2010年10月 の記事一覧

高知県須崎市で講演しました

高知県須崎市の男女共同参画講演会で講演しました。

これまで僕が講演してきた中で、一番、受講者の年齢層が高かったです。僕の祖母までとはいかないですが、祖母と両親とどっちが近いか?というと、祖母の方が近いと見受けられる人の比率が、これまでで一番高かったです。その年になっても、受講し他人の意見に耳を傾けようという姿勢には感心するというか、自分もそうありたいという気になりました。

その「先生のお話をシッカリ聞く!」という姿勢の表れなのか、最初のつかみでも客席の反応はかなり堅く、家族の紹介ビデオの反応も、南の地方にしては珍しいくらいの静けさでした。「大丈夫かいな?」と思いながら、あれやこれやと話をもっていくうちに、ボチボチとほぐれてきた感じでした。

あらかじめ「受講者の年齢層は高いですよ」と聞いていたのと、市民報で「スーパー主夫・プロ主夫」と大々的に紹介されていたので、「それならば!」と「より実用的な家事話を」と、これまでにない構成を組みました。台風の接近に引っかけて「部屋干しのポイント3つ」やこれからのシーズンを控え「年末大掃除のポイント5つ」なんかも盛り込んでみました。「手抜き家事がいいんです」で紹介したロボモップの映像にものすごい反応があり、相変わらずのニーズの大きさを感じました。ルンバの紹介もしたのですが、こちらは値段でガク〜ンという予想通りの反応でした。

講演の中で、「昭和時代は強制的な家族共同があった(今はあえて家族共同を設定しないと接点がなくなる)」という説明の中で使った、家族総出の田植え風景のスライド。それに加えて、これまで使ったことのなかった、田植えの手伝いで泥んこになって幼苗をもつフルチンの男の子の画像を使ってみたところ、この画像が予想以上にウケて会場が大盛り上がりでした。「こんな子、昭和の時代にはいましたよね?」と問いかけると、「おったおった」「うんうん」があちこちから。南国の土地柄なのか、こういうコトに関しておおらかなんでしょうか?

ちょっと反省も…高齢者の場合、集中力が20〜30分で限界が来ると、講演の後に特別養護老人ホームに勤める知人からコメントをもらい、「あ〜そうだった」と思い出しました。もうちょっと呼びかけを入れたり、個々に対話してみたり、いろんなコトをして変化を持たせないと、集中力をプツッと切れられてしまうかも…と思いました。再来週に、徳島県吉野川市での同じような講演会があります。今回は、映像と画像でなんとか保たせた感じでしたが、次はもう少しバージョンアップさせて組み直してみようかな?

だけど、実際にそこまで高齢の方たちだったのか?というと、そうでもなかったみたいで、講演後トイレで一緒になった男性や、車で会場を出るときに手を振ってくれた女性方は、僕の両親の年代でした。いかにも高齢者!の方に目がいってただけだったのかもしれません。案外、普段通り+αの講演くらいの方がエエのかな?とも感じました。いろいろ用意して、担当さんと話をして決めるというのがベストかもしれません。

先月29日の室戸市以来、1ヶ月ぶりの高知県での講演。まだまだ出てくる改善点に気づかせてくれました。

西脇市でワーク・ライフ・バランス講演しました

兵庫県西脇市で職員人権教育研修として「今日からできるワーク・ライフ・バランス」を講演しました。

西脇市は、今回で4年ぶり3回目の訪問。2006年6月の時は、帰りの電車が加古川線の終電→山陽東海道線の京都行き終電→京都駅からの最終の近鉄→という最終電車の綱渡り。乗り遅れたら帰れないという冷や冷やの帰路。2回目の2006年10月の時は、第4土曜日と重なり日中の加古川線は全面運休日。新大阪からの高速バスでの往復。行きはともかく帰りは大阪の新御堂筋の大渋滞に巻き込まれて数時間遅れの到着。とにかくただでは帰らせてくれない西脇市からの帰りでした。

さて、講演の方は、平日の仕事終わりの時間帯での講演。下手をすると、よっぽど意識の高い人たちの集まりでも、なんとなく空気はぬる〜くなってしまいがち。紹介のビデオや家事自立診断など、とにかく具体的な身近な事例をどんどん出しながら話をすすめてみました。帰り際、女性4人から「洗濯の話がよかったぁ!」と声をかけてもらいました。盛り込んでヨカッタです。

今回は、初めて自分がワーク・ライフ・バランスとどう関わっているか?について、社会福祉士受験資格取得のために通った児童養護施設でのこと、つまり父子世帯の子どもたちが母子世帯の子どもたちに比べ、遙かに多かった衝撃のことや、大学院での父子世帯における仕事と子育ての両立問題の研究などについても話してみました。全国どこでもだいたい同じなんですが、女性全般と若い世代の男性は本当に「自分のこと」として熱心に聞いてくれます。中高年男性はショックが大きいのか想像したくもないのか、死んだふりしている人も(数人ですが)見受けられました。

参加者の服装をみていると、あらゆる職種の西脇市職員さんが集まっていたように見えました。事務方から現業系、消防署の人と思える人から市民病院のナース?という方たちも見受けられました。市民会館の大ホールという広い会場に300人を超える人たちが集まっていたので、それだけでもエネルギーがありました。各職場に一人でも「あ、それなら今日からやってみよう」という人が現れてくれるコトを願いながら、そして、このエネルギーが少しでも暮らしやすい地域に向かうよう、ちょっとスリッパを揃えてみるとか、ちょっと食後にお膳を拭くとか、できることを行動に移してほしいと願います。

今回の西脇市からの帰りは帰りでなく(なんのこっちゃ?)京都とは反対の岡山駅前宿泊でした。順調に移動できました。

そういえば、締めの挨拶で「目を閉じて聞いていると、まるでジャパネットたかたの高田明さんが喋ってるかと思うような感じ」とお褒めの言葉をいただきました。

三重県桑名市で講演と料理教室しました

三重県桑名市で講演と料理教室しました。料理教室の後で講演というパターンはこれまでもありましたが、講演が先というのは初めてでした。男性ばっかりの講座は、「とりあえずチャンと聞かないと…」という意識が先に立つのか、シーンとなっているコトが多いです。それに加えて中京地方は特に反応が薄くて有名なので、いつもにも増して今日はシーンという感じでした。「はやく料理したい」という気持ちが大きかったのかもしれません。

講座がそんな感じで、料理講座も導入を喋った段階でもまだまだ堅かったので、「一度、テーブルの皆さんと軽く挨拶してみましょう」と振ってみました。すると、そこから一気に打ち解けた雰囲気になり、その後の作業はとってもスムーズでした。

初めての調理室で初めての機材。どんな公民館の調理室でも、探せばどこかに画像があったりするのですが、今回はまったく見付かりませんでしたので、始まってみないとわからない部分が多々ありました。

定員25人に対してフル参加で、会場のサイズもギリギリ。正直いって、超初心者の人には、切り方や分量などが十分に教えられず厳しかったと思います。ジックリ基礎からするのなら、人数は絞らないと無理ですね。というわけで、今日の料理教室はお祭り感覚の「作った!食べた!美味かった!」的な料理教室でした。

大人数の講座だと、どうしても経験者に作業が集中してしまい、全員には調理機会が回りにくくなります。ただ、その分、分担分業が進み、調理速度は速くなります。当初の予定と始まったばかりの感じでは「早くても12時半ごろかな?」と思っていたのですが、それよりも1時間も早く、11時25分にはどのテーブルも完成していました。

人数ギリギリで厳しかったですが、どのテーブルも和やかで雰囲気はよかったです。とくに驚いたのが、試食タイムにも会話が途切れず、ワイワイと賑やかだったことです。男性の料理教室は、作っている最中は会話があったりしますが、食べ始めると………(沈黙)………ということが普通です。中には、作っている最中でもシーンとしていることがあります。今日は、ずっとあれやこれやと話が弾んでいました。桑名の男性は社交的な方が多いのかもしれません。

今回は、レシピに記載漏れがあったり、機材確認が不十分で、始まってから「え?!」もいくつかありました。でも、「楽しかった。また(料理教室)やって欲しい」というコメントがアンケートに書かれていたりして概ね好評だったと思います。ちょっと定員が多すぎた気もしますが、その分、賑やかで交流はうまくいったのかもしれませんし、多い人数に関しては一概に良い悪いは決められないですね。開催主旨によると思います。

桑名市は何度も通ってましたが、桑名市で仕事をしたのは意外や意外、初めてでした。いい思い出になりました。

WWN教養講座10月で講師しました

DSCN6400.jpg昨日は、ドーンセンターWWNの「WWN教養講座10月」の講師をしました。

WWNとは、結婚してすぐぐらいからのお付き合いで、いろんなイベントに顔を出してきましたが、こうやって会員の皆さんの前で講座講師をするのは、ほとんど初めてです。

今回は、リクエストもあって、「超かんたん掃除術」と「いかにして主夫が生まれたか?」という二本立てで話をしました。前半の「超かんたん掃除術」の方は、テレビや雑誌で紹介してきたような内容をグッとまとめての講座です。

今回は、特にWWNのメンバーの多くが直面しているであろう、「書類の整理・整頓」で富士通のScanSnap S1500を紹介しました。我が家で革命的に書類が減ったのは、この導入によるものです。場所が一定で、検索できて、「この先、使わないと思うけど…でも、もしかして…やっぱり残しとこ」という躊躇なく捨てられるという点で、オススメの機材です。上の画像の「整理整頓体制」でいくと、ハードだけでメンテナンスの手間がほとんどいらないのが、このS1500による書類管理です。

もう一つ、いつものロボモップも紹介しました。同時にルンバ 577公式サイト)の紹介もしてのですが、むしろルンバの方が食い付きが良くて、さすがWWN!というか、ホンマに掃除がメンドウなんやなぁというか…を実感しました。

掃除機は、長年イノベーションが起こっていませんでした。ルンバやロボモップは、人手が不要で他の作業をしている間に部屋がきれいになるという画期的な掃除機です。この発想が日本ではなくノルウェーやアメリカから出てきたというのが、今の日本を表しているような気がします。掃除機の吸い込み力数値の差別化という、オーバースペック要素を競うのに向かっている間に、まったく新しい発想の商品でひっくり返されてしまうという感じです。もしかして、メーカーの中での家電部門の地位が低く、研究開発へのコストが十分に払われてないのかもしれません。実は、ルンバも、2代前のバージョンまでは使い勝手があまり良くなかったと聞きます。それでも開発し続けた結果が、この「ルンバ 577」の登場だと思います。日本のメーカーにも頑張って欲しいです。

「いかにして主夫が生まれたか?」については、エッセイ版のブログに載せている内容と、和子さんと「出逢う前」の話を補足して話しました。

振り返ってみると、僕はホンマにラッキーな人間だと思います。たまたま発信したレポートやホームページを「オモロイやん!」と思って、「こんなのやってみない?」と機会を与えてくれた人達によって、今の僕があります。シンドイ時も調子悪い時も、とにかく発信し続けたことで、「次」が開けました。それは続けた自分もいましたが、なによりもこんな僕を見付けて、一言声を掛けてくれた周囲の人達のお陰です。

「育児ノイローゼ」の話とそこからの回復した話は、これまでで一番伝わったような気がします。働きながら子育てする。働いていた人が子育てで社会と隔絶してしまう。このシンドサを共有でき共感できた気がしました。「やっぱり?僕だけじゃなかったんや」という共有感は、あちこちで話していますが、シンドサに折れてしまわず、しなってやり過ごした後でパチッと弾けるための、支えの一つになります。旧知のWWNのメンバーからは、「山田君にそんなシンドイ時期があったとは…」と言われました。意外だったのかもしれません。

今回、MacBook ProとKeynoteという組み合わせで講演し始めて、初めて大きなトラブルに遭いました。Keynoteに埋め込んだQuickmovieの音声が飛んでしまったのです。リハーサルで本体だけで流す分には問題なかったのですが、外部モニターを接続した時に、音声が消えてしまいました。いろいろ機材を替えて改めて動作チェックし直してみます。

それと、今回、iPhoneのツイートキャスティングというソフトで生中継してみました。そのための三脚とiPhoneを固定さすためのクランクを会場近くの電気店で探したのですが見当たらず、その分、大慌てで会場入りになりました。今、カメラ用三脚 JOBY ゴリラポッドを物色中です。

兵庫県たつの市で食育講演しました

016s.jpg兵庫県たつの市新宮小学校で講演しました。

今回は久しぶりに「食育」絡みのテーマでした。ザッと思い出したところ約4年ぶりかもしれません。4年前の内容はすべて封印し、今回ゼロから組みました。画像も加奈子と一緒に料理したときのモノを掘り起こし、ふんだんに盛り込んでみました。

今回は
1.「男の料理教室」では伝えきれないコトからわかる食事自立に必要なポイント。
2.「おふくろの味」の価値とはなんだったのか?。
3.一緒に作って一緒に食べることから家族がつなげる。
4.キッチンは化学実験室
5.食の多様性を認め受け容れよう!
という内容を話しました。

drnegishi.jpg4.のキッチンは化学実験室は、スライドを作った翌日のNHKニュースで、ノーベル化学賞受賞の根岸教授が「実験室は台所に似ている」と話している場面があったので、そのシーンを切り抜き紹介しました。ものすごい偶然です。

講演後、主催担当だった中学の理科の先生から、「その通りですよ。乳化や界面活性なんかは、ホンマに身近に接することのできる化学反応なんですよ」と感想を頂きました。僕は文系どっぷりの学生でしたが(といっても共通一次の関係で理科も数学も受けてますけどね)、家事をするようになって初めて化学がオモシロイと思うようになりました。理屈がわかると目の前の現象はもっとおもしろくなります。理科離れの原因の一つは家事離れだと思います。

会場からは「仕事人間だった夫が、最近忙しくなくなってきて食卓にいるようになったんだけど、年頃の子ども達と上手く会話がいかないんです。どうしたら?」という相談を受けました。エエ話、オモロイ話から共有するコトと、「プチメモ」を使ったコミュニケーションを紹介しました。「プチメモ」のスライドは、ネタとして用意していたんですが、時間の関係と「食育」とは少し離れると判断して削った内容でした。予備として残しておくと、こういう使い方もできますね。

約100名の保護者と教職員の方が聞きに来てくれました。スロースタートで静かな会場でしたが、終わる頃には笑い声に包まれ、「うんうん」「そうそう」「そうか!」「なるほど」という声が聞こえるような雰囲気で、楽しく講演させてもらいました。

たつの市新宮町新宮は、祖母の故里です。住所の番地から、最寄りの駅と会場の間近くに縁の地があることを調べていたので、お迎えの車をそっち経由にしてもらいました。地図上はJA農機センターになっていて、それらしい場所も通りました。ルーツを辿るような今回の講演でもありました。

財布を忘れた講演でもありましたが、派遣会社から事前にチケットが送られてきていたし、お茶は持参していたので、なんとか往復ゼロ円支出で過ごせました。しかし、財布がないというのは心細いですね。たいして中身が入ってないのに、たいした物が買えるわけではないのに寂しい。いかにお金に気持ちまで頼って生きているのかを実感します。これが資本主義というモノなのかもしれません。

栃木県鹿沼市で講演しました

IMG_9706s.jpg片道7時間オーバーの高知県室戸市の次は、行き4時間16分、帰り4時間48分の栃木県鹿沼市で講演しました。ちなみに次は兵庫県たつの市です。近いわぁ〜。

最近「晴れ男」が「曇り男」になりつつあります。今日も曇り時々晴れな感じの空模様。隣の茨城県ではこまでに5回講演してますが、栃木県は今回の鹿沼市が初めて!栃木県デビュー!です。昨日、U字工事の漫才ネタなどで栃木県情報を仕入れておきました。

控え室で副市長さんと話しをしていたら、U字工事とガッツ石松は、ものすごく大事にされてるのが分かりました。これはもう「ガッツ石松、ニラ蕎麦、カヌマン(ご当地ヒーロー)」でツカミをいくしかない!と思ってたのに、壇上に上がった途端、他のコトを喋ってました。お決まりのように「栃木県」と言うのに「茨城県」と言いかけてしまうし…。

IMG_9705s.jpg会場の定員を超えて集まった参加者の前で、気持ちよく話させてもらいました。「男性の生活自立度チェック」も皆さんでやってみました。他では見ないほどの自立度の高さ!こういう講演会に参加する人は、全般に高めですが、それにしても今日の参加者の生活自立度は立派でした。

「NPO法人日本洗濯ソムリエ協会」についての質問があったので、概要と即席の「染み抜き講座」をしました。終わってから「服はスタイリストさんが?」という質問もありましたが、残念ながら自前の服に自前のコーディネートです。「祖母が香川県出身です」という方も。途中で讃岐弁が登場したので反応してくれはったんだと思います。普段、讃岐弁は全然出ないんですが、高知県に行ったのでちょっと影響されたのかもしれません。

今日は喋っている僕が「アッという間」と感じる講演でした。今日も前回の室戸市と同様、大幅に減量したスライドと内容でした。その分、余裕をもって一つ一つについて話ができたと思います。それでも、まだまだ話し足りませんし、削った内容についても言わずもがなです。でも、あれもこれも詰め込んで内容が薄くなってしまうよりも、絞ってキッチリ伝える方が印象に残りやすいと思います。これでイイんだと思います。

時間がなくて「ニラ蕎麦」を食べられませんでした。次は是非!