページ送りのリモコンを兼ねたポインターのバッテリー不足なのか、ポインターの光が見にくかった。バッテリー切れが心配で、後半はポインターを使わずページ送りに電源を残りました。前回(9/27)の「アポロ13」状態の再現です。今日は、このリモコンの調子が悪かったです。前半、突如、誤作動が発生して、スライドショー画面から一覧画面に戻ってしまい、慌ててステージに駆け上がり修正。バッテリー不足が原因だったんかな?

講演の後、来場者の皆さんが退席されるところを、出口で見送り、挨拶したり握手したり。「もっと男の人に聞かせなきゃ!」とか「イイ話を聞かせてもらいました」という生の感想を聞くことができました。男性のホームヘルパーさんからは「男性が仕事面で排除される場面」の話しを伺いました。「夫婦で旅行」関して、「一緒に行くのに、僕のバスの号車聞いて『だったら私は他の車に』と言うんですよ」という男性の声も。

途中でお腹が減ったのが原因なのか、低血糖だったのか、フラッときました。たま〜に講演中にフラッがきます。東京に向かう前に、右肋骨下の内側で差し込むような痛みがきたりと、必ずしも絶好調!!ではない体調(絶好調!!なんてほとんどないけどね(^^;)だったけど、それでも始まってしまえば、楽しく過ごす時間が待ってました。今日は、本当に、最初の方のろれつも怪しかったような気がします。口の動きが堅かった。反省反省。

たくさんの笑い声と、うんうんという聴講者の様子をみながら、あ〜いい時間過ごさせてもらってるなぁとリアルタイムに実感しました。