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2017年01月 の記事一覧

東京新聞連載 87回 新しい調理器具

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この記事で紹介した「デンマーク製の複層コーティングフライパン」は「SCANPAN」です。使っているのは、Classicシリーズの26cm蓋付きモデルで、詳しいレビューはこちらの記事に載せています。ほぼ毎日使っています。

この記事の最後に、「あえて難癖付けるなら」的に書いた、重さに関しては、「軽量フライパンと比べると」重たい程度で、たいした筋力があるわけでない僕でも、とくに料理には支障ありません。蓋に関しての問題には、取っ手がクルクル回るという問題がありましたが、これには後日談があり、問題は無事に解決しました!その問題解決の話には、いろいろと含みがあったので、次々回(2月20日掲載分)の連載記事にする予定です。乞うご期待。

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SCANPANでいろいろ試しています。昨晩はすき焼きに使ってみました。作り方はもちろん土井義晴さん流で(土井先生のレシピはNHK教育のこちらを)。すき焼きにも使い勝手ヨカッタです。キャラメリゼも失敗なくできました。画像では強火に見えますが、裏のシルバー素材がとカセットコンロのシルバー素材が反射しあって炎が広がったように見えているだけです。中火から弱火で料理してます。

焦げ付かないし、片付けも簡単だし、焼き炒め揚げ蒸し煮炊きもできるし、SCANPANがあれば、もうホットプレートは不要かもしれません。ウチにもこの頃(2011年)にはあったのですが…壊れて通電しなくなって以降、買ってませんでした。

 

鍋を磨く

先日、新しいフライパンSCANPANスキャンパンが我が家に来て以来、久しぶりに道具愛に火が。

フィスラー C+Sプレステージ キャセロール20cm」は結婚のお祝いに、妻の恩師から頂いた鍋です。あれ以来19年使っています。

ほぼ毎日のように使っていると、鍋の汚れにもなかなか気付きません。一気に汚れれば簡単に気付けるのですが、少しずつ少しずつ汚れていくと、見慣れてしまいますから。新しい鍋やフライパンと見比べてはじめて「あれ?!」と。

せっかく鍋磨きをするのなら、磨く前の「ビフォー画像」を取り残しておくべきです。

長年の家事で、知らず知らずのうちに焼け焦げに覆われていたあの鍋が…

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なんということでしょう!

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新品のようにキレイに輝いているではありませんか!

…と一人でブツブツ言いながら撮りました。



こういうチマチマした地味な作業。「くだらん!「しょぼい」と言われればソレまでかもしれません。

とはいえ、鍋磨きは自分の力だけで結果がでます。こんなに結果がわかりやすい事は、他になかなか無いような気がします。とくに仕事の場面では、本当にたくさんの人の力添えあっての結果ばかり。「自分って、本当は何にもできてないんじゃないだろうか?」と思うことも。

そんな中、鍋は磨けば磨いた分だけ答えてくれます。チマチマした地味な作業な分、余計に自分が試されます。磨き上げキレイになった鍋は「何もできないわけじゃない。少なくても鍋磨きはできる!」というささやかなモノを与えてくれます。

家事には、そんなささやかなモノの積み重ねができるという一面をもっています。誰かの反応を気にせずとも、自分が自分に「よくやった」と言ってやれます。「ビフォー画像」があると見比べることができるので、より「やった感」がもてます。そのためにも、キレイになった鍋はもちろんですが、汚れた鍋も是非撮って下さい。

 

SCANPANスキャンパン 思った以上にイイ!

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年末から新しいフライパンを使っています。1ヶ月経ったのでその使用感などを。SCANPAN(スキャンパン)というデンマーク製のいわゆる多層コーティングフライパンです。

築40年のアパート暮らしの時は、中華鍋でなんでも作ってました。大学院に通い始め、ワンルームマンションに移ったら電磁調理器しか使えないキッチンだったので、中華鍋を一度手放しました、結婚して再びガス暮らしになった時に、鉄製のフライパンを買い、それ以降19年間ズッとその鉄製フライパンがメイン。とにかく高温で調理できるので、中華料理などの炒め物には重宝。揚げ物も煮物もそれで料理してました。

途中、娘が料理に興味を持ち始めた頃に、グッチ裕三さん監修の小さなピンクのコーティングフライパン(フライパンダ)を一つ買いました。12年たった今、この小さなフライパンはコーティングがすっかりとれてしまい、ただの小さなフライパンになっています。主に弁当用として余生を過ごしています。

「鉄製のフライパンがあるので他は不要!」と思っていたのですが、後で触れる特徴と「デンマーク製」という珍しさにも興味がわき取り寄せることに。Classicシリーズの26cm蓋付きモデルは、TRY ME!SALE中でもありましたし。

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右がスキャンパン。左はこれまで使ってきた鉄製フライパン。同じ26cmなんですが、側面の立ち方が急なので底面が広いです。焼く時には、よりたくさん並べられます。一つ300gの鶏もも肉が3枚ゆっくり並べられます。工夫すれば4枚並べることもできます。
 
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蓋付きモデルの蓋ですが、なかなか難しいのが蓋がピッタリ!状態。ピッタリでまったく問題ありませんでした。この蓋は自分で組み立てるタイプでした。英語表記ながら見てわかる図が入っているので、それを見ながら組み立てます。といっても、その組み合わせ以外ではピッタリ止まらないと思います。

この蓋に関しては、当初、取っ手がカチッと止まらず、少し使うと緩んでしまう状態でした。その件を新聞記事に書き、このブログにも載せたところ、それを見た販売元から連絡があり、簡単な事情説明のやりとりの後、替わりの蓋を送ってくれました。検証したところ、その蓋にのみ起こる問題だったようです。素早く誠実な対応に、製品と販売企業への信頼度もupしました。
 
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焦げ付かない!が売りなので、試しに意地悪な料理をいろいろ。まずは「イキナリ」木綿豆腐を焼いてみます。完全に水切りできていない木綿豆腐は、焼くと焦げ付きやすいですね。ですが焦げ付きなしで、クルッとひっくり返せます。底面に白く豆腐の跡が付いていますが、お箸で持ち上げてひっくり返せるくらいなので問題なしです。

ところで「イキナリ」に、なぜ「」が付いているのか?です。

実は、多層コーティングフライパンの多くは(「すべーる」などのCMでお馴染みのセラフィットやフレーバーストーンも)、使用前の油ならしが必要です(参照:ココココ)。この油ならしは、鉄製フライパンを長く快適に使うための儀式のようなもの。しかも、油ならしはそれほど簡単ではありません。油ならしを失敗すると、多層フライパンでもしばらくは焦げ付きやすいフライパンになります。せっかく焦げ付かないフライパンを買っても、油ならし作業が必要なら、それは鉄製フライパンでも同じこと。

その点、スキャンパンは油ならし不要

洗剤で表面を洗うだけ(この作業は鉄製や多層フライパンを問わず、どのフライパンでも必要)。一切、油ならしせずに「イキナリ」木綿豆腐を焼きました。
 
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続いて、焼き餃子。ビッチリくっつけて焼くと、餃子は隣同士でくっ付いてましたが、スキャンパンとはこの通り、ポロッと剥がれるように離れてくれます。
 
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餃子が剥がれたスキャンパンの底はこんな感じ。焦げっぽい物はありますが、調理後、鉄板が熱いうちにお湯で洗えば、簡単に剥がれ落ちます。鉄製フライパンだとゴシゴシこすらないととれない焦げも、「調理後すぐに」洗えて、すぐに次の餃子を焼き始められます。

多層コーティングフライパンの多くは「冷めてから洗って下さい」と注意書きがあります。温められた表面が急に冷えることで、コーティングが剥がれやすくなるからです。ところが、スキャンパンは調理後すぐに洗えます。調理する→洗う→(別の料理を調理する→洗う→)拭き取る→片付けるが、時間を空けずに一連の作業としてできます。「冷めるまで待って洗う」というワンクッションが洗う作業をメンドウにするし、洗ってすぐ他の料理に取りかかれないので「もう一枚フライパンが必要」になります。

「男の料理」の問題点でもある「片付けない」「散らかる」も、一連の動作として洗って片付けるまでが習慣づけされれば、解決できそうです。
 
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目玉焼きももちろん、すべーる♪です。
 
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鰤の照り焼きを煮詰めても、焦げ付かず簡単。焦げ付かないから、洗ってすぐに他の料理に使えます。


スキャンパンいいことだらけ!と言いたいところですが、ここで気になる点を二点ほど。

まずは、鉄製フライパンや他社製品の多層コーティングフライパンに比べると、ほんの少し重たい感じがあります。中華料理系の炒め物を調理するのにフライパンを振る場合は腕力が必要。僕も炒飯などパワフルに振る時は、鉄製フライパンを使っています。側面の立ち方も炒飯には向いてないように思います。オムレツをトントンと寄せたり、ソテー的な使い方はまったく問題なさそうです。この重たさは、その分だけ丈夫!と考えると納得。

もう一つ。スキャンパンの特徴の一つである鉄製の調理器具も使えるに関する点。これは他の多層コーティングフライパンでは見られない特徴。フライ返しなどを使う分にはまったく問題なし。ただし、お好み焼きのコテ(テコ、ヘラ)を立てて、スキャンパンで焼いているお好み焼きをゴリゴリ切り分けると、さすがに傷が入りました。無茶はいけません。

確かに気になる点はありますが、それ以上のメリットが帳消しにしています。多層コーティングフライパンなので、油なし調理ももちろん可能。油は味付けや香り付け程度の最小限でOK。熱伝導率がいいので、揚げ物も油の設定温度が上がる待ち時間が大幅に短縮。環境や健康に悪影響を与えるといわれる、PFOA/PFOSも不使用としていますし。

とはいえ、決してお手頃価格のフライパンではありません。ですが、良い製品を長く使うという質実剛健に共感できるのなら、17,766円(Classicシリーズ-ソテーパン26cm:Sale価格)はモトが取れると思います。焼く、炒める、揚げる、蒸す、煮るに毎日10年間使うと、一日あたり5円弱です。焦げ付かないし、調理後サッと洗えサッと片付きます。あのストレスから解放されるというのは、毎日料理をする人にとって5円以上の価値があると思います。

10年の品質保障があるようですが、20年は使いたいフライパンです。

 

広島県庄原市で講演しました

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広島県庄原市の第3回庄原市人権啓発セミナーで「心地いい家族のカタチ~共に働き支え合う社会をめざして~」を講演しました。庄原市は、2015年11月に男女共同参画講演会をして以来1年と2ヶ月ぶりの訪問でした。担当部署のメンバーもほぼ同じで、全然久しぶりな気がしませんでした。こんなフレッシュな記憶のうちにまた講演するチャンスを頂けるとは…でした。

週末から月曜日にかけての雪がたくさん残る庄原市でした。乗り継ぎで手前の三次駅を降りた時、席の近かったオッチャンから「まだ先へ?庄原?雪スゴイで」と聞かされていたので、覚悟は出来ていましたが、「ホンマにココは広島県?」と確認したくなるような雪の量でした。

平日の夜でしかも足下は雪だらけ。「人は集まるんかいな?」と思っていたのですが、いい感じに会場は埋まっていました。市役所の職員研修も兼ねていたようなので男性多数。「主夫」「家事」と聞いてもあまり動じず、生活自立チェックでもなかなかの高得点。終盤のコミュニケーションワークは、お題を伝えてもザワつくことなく「じゃ、スタート!」のかけ声とともにサラッとワークに入りわいわいと皆様。お題は「助けて!きわめびと」で使った内容だったので、心の準備ができていたのかな?と思うくらい。

定刻に始まりほぼ定刻に終わるという、終始スムーズに流れたホンワカした講演時間でした。前回の講演時に知った、庄原市の担当課長さんと我が家の近所にある寿司屋の主とのご縁。また近々その寿司屋へ行かねば...。

 

東京新聞連載 86回 脱・思い込み

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2016年12月に出演した、NHK「助けて!きわめびと」で触れた「夫が家事をしない」について、その補足と新年を迎えて、家事のあり方を振り返ってみませんか?という提案の原稿にしました。

家事領域というのは、経済領域よりもはるかに保守的ではないかと思います。やり方を変える提案が、あたかも改宗を迫るように解釈されることもあります。今回、例えで挙げたタオルや皿も、言われて「あ、そうか!」とやり方をサッと変える人もいれば、「えええ!ありえない!」と強い拒否反応を示す人もいます。

保守がダメだとはいいませんが、「シンドイ!なんとかしたい」という現状認識がありながら、「でも、やり方は変えたくない」を両立させるのは、かなり難しいことです。僕は「とりあえず、やってみるか…」くらいがイイと思います。「やってみて、合わなきゃ戻せばいいし、合うならしばらく続けてみる」という柔軟さが、変化の大きな時代には必要だと思います。それは家事に限ったことではないですが。

 

東京新聞連載 85回 「宝探し」掃除

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12月19日の掲載記事です。前回が「早めの大掃除」で、少しでも早めに大掃除を!という提案でしたが、結局、12月の大掃除時期にももう一本入れることにしました。なんのことはない、我が家も早めの大掃除ができなかったということです。

文中の「レール式のタイプ」のストッパーについては、画像で補足しておきます。最近は、このレールで奥まで全部引っ張り出せるタイプの引き出しが増えてきていますね。

01これがストッパー
このアリクイの鼻のような出っ張りがストッパーです。

02右側は下げる
右側のストッパーを指で押し下げながら、

03左側は上げる
左側のストッパーを押し上げると、さらに手前まで引き出せます。
一度、体験してしまうと、あとは簡単なのですが、初めての場合、「どうやったら…」となると思います。僕もネットでやり方を探した一人です。

このタイプとは別に、少し持ち上げ引っ張って抜くという引き出しもあります。こちらは従来型。冷蔵庫の引き出しなどは、このタイプがまだまだ残っていますね。

引き出しの奥に物が落ちるというのは、たいていは引き出しに物を入れすぎているのが原因です。行方不明だった物が出てきて「ラッキー!」ではありますが、元をたどれば入れすぎないに越したことはないのです。

 

家事時間=動く時間→増えると健康維持になる?

今朝(2017年1月6日)のNHK関西ローカルニュースで流れていました。
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日本人の大人が睡眠以外で動かずにじっとしている時間は1日平均およそ5時間あまりで、高齢になるほど増えることが滋賀医科大学などでつくる厚生労働省の研究班の調査で分かりました。

調査を行った専門家は、健康維持のためには動かない時間を減らすよう心がけてほしいとしています。

調査を行ったのは滋賀医科大学の三浦克之教授を中心とする厚生労働省の研究班です。研究班では全国の20歳から91歳までの男女あわせて2883人について、日常生活での活動実態をアンケートや面談を行って調査しました。

その結果から1日の活動を▼スポーツや家事などで体を動かしている状態、▼テレビを見たり読書したりしてじっとして動かない状態、それに▼眠っている状態などに分類したところ、じっとして動かない時間は睡眠以外に1日の平均で男性が5.8時間、女性は5.2時間になったということです。

年代別に見てみますと動かない時間は、▼50歳未満では4時間程度でしたが▼50代から増加し、80歳以上では男性で8時間あまり、女性で7時間あまりになったということです。

研究班によりますと動かない状態が長くなるほど糖尿病や循環器の病気などのリスクが増えるという報告があるということで、代表研究者を務める滋賀医科大学の三浦克之教授は、「健康維持のためにはなるべく動かない時間を減らしてほしい」と話しています。研究班では今後も継続して調査を行い、動かない時間と健康との関係を調べることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170106/5641771.html
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家事はメンドウな側面もありますが、じっとしている時間を減らす効果があります。男性よりも女性の方が、じっとしている時間が少ないのは、家事が影響しているのかもしれません。家事をすると、足腰の運動になるし、手先も使うし、頭もつかいます。もちろん家事の負担が大きすぎるのは逆効果だと思いますが、適度な運動としての家事を続けるのは、「生活不活発病」(廃用症候群)の予防にもなりそうです。