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2009年11月 の記事一覧

滋賀県内メーカーC社で講演

人生初めての、一日3本トリプルヘッダー講演。工場のシフトとの都合で、3回に分けてたくさんの社員さんに聞いてもらいました。

1回目と2回目は30名弱の参加で、部屋も小さかったので、マイク無しで話しました。2回目は少し声がかすれて、「やっぱり無理したかな?」と思い、2回目と3回目の休憩中に、社員食堂横の自販機でノーベル「はちみつきんかんのど飴」を買って舐めました。「はちみつきんかんのど飴」、よぉ〜効きます。3回目はマイクありだったので、無理なく話せました。

普段、講演で聴いてくれてはるのは、子育て中のパパママや、中高年男女が多いので、今回のような新卒の年代から退職前の年代までの年齢層の、それも大半が男性というというところで話す機会はなかなか無く、事前の準備段階での話題の選択が難しく感じました。今回は、次世代育成支援という大きな主旨の中での、「仕事しながらできる育児参画」というお題を頂いていたので、主旨に沿いながらも限定された対象の話ではないことを、最初に触れました。仕事しながらできる育児参画の背景には、ワーク・ライフ・バランスがあり、それがあれば、自己研鑽や・自己啓発もできるし、出逢いの時間もできるし、なんといってもこの先10〜20年に急激に深刻化する、仕事しながらできる介護の問題にも直結する事に触れ、なんとか幅広く関心もって聞いてもらえるようにアレンジしました。

労働組合での講演会というのは、年に数回ずつ経験してましたが、企業内での講演というのは、それとは違った独特の雰囲気でした。反応が見えづらく1回目は「あれ?」と思いましたが、2回目に余裕ができてくると、微妙な反応が見えてくるようになりました。「おお!ちゃんと反応してくれてる!」と思えると、話も熱が入って、ついつい時間が押せ押せに。テレビの収録や生番組で鍛えられたおかげで、どんなことがあっても時間内に終わらせられるようになりました。反応に関しては、普段とあまりに違うので「ホンマにあれでよかったんやろか?」と不安でしたが、先ほど、派遣会社の担当さんから「主催担当さんも、とっても喜んでくれてました」と連絡があり、やっとホッと落ち着けました。

とはいっても、未開の領域で、まだまだアレンジが必要だと実感しました。一日に3回も講演させてもらったおかげで、「この話題はいける」「これはイマイチ」がはっきり見えました。今回のC社は、来週、別の事業所でもう一回講演の機会があります。またモディファイです。進化する余地がたくさんあるというのは、楽しいことです。いちおうの評価を頂きながら、「もっと上」の可能性が見えるというのは、希望や自分に対する期待もありおもしろいです。

以前、テレビ番組で、イチローが子どもの質問に答えていたシーンが印象に残ってます。
「どうしたら、イチローさんみたいにヒットがたくさん打てるんですか?」
「『どうしたら、たくさんヒット打てるようになるだろう?』と考え続けることですよ」
結局、そこしかないのでしょうね。



ところで、今回、久しぶりにメーカーの工場製造ラインを見る機会に恵まれました。僕もローランド時代、研修はラインでした。日々の成果が目に見えるというのは、その後の営業の仕事に比べると成果がわかりやすく、労働時間もはっきりしていて、研修中という気楽さも手伝い、とっても楽しかった思い出があります。今でも、ラインやもの作りの場面は立ち会うとワクワクします。C社の製造ラインも、セル生産方式が導入されていたり、「見える化」や「標準化・平準化」が進んでいて、僕が工場にいた頃とは「時代が変わったなぁ」という印象でした。やっぱりワクワクしました。あのローランドも今ではセル生産にシフトしている部門もあるようですね。

吹田市で男性向け料理教室しました

吹田市で、5回連続講座「男性集合!ナイトクッキング講座 男のウチごはん」の1回目の講師をしました。定員16名のところ、予想以上の応募数があり、20名に増やしたくらいの盛況ぶり。今回の最年少参加者は、なんと高校生!10代の高校生から30代、40代が中心。普段の男性向け料理教室の中心である60代70代は、19時スタートという講座時間が影響してか、全体の3分の1。

2時間で、親子丼定食を、作って!食べて!!片付けて!!!というなかなかタイトなスケジュール。「初心者orどっちかというと初心者」という人たちが多かったので、「時間ギリギリかなぁ」と思って、飛ばせるところは飛ばす方向でやってたら、なんだか余裕の時間配分になりました。逆に、超初心者の人にはキツかったかなぁ?という内容になって、申し訳ない気も。

ホンマにやる気のある人へは「宅配!男の料理塾」を利用してもらった方がエエと思うんですよね。グループ単位の料理教室だと、どうしても手の早い人、器用な人が基準になって進行しがちになりますから。

さて、今回は、男性料理教室にありがちな「試食タイム=沈黙」を利用して、参加者に順番に、自己紹介と参加動機と作ってみたい料理を言ってもらいました。参加動機は、ホンマに各年代ごとに違っていて、現代日本の生活をスパッと年代で切ったような断面でした。

若い世代の中には、「結婚を控えて、僕も料理ができた方がいいと思って」「料理が好きだから」「メニューのレパートリーを増やしたい」「妻の料理に負けたくない」などの理由がポンポン。

一方、中高年グループからは、「いつ一人になってもイイように」「定年退職したんだけど、嫁さんが留守になる、昼ご飯をなんとかしたくて」「定年退職して、セミナー通いが趣味」というお話しがありました。

どっちにしても、「講座に来てみよう」という人たちは皆さん意欲の高い人たちです。「嫁が勝手に頼んでて…」という人でも、途中のパチンコ屋や本屋に逃げるんじゃなく、チャンと会場まで来たってことは、無理矢理でも参加するように意欲をもって来られる人たちです。予約した人、全員が参加されました。お陰で、平日の夜ということで、若干の欠席があることを前提にしていたので、やや窮屈な教室になりました。

作ってみたい料理で、かなり目立ったのが「酒の肴」でした。そういや、以前、manaboo氏とランチした時も、「豆腐のアンチョビ(ペースト)のせ」の話してたなぁ。メシはともかく、肴は自分の好きな物を好きに料理して呑みたいという気持ち、なんとなくわかる気がします。ちょっと居酒屋やレストランの、お通しやアミューズグルを注意して観察しておきます。僕は酢の物が好きなんですけど、酸っぱいモンって苦手な男性が多いんですよね。祖父も、いつも野菜にお酢をドバドバかけてはったなぁ。お酢好きの家系なんかな?

「イタリアン」も数名ありました。なかなか家で欧州料理って難しそうですもんね。でも、素材の味を活かすイタリア料理は、チョットした手間でできる料理もたくさんあります。

次のメインは「肉じゃが」と決めていたのですが、肉じゃがの残りで作る「肉じゃがグラタン」を試みてみてもエエかな?と思いました。副菜は、「ひじきの煮物」にしようかと思っていますが、もう一品、若手向けに「マリネ風カラフルサラダ」、年配者には「きゅうりとわかめの酢の物」を加えてもいいかな?「豚キムチ」「長芋とオクラの和え物」「焼き茄子」「大根サラダ」「スペインオムレツ」「コールスロー」などなど、いろんなモノが浮かんできてます。

賑やかで楽しい講座でした。次は12月11日です。

家事ネタの整理

企画書のために、整理術、掃除、洗濯、料理それぞれの種目に対して15項目以上のノウハウと、それにまつわる家事哲学を盛り込む作業をしています。

この4種目に対するノウハウ項目の出方を見てみると、僕は掃除と料理が得意らしいです。おそらく料理は創作好きな性分や、「美味いものをたくさん食べたい」という単なる食い意地から来ているのかと思います。とくに「宅配!男の料理塾」の関係もあって、「料理教室ではでけへんけど、ホンマはココが一番大事やねん」という課題がたくさん出てます。「一皿メニューのバリエーションを増やせ」「保存を制する者は、料理を制す」「やっぱり真似する力!そこからバリエーションは生まれる」「色で覚える栄養素〜食の生理的意義の再認識」「友を呼べ!〜食の社会的意義の再認識」などなど。良く出るな…と思ったら、まだ料理に関しては、本も書いてないし、エッセイすら書いたことがなかったから(新聞連載を除く)、ネタが蔵出しされずに熟成されてたんですね。

一方、掃除に関しては、「できるだけやりたくない」家事なのか、言い訳じみたノウハウや「こうだとエエねんけど」という憧れ的なノウハウが出てます。ノウハウ整理に際して、久しぶりに「石けんと洗剤の違い」や「界面活性剤の生成と種類」「天然と合成の概念」「コロイド」「イオン」など、昔、化学の授業で習ったはずの知識を呼び戻しました。洗剤の仕組みや働きをホンマに理解してたうえでないと、「洗剤に振り回せない掃除」も説得力ないです。その点、掃除機というのは、わかりやすくてエエなぁ。同時に、登場当時からあんまり変わってない装置であるとも思います。その点で「掃除機神話を打破せよ!〜掃除機を起動すればエエってモンじゃない!〜」というのは言いやすいです。

進行中の関テレからのテレビ出演(恒例の年末大掃除SP番組)の打ち合わせとあいまって、掃除ネタは再整理が必要になってます。

問題は、洗濯です。日本洗濯ソムリエ協会理事なのに、洗濯ネタのでがイマイチ。「アイロンなし乾燥術」という、強力なネタを「おもいッきりDON!」で出してしまい、「あの次」に難産してます。別に無理して新技を生み出す必要はないと思うんだけど、僕としてはもう一つ「ブレイクスルー」が欲しいところです。洗濯に関しては、いろいろわかってきた分、「無知の知」を一番感じる領域でもあり、一番「次」が出にくい状態だと思います。「立てよ男子!下着自立せよ!」は、この領域では、珍しく熟成が進んでいるネタかと思います。

整理術というのは、生き方や考え方そのものですね。「手当たり次第に動くな!まず全体を俯瞰せよ」は、家事上手と家事下手の基本的分水嶺です。パズルや図形問題を解くのと同じで、収納や片付け、食洗機の入れ方など、手当たり次第に処理して結果が出るようにするには、どんな風に詰め込んでも使った食器が全部収納できる食洗機など、相当な処理パワーが必要になります。最小労力で結果を出すなら、最初に全体を見渡したうえでのプランニングが必要になります。加えて、誰かとの共同作業の場合、そのプランニングの「見える化」がないと、情報共有ができず、その結果「自分は全体のどの部分の作業をしているのか」が把握できず、作業の断片化=思考停止作業に陥ったり、もしくは各々が勝手な方向に進んでいくことになりかねません。

ふと、「整理術は民主主義の学校」「家事は民主主義の学校」という言葉を思いつきました。元の言葉はジェームス・ブライスの「地方自治は民主主義の学校」ですが、地方自治よりもさらに小さな政(まつりごと)単位である、家庭自治に民主主義が浸透していないことが、この国の政治のそもそもの問題なのでは?と思ったりもします。「歩み寄り無き家事の独裁化」や「俗人領域としての家事」、「家事の『官僚制の逆機能』(ロバート・キング・マートン)」、「家事無関心層の拡大」など、まさに、非民主的な政治体制の最小単位版ではないかと思えます。それゆえに、「家政学」とはものすごい学問やなぁ〜と感じました。「家の政(まつりごと)学」でもあるし、上に「国」という漢字をくっつけた「国家(くにいえ)政(まつりごと)学」にもできますね。

…というように、一つ一つの項目に、あれやこれやと背景という名の講釈を並べていくのですが、生き方や考え方という抽象的なことと、家事ノウハウという実践的な行為とのつながりを見付けていく作業で、これが結構楽しくて、ここ数日の睡眠時間を削ることになってます。プロセス自体が楽しいというのは、結果の如何を問わず、自分のモノになっていくと思います。

吹田市立竹見台中学校で講演しました

吹田市立竹見台中学校で講演しました。

出発前に、顔面蒼白な事件が!11:33丹波橋発の京阪特急に乗る予定をしていたのですが、いつものことながら早くに準備完了。「チョット時間あるなぁ」と思って、鞄の中のパソコンを開けて、今日のスライドを見てみると、昨晩、ガンバって手直ししたスライドが更新されてなかったのです!

電車の出発まで、あと10分!
大急ぎで、2階の仕事部屋に上がり、メインPCのスイッチを入れる!「頼むぅ〜ハヨ立ち上がってぇぇ」の願いが通じたのか、いつもより幾分早めの起動。以前、ルーターを入れ替えた時に、LANによるファイル共有設定を放置していたので、データの移動はUSBメモリーを使っての作業。ノートPCにまで移行させている時間が無いので、とりあえずメモリースティックに入れて、電車の中でノートPCに移すことに。こんな時、SugarSyncを入れとくと便利なんですよねぇ。がっ、「ずっと家で仕事してるから」という理由で、こっちも入れてませんでした。

エイヤ!と強引にUSBメモリースティックにデータを移動させると、ちょうど出発まであと6分。「余裕!」なんせ、ウチは京阪の駅まで徒歩1分。このための駅近物件を探したくらいだし(駅近にこだわったのは和子さんの方ですけどね)。途中のコンビニで(徒歩1分の駅までにコンビニもある!)麦茶を買う余裕も。

特急に乗ってノートPCにデータ移動。「やれやれ…」ついでに、もう一度だけリハーサルを車内で。


さてさて講演の方です。中学生の前で男女共同参画の話をするのは初めてだったのですが、今どき珍しい素直で爽やかな中学生生徒で、最後までキチンと話しを聞いてくれました。あの光景を大学生や専門学校生に見せたいくらいです。「男らしさ」「女らしさ」や「結婚相手に求める条件」の現状と確認。自事と自立・自律、「人」字型人間関係から「I」字自立して「M」字型人間関係へ、などについて話しました。

一つ話し忘れた内容がありました。
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「男らしさ」「女らしさ」という基準は、どこかの誰かが作り出したモノで、君や君のパートナーにも当てはまる「らしさ」とは限らない。むしろ当てはまらない方が多いかもしれない。無理に「らしさ」に合わせようとしてシンドイ思いをするよりも、「自分ならでは」「自分達ならでは」を大切にした方が、楽だし楽しい生活が待っていると思う。その人の「そのまま」を好きになり、自分の「そのまま」を好きになってもらう。それが自然体でエエんじゃないかと思う。
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この話をシメに使いたかったのに、流れで他のシメを使ってしまいました。

心配してた質疑応答は、意外と絶え間なく手を挙げて質問してくれて、楽しいやりとりができました。中学生の率直な疑問や家事に関する内容まであり、「あ、こんな事に興味があるんやなぁ」とか「ほぉ?そんなこと知りたい?」というモノもありました。でも、どれも、「チャンと答えてくれるだろう」と思うから彼らは質問したのだと思うから、どれもチャンと答えました。期待に応えるのが、僕らの仕事だと思いますし。

初めての中学生向け講演会は、「もうちょっとジックリといろんな話したかったな」と思いました。予想していたよりもたくさんの生徒達とQ&Aができて僕自身、とっても楽しかったです。僕の中の、満足度の一つが、「いろんな人のクエスチョンに答える」「たくさんの人と対話する」というのがあるように思います。用意した講演ではなく、とっさに答える力を要求される質疑応答は、スリリングでおもしろいし、時には質問者が僕の潜在意識を引き出してくれる事もあります。そんなケミストリー(化学反応)が期待できる質疑応答の時間は、僕の楽しみの時間でもあり、その時間がおもしろかったというのは、つまり、その前の講演もぼちぼちのいい出来だったということでもあったのかな?と思います。

他の中学校でも、供養と同様に上手くいくとは思いませんが、少なくとも、「通じ合える中学生の生徒がいた」ということがわかったのは、自信につながる成果でした。

こうち子育て応援フォーラムで講演しました

午前中の「人権フェスティバル in 東かがわ」に引き続き、午後は「こうち子育て応援フォーラム」の会場へ。これまた、前後をイベントに挟まれた中の一つの出し物としての講演会。ただし、こっちの方は、前後に空き時間があり、余裕をもったセッティング時間。

会場に着くと、ちょうどNHK「いないいないばぁ!」のワンワンが舞台を飛び跳ねている。舞台袖でそれで鑑賞。加奈子が「いないいないばぁ!」を見ていたのは、はるか以前の話。でも振り付けなんかは意外と覚えてる。♪ぐるぐるぐるぐるどっか〜〜ん★

さて、準備も整ったところで、いざ舞台へ!

「うっ」
(またしても空席の目立つ客席)

さっきまで満席だったあの客席が…
今日はタフさを要求される日やナァ〜と思いながら、
「いまさらシャーナイじゃない」
と開き直り。
事前に、「子どもと一緒のお父さんお母さんが多いので、出たり入ったりすると思いますが、その点ご了承下さい」と言われていたが、舞台の上から見ると、後ろの方では男の子がバルーンアートでもらった剣でチャンバラゴッコをしてる。舞台真っ正面1列目のお父さんは踏ん反り返って寝てる。ゴソゴソ動くのは大丈夫だけど、泣く&叫ぶ子どももいて話が途切れそうに。東かがわ市以上にココロは折れそうに。

でも、一番前の僕の目の前(舞台上手)にいるお父さんお母さんが、代わる代わる子どもの面倒見ながら、頷いて聞いてくれてるのを見て、「このパパママだけでも、なにかヒントを持って帰ってもらおう!」とまずは手の届く目標をロックオン。

少しずつ客席は埋まりはじめ、最後はボチボチ。

反省点も多々。せっかくの高知県での話なのに、ツカミに使う予定だった高知県ネタをまるまるスッ飛ばし。2008年の全国離婚率ランキング7位の高知県!「男に頼って生きるばぁやったら働くがましと思うちゅう(引用元)」という「はちきん」と言われる高知女性。究極の効率料理「皿鉢料理」を作り出した風土。おまけに、東かがわから高知までのハイヤー運転手が、高知では珍しい父子家庭パパ。家事・子育て・夫婦ネタ満載の高知県での講演だったのに、冒頭の「うっ」で真っ白け。まだまだ未熟モン。

MCさんに、「よくぞ言ってくれました!という講演でしたね!」と締めて下さり、やっとフゥ〜〜ッと一息。けっこうニコニコ顔の客席が見え、ホッと一安心。背中は汗ぐっしょり。

午前中の東かがわ、午後の高知と、スケジュールも内容もタフな講演ツアーだったけど、いろいろ経験させてもらえ、次につながる講演だった気がします。

東かがわ市で講演しました

郷里、香川県で講演するのは2006年6月以来の2回目。今回は、「人権フェスティバル in 東かがわ」のプログラムの一つとしての人権講演会でした。ホールのMCを地元の中学生男子生徒がガンバっている、アットホームな人権フェスティバル。

その中学生男子君達が、僕の前のプログラム人形劇のMCをしながら「おい、客はいっとらんぞ」という事をポロッと言ってるのが耳に入る。「大丈夫なんかなぁ?」という不安が一瞬よぎる。その人形劇は10分押し状態。どうやら、人形劇の前の行事(開会式…というコトは…)で時間が延びたらしい。

10分押し状態での60分講演。そのまま10分後ろにずらせれば問題なかったんだけど、この日はこの講演の後も、講演が入っていてお迎えのハイヤーが舞台裏に迎えに来るという、まさに「Time Is Money」なスケジュール。終わりの時間が決まっている限り、10分遅れは、そのまま10分短縮を意味する。改めて、自分の持ち時間をオーバーして話すことの愚行さを認識。「人の振り見て我が振り直せ」を再認識。

10分遅れのうえに、スケジュールにはセッティングの時間が含まれていないという進行スケジュール。セッティングがこれまた難儀を極める。プロジェクターをスクリーンに向けて斜め照射をするというので、てっきり横方向の台形補正でピッタリ合わせてくるのかと思いきや、そのプロジェクターには、横方向の台形補正機能が付いてない!セッティングのリハはしてなかったのね?

客席の埋まり具合も気になるし、舞台上のセッティングも気になるし、講演のもち時間はどんどん減っていく。気持ちがヘタリそうになるのを奮い立たせ、いざ舞台に立つ。

「あ、やっぱり…」
(客席の3分の1も埋まってなかった)

ところがこのホールの照明はピカイチ。客席のお客さんの顔もしっかり映し出していた中に、高校時代の同級生の顔が!元気もらえます。

「バンドでライブハウスを回ってた頃、これだけのホールでやらせてもらえたかい?」
「あの頃よりも、今日の方がお客さん入ってるやん!」

メンバーとケンカばっかりしながら、「プロになれば報われる」と信じて、客のいないライブハウスで演奏していた頃や、ローランド時代のウマの合わない上司との関係など、ツラかった記憶が、今の僕のココロの踏み台に。

50分の持ち時間。例え話や実例などを、盛り込みすぎないように、でも、要点を外さずに話すというのは、予想以上に難しい。6分あった「おもいッきりDON!」の映像も、断腸の思いでカット。質疑応答もしたかったんだけどカット。家事自立診断もカット。結局、最近、加わったネタの大半がカットされ、ずっと以前からのネタ(=根幹のネタ)を一回りだけ膨らませた内容の講演に。期せずして、僕の最小ユニット講演が生まれた。

10分遅れの進行を2分遅れ程度に戻し、スタッフの皆様にお礼を言って、運転手さんが「まだかまだか」と待っているハイヤーに乗り込んだ。昨年3月15日以来のダブルヘッダー講演の2本目へ。

村上市での講演

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村上市での、新潟県内初の講演は、いい思い出になりそうです。

ほど良い会場の広さ、ほど良い年齢層のバラつき、ほど良い反応の良さ。話せば返ってくる心地良さ。初めての土地とは思えないような感覚でした。

主催担当者の話では、朝からみぞれが降っていて、思ったほど人の集まりもよくなかったそうです。そういえば、ホールでの開催の予定になってましたが、研修室のような部屋での講演になってました。でも、ガラガラのホールよりも、ほどよく埋まっている部屋の方がいいと思いますし、結果オーライだったと思います。

村上駅から会場までは自動車で数分という距離でしたが、その間にいろいろお話しを聞け、それを盛り込んだりしました。駅前にあったジャスコの話がそれです。村上市と言えば鮭が有名ですが、ちょうどお昼のお弁当にも塩鮭がのっていたので、それも食べ物や味付けの多様性と引っかけて、ネタにしました。

土地がらのせいか、質疑応答ではパパッとでる感じではなかったのですが、その点は、地元の主催者さんもわかってくれてはり、補足説明を導くような質問をしてくれはりました。とくに新潟県女性財団の理事長さんとは、「対談トークショーにした方がおもしろいのでは?」というくらい、子育て孫育てに絡んだ婿姑問題など、いろいろ話題が出てきました。そういえば、「山田君は、対談の方がおもろいんとチャウ?」と言ってくれた人がいました。

来場されたお客さんの中には、「テレビ見てました。あの時の山田さんだったんですね」と仰ってくれる方もいました。まだまだ、テレビの広報効果は大きいですなぁ。

会場外で「ウチの夫、どうしたらイイでしょうか?」という質問も頂きました。これはよく頂く質問なのですが、どういう方なのかがわからないので、本当に大雑把に答える事ができません。ですが、一つ視点を変えて「彼との接点はありますか?」「彼の好きなモノについてなにか共有できそうですか?」と提案させてもらいました。まずは、人間観察です。そうすると、自ずと実戦するコトは見つかってくるはずです。そういえば、アニルさんも(久々に登場)「First is observation、next is practice」と言ってました。

講演が終わり新潟に向かう電車に乗ると、夕陽が眩しく差し込んで、あちこちがキラキラ☆気持ちいい風景です。