2013年02月 の記事一覧

西宮市役所で研修講師しました

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兵庫県西宮市役所の男女共同テーマ研修で「きっと毎日が楽しくなる!スーパー主夫のワーク・ライフ・バランス提案」を講演しました。

朝、普段とは逆に、僕が出かけるのを和子さんと加奈子が送ってくれたのですが、そこで、
「パパ!今日はどこ行くん?」
「西宮市やで」
「ん?西宮市というと....涼宮ハルヒやん!」
という会話があったので、そのまま話のまくらにしました。西宮市といえば、阪神タイガースや甲子園球場という人が多いだろうけど…なんというマニアな娘。

今回も、前回の和歌山市役所での研修と同様に、参加者同士で話し合うワークを入れてみました。馴染みのある職員同士であっても、それぞれの多種多様な生活側面までを知る機会はなかなかないと思います。和歌山市での反省を踏まえ、今回は参加された職員さん自身に、ワークを通しての感想や気付きについて話してもらい、それをみんなで共有しながらフィードバックもできました。気付きの面で、「自分が思いも掛けない要素を、話し相手が盛り込んでいることで、自分の視点が偏っているというか抜けていたことに気付いた」という話がありました。ワークは参加者のレベルが高い場合、僕が喋りきれなかったり至らなかったりする部分に、参加者自身で行き着いてくれますね。これからも研修の場面では課題を変えながら導入し続けていこうと思います。

市役所のあらゆる部署から一名ずつの参加で、わりと若手の男性が多いように感じました。生活自立度チェックでも、高得点の人が多かったです。最近、役所の研修で講演する機会もありますが、全般的に公務員は生活自立度が高いですね。

講演の中で、「家事は楽しい生活のための手段」といつも言っていますが、ワーク・ライフ・バランスも同じく楽しく暮らすための一つの方策だと思います。眉間にしわを作りイカツイ顔をして「こうするべきだ!」というスタイルは馴染まないと思います。僕はよく、講演の参加者から「話しているあなたが一番楽しそう」と指摘されますが、楽しく暮らすための話をする僕が、楽しそうに思ってもらえるというのが一番大切なことだと思うので、とてもウレシいですし、それが聞いている人にも伝播すればイイなと思っています。「笑う門には福来たる」ですね。

講演後に、主催担当さんとこんな話をしました。「目の前で子どもが転んだ時に、目の前の人が落とし物をしたのに気付かず通り過ぎていた時に、『大丈夫?』とか『落としましたよ』と声を掛けるのは、当たり前といえば当たり前なんですけど、これがなかなか…とっさに身体が動かなかったり、時間に追われていて素通りしたり、というのが現代の生活ではないかと思うんです。これが当たり前にできるのがワーク・ライフ・バランス社会かもしれません」と。担当さんは「ステキなお節介ですね(チョットしたお節介だったかな?)」と仰っていました。ワーク・ライフ・バランスのために制度や政策を整えることは大切ですが、一人一人のステキなお節介でワーク・ライフ・バランス社会をたぐり寄せることもできます。男女共同参画もワーク・ライフ・バランスも、一人一人でできることがすぐそこにあり、いつでもできる身近なことですね。

今日は久しぶりに天気もよく暖かな一日でした。天気予報では「花粉対策は万全に」と言っていましたが、今日のところは症状も出ず、楽しい講演の一日になりました。

昨日、学級懇談会の後で、ママ友さんと「キッザニア甲子園」の話が出ました。次に西宮に来るのは、加奈子とキッザニア?それとも甲子園球場で春の選抜高校野球観戦?
 

小異を捨て大同をとる

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昨日の、常陸太田市での講演で、はじめて使ったフレーズが上の「小異を捨て大同をとる」。

まったく別の人生を歩んできた二人が一緒に暮らし始めれば、お互いのいろんな違いに遭遇するのは当然。その違いは家事のやり方についても同様。

重要なのは、違いをゼロにするのではなく、その違いをお互いがどう採り入れていくか?です。違いをぶつけ合うだけではなく、出し合った中から今度は歩み寄り、一緒に運営していくのに両者が気持ちよくできるやり方(Win-Win)を見付けることが必要です。

「女性向け『男性の家事参加』概論」の後半で「大同小異」と示しましたが、もう一歩進めた「小異を捨て大同をとる」をメッセージに加えました。できれば二人のアイデアが化学反応を起こし、「よりよい大同」を選べるとイイですね。

 

茨城県常陸太田市で講演しました

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今日は茨城県常陸太田市で講演しました。茨城県は一時期、かなりの頻度で訪れていましたが、しばらくご無沙汰していました。今回で6回目の茨城県での講演。一つ南の千葉県での講演がまだゼロなのが不思議なくらい。これまで茨城県の最北到達地は下妻市でしたので、今回の常陸太田市で一気に北へ伸びました。

最近は、まず講演地と自分とのご縁を探すことにしているのですが、常陸太田市は苦戦しました。鉄道も水郡線というあんまり馴染みのない線しかないし…そこで、調べてみると、映画「ディア・ドクター」のロケ地が常陸太田市だというではないですか。我が家のビデオの録画リストに、その「ディア・ドクター」がこれまた狙ったように入っていました。先日NHKのBSプレミアムで放送していたのを録画したままになってたモノですが…。

さっそくビデオをみると、なんとまぁ風景は丘陵の緑ばっかり。コンビニのコの字も映らない。さすがに、実際の常陸太田市はそんなことはなく、普通に駅も店も茨城県らしくK'sデンキもありました。実際の街も映画と同じように、少子化と人口減少がすすんでいますが、今は「子育て上手 常陸太田」として売り出し中で、男女共同参画もその対策の一環の一つと位置づけられているようでした。これはこれで地方都市における今風な一つの切り口だと思います。

そんな街の背景を反映してか、来場者もわりと若い方が多いように見受けられました。常陸太田市生涯教育センターのホールは、ピカピカでスライドを投影する機材もこれまででピカイチでした。はじめて公共のホールでHDMI出力を使いました。

決して満席!という客席ではなかったのですが、講演が終わって出口で参加してくれた方をお見送りすると、ゴキゲンな笑顔がいっぱいで、握手もいっぱいしました。「そういや最近、会場出口の握手大会してなかったなぁ」と思い出させてくれました。家事なんて手抜きでもイイんです。親がゴキゲンで過ごせるなら、きっと子どももゴキゲンです。

質問もいろいろあって、内容の補足ができました。「子どもを料理に誘うメニューは?」という質問がありました。手作り餃子をおすすめしました。具をコネコネするのと皮を包むのが、ワイワイできてイイと思います。ハンバーグなんかもイイと思います。

「これから育休明けで、夫婦のコミュニケーションが少なくなりそう。なにかいいアイデアは?」という男性。子育て講演会では必ず触れる「プチメモ」を紹介しました。「今、まさにバトンタッチ夫婦です」「すれ違い夫婦してました」という声も、会場出口のざっくばらんな立ち話で聞くことができました。

「つい私が頑張りすぎてしまう。もっと夫に任せたいのに…」という女性は、講演会のポスターをみて「これは私のための講演会だ」と思って申し込んだそうです。講師冥利に尽きます。もうちょっと楽家事について紹介できればよかったのですが、時間の制約もあり今回は数点のみの紹介になりました。それでも、今日は80分講演しました。最近の講演時間では長い方でした。

往復の移動は、強風や車両点検で乗った半分の列車が遅れました。とくに帰りは強風で常磐線が30分遅れになり、風通しが猛烈にいい大甕駅で震えながら「スーパーひたち」を待たされました。それでも、帰り道は気分よく、東京からの新幹線では、珍しくビールを買って一人カンパイしました。
 

大阪府田尻町で講演しました

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11日ぶりのブログ記事です。この間、我が家をインフルエンザ(B型)が蔓延し、妻→娘→僕の順番にかかりました。看病と闘病のこの間でした。僕は、熱があがってすぐのタミフル投与だったので回復が早く軽傷でした。病み上がり最初の講演が、大阪府田尻町での講演「楽家事でいこう!家事で楽して毎日ゴキゲン」でした。

田尻町と聞いても大阪以外の人は「どこ?」だと思いますが、関西国際空港の真ん中部分とその対岸が田尻町と聞けば、だいたいの場所がイメージできると思います。京都を出る時は曇天。それが大阪市を過ぎて堺市にかかるとポツポツと雨。まさかの雨。それが田尻町に着くと快晴!本当に気持ちのいい晴れ具合。

普段「楽家事」はテーマの中のひとつのエッセンスとして講演していますが、今日は「楽家事」がメインの講演。テレビ出演時のような仕込みも用意しながら、あれやこれやとてんこ盛りの家事情報。

・アイロンなしでシャツをピン!
・まず掃除機!では掃除は終わらない
・テレビでは紹介できない油汚れ掃除
・染み抜きの決定版「魔法の水」
・メニューに困ったら「レシピスロット」
・新メニューチャレンジDAY
・失敗は撮ってネタ
・人を呼んで家事頑張る
・立ち食い串カツ
・窓拭き体操

今、数えたら10種目も!そりゃ時間が押すわけだわ。珍しく講演時間をオーバーしてしまいました。参加者の皆さんからは「アッという間やった」「延びた?あ、ホンマや」「講演前の話があったしなぁ」という好意的な反応を頂きちょっとホッ。でも「楽家事」講演は、これで2回連続で時間オーバー。喋り足らない感はどうしたら満たされるのか?!やっぱり補足する本なんかがあると、内容も絞れるのかもしれません。今日やって本腰入れて絞らねば!と思いました。でも、このてんこ盛りも続ければ、これはこれでスタイルになるんかな?という気もしてきました。

子育て世代の男女から、それぞれ家事共同に関する質問や感想を頂きました。「雨降ってるって気付いたやろ?なんで洗濯物取り込んでくれてないの!」と思ってしまうというお母さん。気持ちとってもよくわかります。ズッと家にいて、雨が降ったのに気付かないことはないと思うのですが、自分も家事当事者の1人であるという認識がスポッと抜けると「あ?降ってたぁ?」になってしまうようです。「なんで○○でけへんの?!」と言いたいところですが、「なんで」の答えは家事しない人には、いろんな意味で「ない」のです。「取り込んで欲しかったなぁ」というと、「あ、そうやったんや」とはじめて気付いてもらえるのでは?と思います。

「たたみ直しをされて、それ以降、僕は家事をやらなくなった」という男性。恥ずかしながら、僕も和子さんがたたんだタオルを「なんちゅ〜グチャグチャやのん?」とたたみ直しをして、数日間タオルを和子さんがたたまなくなりました。講演の中でも話しましたが、角がそろってないタオルのたたみ方は「小異」とし、タオルをたたむ行為自体、たたむ向き、収納場所という大枠が合っているのでヨシ!という大同小異的視点から、小異を捨て大同をとることにしました。

ボチボチの会場の客入りでしたが、講演会担当さんは「もっと集まると思ってたんですが」と仰ってました。このところ、週末の天気が悪かったので、久々の晴天でお出かけモードになったのかもしれませんし、男性がする家事講座はやっぱりまだまだ定着してなくてピンとこないのかもしれません。もうチョット僕が有名になれば…とも思っていたところ、またテレビ出演の問い合わせがありました。この半年は、やたらとテレビの問い合わせが多いです。

病み上がり最初の講演でしたが、太陽がサンサンと照る大阪南部の泉州で、陽気でゴキゲンなオバチャン達に囲まれて仕事ができて楽しかったです。
 

女性向け「男性の家事参加」概論

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2013年2月7日のNHKニュースで「”夫の家事参加”夫婦に意識の差が」が流れました。詳しい内容に関しては、リンク先の記事と動画をみればわかります。このニュースのもとになった調査は、パナソニックの「『男性の家事』に関する実態調査〜現代”家事メン”事情〜」です。

番組でも注目していましたが、僕も注目したのは「男性(夫)の「家事参加」に積極的でない理由」です。

女性の視点からは、
「もともと手伝う気がないから」が61%、
「家事に必要なものがどこにあるかわからないから」が35%という上位2つでした。

一方、男性自身からは
「忙しくて時間がないから」と「手伝うと余計に文句を言われるから」が27%。
女性が参加しない理由の一番に挙げた「もともと手伝う気がないから」は22%に留まっています。

つまり、男性は女性が思うほど「手伝う気」がないのではなく、むしろ「やる気」はあるのに「ないだろう」と思い込まれているようです。ここは番組ではスルーされていました。

では、どこからそのすれ違いが起こるのか?それは、「忙しさ」も当然あるでしょうが、やはり僕は「手伝うと余計に文句を言われるから」がその主要原因であると考えます。番組では、このすれ違いには触れず、男性側の理由である「文句を言われるから」にそのまま注目し、対処法の一例としてNPO法人tadaima!代表理事三木智有さんの「家事シェア伝言板」を紹介していました。

実際、この伝言板(僕は「家事の見える化」と位置づけています)を作るためには会話が必要になりますし、その過程で家事や家庭に対する考え方や必要なことをお互いに確認でき、その結果として家事への合意が形成されると思います。これは対処法としては有効な一例だと思います。しかし、現実的にはここまでたどり着くのがタイヘンなのです。

そこで、この調査にもとづいて、とくに女性に向けた男性の家事参加促進策について、まとめてみます。


まず第一に「もともと手伝う気がない」と諦めている61%の女性へ
「ヘンな期待などする方が間違っていた」と諦めた方がスッキリすることもあります。諦めれば、「なんでやってないの?」「どうしてあと一つができない?」などイライラしなくてすみます。でも残念ながら、諦めた分だけツケはやってきます。自分が病気やケガをした時も、這ってでも家事をしないといけません。それはその時が来て「ナニ?『お粥作った』っていうけど、これお粥じゃない!」と思っても遅いのです。「私は絶対に病気をしない!」「ケガは一生ない!」「介護を受けるなんて絶対にない!」と言いきれる人は思いきって諦めてもイイと思います。


次に、「文句を言ってしまう」人。実は、僕もアレやコレやと妻がやった家事に、ツイ文句というかお小言を言ってしまいます。「食器はこう並べたら食洗機にもっと入るのに」「コッチ向けにしまうと扉を開けた時に当たるねん」などなど。果てはせっかく畳んだタオルに「角はピシッと揃えて!」とまで。自分でもアカンとわかっていてもツイ。家事ゼロよりは、はるかにいい状況なのはわかっているのですが、ありあまる期待感に、ツイ文句を言ってしまうのです。期待を実態に変えるにはどうしたらいいのか?


「文句を言ってしまう」人に求められるスキル。それは二つあります。
一つ目は、相手に対するプレゼンテーションです。「こうした方がイイよ」を一生懸命伝えて納得してもらい、促進するスキルです。

管理職(とくにプレイングマネージャー)の中には、なんでも抱え込んでしまうタイプの人がいます。説明するよりも自分でやってしまった方が速いからです。でも、それは短期的なことであって、実際には抱え込みすぎて仕事が回らなくなります。「周りは誰も手伝ってくれない」というボヤキは、プレゼンテーション&促進の努力を回避してきたツケです。つい言ってしまう文句は、期待の裏返しでもあります。期待されていること自体は、むしろ「やる気」を促すはずです。的確なプレゼンテーションはその後押しをしてくれるはずです。

「家事シェア伝言板」にみられる「見える化」はその説明と促進対策の一つと言えます。「こういうコトをしています」「こういう成果が欲しい」を見える化することで、内容ははじめて他者と共有できます。

一つ目のスキルは他者に向けてのプレゼンテーションですが、二つ目は自分自身に向ける受容スキルです。

どんなにプレゼンテーションをしても、しょせん他人です。完全に自分の思ったとおりには動いてくれません。相手を受け入れ取り入れることが大切です。多様性を認め受け容れるというダイバーシティー&インクルージョン(Diversity & Inclusion)は家庭でも取り入れられる概念です。

「思ったように伝わらない」「思ったようにやってもらえない」という差異によるイライラは、もしかすると逆の「思った以上にいい!」「私よりいいアイデア」という差異を含む可能性もあります。違うことはデメリットばかりではないはずです。例えば、一般的なカップルの場合、夫の方が背が高いと思います(ウチは逆ですが)。当然、高い所の作業は妻よりも夫の方が有利です。「こうして欲しい!」と力説する側も、炊事・洗濯・掃除などの家事全領域について秀でているわけではありません。自分の苦手領域や、今ひとつ理由もわからずやっている作業の一つや二つは(もしかして、大半の家事がそうかもしれませんが)あるはずです。複数の人間が関わることで、人数分のオイシいところ取りができる「三人寄れば文殊の知恵」は家事にも活かすことが出来ます。


さらに、「そうじゃないねん!」「なんでそうするかなぁ?」という差異による衝突を乗り越えるための、もう一つの別視点からのスキル。それは俯瞰することです。

俯瞰するにもいくつかのやり方がありますが、まずは違いではなく、同じ価値観を確認することです。

我が家の例として、タオルのたたみ方がピシッと揃っていないことに文句を言うことを取りあげました。この解消として夫婦で話をした結果、まずたたむことは同じ。次に、たたむ折り方(向き)も同じ。なにが違うかというと、角が揃っているかどうかというだけだと。ここに気が付くと、差異へのイライラは僕にとってどうでもいい些細なことになりました。

もう一つは、家事見聞を広めることです。
ホームパーティーの席で「お膳を拭いた布巾で食器を拭くのが許せない!」という人がいました。でも、「キレイに洗った布だし大丈夫!」と夫は答えています。「でも、有り得ないでしょ?」と居合わせた人に尋ねたら、その人は「ウチなんて床を拭いた布巾でコップ拭いたりするよ」と。その向こうの人は「ウチなんて、車を拭いた布でお皿拭くもん」と。さすがに「そんなヤツはおらんやろ!」とツッコむと、その人の夫が「ちょっと窓の内側拭いただけやし、そのくらいエエやん!」と答えたという。「ホンマにおったんかい!」とズッコケるしかない。

こんな場面もありました。「お父さんの下着とアタシのおしゃれ着を一緒に洗濯機に入れたの?!やめてよ!」「え?これまで一緒に雑巾も洗ってたんよ」「うそ.....」

世の中には、自分たちの差異よりも、はるかに大きな差異を受け容れて暮らしている人もいます。自分たちの差なんて、ちっぽけなものだと気が付ける機会があるなら、より受け容れにも前向きになれると思います。

他人と一緒に暮らしているのですから、差異があるのは当然です。問題は、その差は決定的なのかどうか?を見極めることです。どうしても受け容れられない差なら、それは共同生活を解消することも考えなければいけません。しかし、もともと取るに足りない小さな差だったものを大差にしてしまい、関係が崩れてしまうとしたら、これほどモッタイナイことはありません。「大同小異」に気付くことが、受け容れにはとても大切です。

世の中には、どんなに頑張っても不器用だったり、生来の性分で大雑把であったり、どうしても家事が苦手だという人がいます。なかには先天的な疾患で片付けられない人もいます。それでも「一緒に暮らそう」と思ったからには、なにか通じ合えるものがあったはずです。家事という人生のほんの一部分の差異で、生活の大半をシンドイ思いにしてしまうというのは時間の無駄であり、哀しいことです。

他人を変えるというのは、難しいことです。まず自分が変わる方が簡単で、なによりも自分の意志で出来ます。せっかく「やる気」のある相手なら、頑張ってプレゼンテーションしてもいいし、見聞を広めて受け容れるもいいし、一緒に話し合って歩み寄るのもいいでしょう(これがベストです)。それはその人達の関係性次第です。諦めると、イザという時にとてもツラいということだけは覚悟しておいて下さい。

家事は楽しい生活のための手段です。どんなに散らかっていても、そこに笑顔の食卓があるならそれもヨシです。家族全員家事が苦手なら、家事ゼロもアリです。いろんな家庭にいろんな家事があっていいのです。その自由が家事にはあるのです。
 

大阪市生野区で講演しました

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大阪市生野区で「きっと毎日が楽しくなる!心地いい家族のカタチ」を講演しました。市民一般向けの講演会は、会場に来場者が埋まるまで聞き手の層が読めないという、講師が試される講演会です。僕は、この「開けてみないとわからない」パターンが大半なので、地域性えを調べたり主催者の意向を尋ねたり、同じイベント名で過去にした講演から傾向と対策を考え「おそらく女性が大半」「中高年層がメイン」「子育て層向けに」と構成を考えて組み立てます。

今回は、去年、浪速区で講演した記録とデータがあったので、それをもとに作成しました。慣れた構成に10年住んで土地勘のある大阪市での講演。

さて当日、会場に着くと、昨年とはうって変わって広々としたホール。それに反比例する参加者数。再びよみがえる「ウドー・ミュージック・フェスティバル」の惨状。なにか大阪市に機構改編があって、その結果こういうことになったそうな。こんなところで、「超満員でした!」「大盛況でした!」とウソを書いても仕方ないので、真実を書き来年からのカイゼンに繋げてほしいと思います。10代後半から20代後半という時期を過ごした大阪市が、徐々に立ち直れない領域に踏み込んでいるのではないかと、心配でたまりません…というか、ものすごく哀しい。

来場してくれてはる人達は、皆さん熱心で講演後のやり取りもいろいろ楽しめました。夫婦ゲンカの対処法や「すれ違い夫婦」解消法など、講演では話しきれなかったことまで補足できてヨカッタです。男性ばかりじゃなくて、女性からも感想など聞かせて欲しかったのですが、なかなか手を挙げてまで…というのはありませんでした。僕の知っている「大阪のオバチャン」達と少し感じが違っていて、地域性なのかも?と思いました。「大阪」と一括りにできないおもしろさがあります。

ものすごくウレシいことがありました。2010年1月に大阪市都島区で講演したことがあったのですが、その時に僕の講演を聞いて下さった年配の男性。その講演の後、『プロ主夫山田亮の手抜き家事のススメ』を手に入れ、今回の講演にそれを持参し、講演後に「サインして下さい」と仰って下さったのです。「この本を見ながら少しずつ実践してます」とウレシいお言葉も頂きました。

ウレシい話や楽しい話、オモロい話やイイ話は、一人一人に尋ねるとポロポロと出てきます。それなのに人が集まると、なぜ不景気だったり不機嫌な話になってしまうのか?いいモノをもっている人を、イイところを活かして繋げるにはどうしたらいいのか?さしあたって、今日からでも始められる家族の繋がり再確認として、家事共同はその一つのきっかけになり得ると思います。少しでも第二の故郷である大阪市がゴキゲンに向かうよう、次も頑張ります。

次の大阪市での講演は、長年住んでいた住吉区のお隣の東住吉区早川福祉会館で3月2日午後14時から。最寄り駅が谷町線の駒川中野駅もしくはJR阪和線南田辺駅、御堂筋線西田辺駅。ということは、僕が社会福祉士受験資格取得のために研修した児童養護施設の近所でもあります。あの頃小学6年生だった子はもう30歳!懐かしすぎる東住吉区。楽しみにしています!

 

和歌山市役所で講演しました

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もともと決まっていた講師の先生が入院され、急遽代役でまわってきた今回の講演。急な話というのは、問い合わせから開催までの期間が短い分、勢いにノッてます。今回もダダダッと内容が決まり、スライドもパッと組み上がり、勢いにノッてました。急な依頼が苦手という講師の方もいるようですが、僕は集中できてむしろ楽しめました(今回だけかも?)。

最近、市役所や町役場へ出掛けることが多く、先日も兵庫県三田市で三田市男女共同参画推進委員会から市長さんへの答申というのも行いました(その模様はこちらに)。これまでにもいろんな市役所に行きましたが、本当にいろんな風土が垣間見られてオモシロイですね。

今日は、和歌山市役所の職員さん向けの男女共同参画研修での講演でした。若手からベテランまで、それもありとあらゆる部署から会場イッパイの参加者。今日は「男のライフリスクを考える」というタイトルで、未婚率や自殺率、父子世帯や介護などのリスク要素から、男女共同参画が女性だけではなく男性にとっても有益なものであることを話しました。

今回、和子さんがセミナーで仕入れてきたワークを盛り込んでみたところ、それで会場がイイ雰囲気になりました。普段から接していても、意外とわかっているようでわからない職員同士。職場の飲み会なんかも減ってきている昨今、改めてその人のもつ多様性や多面性、組織のメンバーの多様性に気付く機会になったのでは?と思います。そして、その多様性や多面性を活かすためにも、ワーク・ライフ・バランスという概念が有効であることが伝わればと盛り込んでみました。実は、僕はあんまりワークセッションを導入するのに慣れていないところがあって、今回、フィードバックを僕がやってしまいました(残り時間が気になったのもありましたが)。せっかくだったので会場に意見や感想を聞いてみた方がヨカッタと過ぎてから気付いてしまいました。やりっ放しみたいになってしまい、ちょっとザンネン。

そういえば、今日は「生活自立度チェック15」がかなり成績のいい会場でした。実際は、「オレってやれてるよな!」「なんでやねん!全部私がやり直してるヤン!」であったにせよ、家事ゼロ状態ではないということです。そういえば、今朝のNHKでも「“夫の家事参加”夫婦に意識の差が」と取り上げられていました。この意識の差をどうするかについては、また後日このブログで提案しようと思います。

久しぶりの講演でしたが、最後までイイ雰囲気の会場で楽しませてもらいました。この後、担当部署の職員さんと、和歌山ラーメンをご一緒し、巨大なシュークリームのお土産まで頂き、おまけに帰りの南海の特急は一番新しいタイプの「サザンプレミアム」!なんだかもう、こんなにオイシイことが繋がってエエの?というシアワセ気分でした。もしかしたら、行きの天下茶屋駅のエスカレーターの降り口で、ご婦人がスーツケースを倒して困っていたのをサポートしたのがヨカッタのかも。
 

気軽にチャレンジ!

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昨日、普段よく行くスーパーで「ロマネスコ」という野菜を見かけました。この冬は野菜の値段が全般的に高めですが、このロマネスコは一株98円という値段。

しかし…こりゃいったい何もの?そしてどうやって食べるンやろか?と、しばしジーッと見つめていると、通りがかりのオバチャンも「これなんなん?」とブツブツ言いながらも、値段に吊られてか立ち止まっていました。

せっかくなので、野菜売場の店員さんにその場で簡単なレクチャーをしてもらいました。カリフラワーに近い品種だけど、味はブロッコリーに近い。茹でるのが一般的だけど、ダシで煮てもいいし、炒めてもいい。普段はもっと高いんだけど、なかなか馴染みがないせいか動かないので今日は値下げして販売しているなどなど。

わからない時は聞けばイイ。自分で調べてもいいけど、聞く方が圧倒的に速いし情報量の多い(説明が的確なら…という条件付きですが)。この世の中、知らないモノの方が多いんだから、とにかく聞きまくるのが一番。聞けば聞くほど美味しい料理に巡り会えます。

今回は、調理法オススメで教わったレンジ蒸しをしてみました。僕はブロッコリーもレンジ蒸しすることが多いです。水とガスと時間の節約になりますし。マヨネーズをつけて食べてみたところ、なかなかのお味。たしかにブロッコリーに近い。フンワリとした食感もヨカッタです。

新しい食材に挑戦するのは、ちょっとした冒険です。それに挑戦しなくても、きっと生活はそんなに変わらないと思います。でも、挑戦すると新しい味に出会えます。なによりも挑戦する自分に出会えます。仕事では、なかなか挑戦できないにしても、食べることでは気軽に挑戦できると思います。新しい食材に挑戦するというのもありますし、新しい料理に挑戦する。初めての店に行ってみる。いつもと違ったものを注文してみる。

仮に「あ、失敗だ!」と思っても、リスクはだいたいが自分の胃袋と財布の範囲で収まります(アレルギーや食あたりは除く)。だから気軽にチャレンジできます。「これはどうやって食べるのだろう?」「どんな味なんだろう?」そう思うような食材が目の前にあったら、チャレンジしましょう!ちょっとだけ、昨日と違う自分になれます。