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2018年07月 の記事一覧

東京新聞連載 122回 ムダを予防

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前回の「脱衣の仕方」の続きのような、今回の「ムダを予防」。

講演でもよく取り上げている内容です。「へたに家事すると、逆に怒られるし」「家事した方がイイのはわかるけど、何からしていいのやら…」という人や、「子どものお手伝い、何から?」という人も、まずはこういった家事予防の生活習慣から始めると、取り掛かりやすいと思います。

余裕のある時なら、はじめての家事にも十分サポートできますが、たいてい「なんか手伝おうか?」と言われるのは、こちらの体調が悪かったり、忙しかったり、あわてていたり…と余裕のない時。そういう状況を見て、「なにかしないと」という気持ちはありがたいのですが、得てして思ったような結果にならないもの。かえって足手まといになったり、かえって家事が増えてしまったり。

ショボい内容ではあるけれど、キチンと脱ぐであったり、すぐに対処することは、それをやらなかった時と比べると、確実に家事を減らしてくれます。ただし、テレビなどでは、こういった地味な内容で紹介映像を作るのはとてもタイヘン。それゆえ、わかっていても紹介できない内容なのです。だから、一発大技!や裏ワザ!などの紹介に偏るのです。

本当は、こういったショボい家事の積み重ねが、楽家事への大きな進歩になります。そして、このショボい家事は、各家庭に当てはめると、その家独自の「アレやコレや」がいろいろ出てくるはずです。

とくに家事トラブルや家事問題が起こったときがチャンス。その場で、カッと怒るのではなく(気持ちはわかりますが)、「なんでこんなコトが起こったのか?」「どういうパターンの時に起こった?」と家事の過程をさかのぼって原因を探り、それが二度と起こらないように対策を考え、日々、それを実行する。

その対策も、「家族の家事意識を高める」などという大きなモノではなく、「食べ終わったら、すぐにシンクに運ぶ」「鏡に歯磨き粉が付いたら、ここにあるタオルですぐに拭く」というように、具体的な内容を決めることが大事。

この話の大前提になることとして、「これが汚れた状態」という、汚れラインの共有という重要な要素がありますが、それはまた別の機会に。

 

京都ノートルダム女子大学で講義しました

昨年に続き、今年も京都ノートルダム女子大学で講義しました。

昨年までの講義タイトル「女性の子育てとライフキャリア」は、今年から「子育てとワークライフバランス」に変更された中での「どうなる?あなたの子育て生活~相棒選びを成功に導く3つのポイント~」を講義しました。

今年は終盤の子育て体験記の部分を大きく変え、VTRを使いました。VTRを流し始めてしばらくすると、教室の温度がスッと下がった感じ。やっぱり目の前の人が語る体験談の方が熱量あるんですね。伝わる力は全然違うんですね。時間の配分もあり、尻切れトンボな講義になった感アリアリ。今年の学生には申し訳ないです。

担当の先生からは「今年は、アレやらなかったんですね。私はあの体験談が一番好きだったんですけど」とも。今年で6年のお付き合いになる担当先生なので、僕の持ち味などもわかったうえでの率直なご意見。改めて、自分の話のキモがどこにあるのか?という気付きになりました。失敗を繰り返さないことが大切なので、さっそく対策に取り組んでいます。

常に新しい試みにトライはしているので、上手くいく時と上手くいかない時があります。不可解なのは、自分でもキモとわかっていたはずの、体験談をなぜ入れ替えてしまったのか?

思い当たるのは、週末に行った義父のお通夜とお葬式。体験談は、自分がシンドかった時の話なので、振り返りながら話すのに、他の話よりも元気が必要。自分では気付かないうちに、その元気に不安があり体験談を避けたのかもしれないです。

「プライベートでいかなることが起ころうとも、仕事に影響させないのがプロ」という人もいますが、たいはんの人は、プライベートの出来事が仕事にも影響を与えます。それがワーク・ライフ・バランスというものだと位置づけています。それを身をもって感じることになりました。