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2010年12月 の記事一覧

第3次男女共同参画基本計画をうけて

昨日、第3次男女共同参画基本計画が閣議決定されました。
http://www.gender.go.jp/kihon-keikaku/3rd/3-26.pdf
夫婦別姓や個人単位の社会保障など、政策直結の計画も盛り込まれていますが、僕が注目したのは、なんといっても第3分野のこれ!

6歳未満の子どもがいる夫の
1日あたりの育児と家事の時間を、
06年の60分から20年には2時間半とする


です。

驚いたのは、2006年でも60分あったのか?という点です。ホンマかな?と思います。そのホンマかな?の60分を、10年後に2.5倍にするという目標です。

もちろん、労働時間の見直しや多様な働き方の保障、ワーク・ライフ・バランスなどが必要ですが、僕の仕事に関係するのは、「1 男性にとっての男女共同参画」のなかの「具体的施策 ア 男性にとっての男女共同参画の意義についての理解の促進 ?男性にとっての男女共同参画に関する広報・啓発等」だと思います。

主夫であり、講演講師でもある僕ができるコトは、なんといっても、「家事や育児ってオモロい!」を伝えることです。実際にやってる僕が、「シンドイ」「オモロナイ」「できればやりたくない」というのでは、全然前に進みません。かといって、「なによりもオモシロい!」「家事のためなら死んでもイイ」というような盲信でもアカンと思います。

肩ひじ張らず、
等身大で
いろいろあってもヒョウヒョウと
そして、なんか楽しそうだし幸せそう

…というのを出せるキャラとして、
自分がなにか貢献できればなぁと思います。

特別な能力が必要なわけでなく、
普通の人が普通に手に入れることのできる
家事や育児を通した楽しみや幸せ。

それを伝えることが僕にできることだと思います。

翔(はばたき)クラブで講演しました

2010120501.jpg今日は、東大阪市の「翔(はばたき)クラブ」で地域デビューについての講演をしました。「もうすぐ定年 あなたは明日から何するの? 輝き続ける自分さがし」という、頂いたお題でテーマで講演しました。

会場いっぱいの参加者で熱気ムンムン。男性も意外とたくさん来てくれてましたし、中には7月8月に東大阪市で男性向け講座をした時の参加者で「また先生のお話が聞けるのを楽しみにして来ました」という方も数名いてはりました。講師としてウレシイ限りです。

そして河内の人々は、話の途中でも遠慮なくツッコむ。僕はいいツッコミには答えながら話を補足していくので、僕からの一方的な話にならず幅ができて、なかなかイイ感じになりました。話の中で客のツッコミに答えるのは、以前、片山右京さんがトークショーでやってたのを見て「あ、答えてエエんや」を知ってからです。

聞き手の様子を事前に調べたり、会場で観察したりして話をしても、最終的に「聞きたい」を引き出すのは、聞いている人たち自身で、この辺に関していうと大阪のオッチャンオバチャン達は日本人離れした引き出し術をもっています(海外の授業なんかを見ていると大学なんかでは、こういうツッコミありの授業が多いですね)。僕はそれが適切であれば、可能な限り答えるようにしています。逆に、講師へのツッコミや質問が何にもないというのは、あんまりオモシロくありません。これは県民性や組織の性格もあると思います。「前の方の人ばっかりに調子合わせて」とか「話が途切れて不快」という不満も出る可能性がありますが、「あ、それ、僕も聞いてみたかった」という内容もあると思います。ただし、こういうツッコミOKの講師というのはとっても少ないと思います。とくに偉い先生方はNGでしょうね。

今回は、定年後の地域活動というコトで、ターゲットの絞りに迷いました。ただ、頂いたお題をよく見ると、「あなたは明日から何するの?」とあるので、「定年退職したけど(もうすぐ定年退職だけど)、なにしてエエのかわからん」という人を想定して話を組み立てました。ですので、地域活動全開中!という人には思惑の違った話になったと思います。こればっかりは仕方ありません。お題が早くから出ていても、「私はそういうコト聞きたいんとチャウねん!」という人は必ずいてはりますから。

さてさて、今回の講演で大きな教訓がありました。「地デジ化」が推進されてだいぶん経ち、地デジ対応のテレビはずいぶん普及したといわれてます。ところが、それの録画や再生に関しては、まだまだ理解が十分に進んでなくて、地デジ化された録画データは地デジ対応のDVDプレイヤーでないと再生できないんですね。今回は、昨日録画した番組を教材として流そうと思い、事前に「会場のDVDプライヤーは地デジ番組の再生が可能か?」と問い合わせ、「OK」と返事をもらってました。ところが、今日ディスクを会場のプレイヤーに突っ込むと、何度やっても吐きだしてくるんです。機種名で調べたら対応してない機材でした。こんなコトなら、自宅から外付けのDVDディスクプレイヤーを持っていけばよかったです。ザンネン。テレビ番組を講演や講義の教材として使ったりするのも難しくなりましたね。もともとあんまり見ないテレビですが、テレビを利用する価値もググッと減った気がします。同時に、学校や施設の地デジ対応が全然追いついてないのもよく分かりました。このコピーガード規格はどうやら日本独自だそうで、テレビやデッキもガラパゴス状態らしいです。

今日は、参加者のグループディスカッションに混ぜてもらったり、講演後にもいろいろお話をする機会があり、たくさん交流できました。たくさん交流できると、僕は楽しく感じるようになってます。今日はとっても楽しい時間を過ごさせてもらいました。

今回、主催の翔クラブとしても、クラブ発足以来初の講座運営だったそうで、彼らも相当緊張して頑張ってました。イベントが終わってホッとしていたのは、僕以上に彼らのように見受けられました。そんな市民活動グループのデビューイベントに、微力ながら貢献できてヨカッタです。

僕の、2010年の講演はこれで全部終わりました。今年は講演や講座で42回の講師をしました(講座の概念を広げるともう数回分増えますが)。去年、リーマンショックの影響からか、あるいは新型インフルエンザの影響からかで落ち込みましたが、少し持ち直しました。よかったよかった。

夫婦ゲンカと組織論

夫婦げんかと組織論とが似ていることを思い付いて、いろいろ書いているウチに、だんだん収拾が付かなくなり、とりあえずメモ記事にしました。

1.夫婦ゲンカすらできない関係…上からの強制的支配組織論、組織が最優先、体裁主義、家(イエ)第一主義、没個人・没個性、ムラ社会的

2.ケンカが成立する関係…主体性や個人や個性の登場
 ケンカには2種類?
  2−1抑圧への抵抗(権力奪取、主導権争い、革命的闘争指向)
  2−2改良提案(提案方法が未熟ゆえのケンカ)
   2−1の場合は、1.と2.の間を果てしなく行き来する。
   2−2の場合は、提案方法が成熟していくと3.へ移行する。

3.ケンカの必要のない関係…自発的・内発的協調性、問題解決への認識の共有、納得と同意の下での強調、主体性と協調性の両立

というメモを残しておきます。まだまだ形にはできてませんが、なんとなく見えてきているような気がします。



盛り込みたい視座として、今の時代に労働組合をどう位置づけるか?についてです。かつて組合系の人に「ホンマにNPO法人に労働組合は必要なん?」と話したら、「なにゆ〜てるんや!?」とえらい批判されました。その批判を長いこと、「なんであんなに怒らはったんやろか?」と思ってました。今になってユルユルと紐解くと、どうやら、この3段階のどの位置を念頭に置くかで、各自のイメージが噛み合わず議論が空回りするのでは?と考えました。

・全体が3の段階で、2的な行為をすると、それが暴力的に映る点。
・3の段階だと思っていても、2が起こるなら、1的要素が残存している可能性がある点。
・2を請け負う組織としては、その存続のために1への退行を望んでいるように見られる点(3.になると労組自体が必要にならない可能性がある点)。
・労組自体に1的要素が内在している可能性がある点。

労働組合が不要だとは全然思いません。ですが、介入する段階と方法を誤ると、残念ながら労働組合不要論に寄り切られてしまうと思います。

前提として僕の労働組合観を吐露すると、新卒時OJT担当が1的な労組関係者で非常に苦労し、結局入社後たった1年で退社して(退社に追い込まれて)以降、労組への過剰な期待や幻想はもっていません。ただ、あれは個人の問題でもあります。労働組合全体が問題というわけではないはずです。