JAM大阪で講演しました

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9月2日、機械金属産業を中心とする産業別労働組合JAM大阪で「楽家事で毎日を楽しく!ワーク・ライフ・バランス講座」を講演しました。JAM大阪の青年協議会と女性協議会の共催ということで、講演前のリクエストは両方から盛りだくさんでした。「全部盛り込むと何時間?」という内容でしたが、可能な限り散漫にならず、偏らず構成させてイザ本番へ。

前日、「大阪ほんわかテレビ」に出演していたので(この記事)、それにも触れながら、毎度のようにまずは講師紹介から。

娘も妻も紹介するのが僕の流儀。とにかくワーク・ライフ・バランスや男女共同参画というのは、モデルがあって無いようなモノ。この領域の講師で、自分の子どもの話には触れるけど、夫婦について触れる講師はとても少ないのが現実。せっかくの話が、どこか遠い未来の絵空事に聞こえてしまっては意味が無い。リアリティー持って聞いてもらうには、まずは講師の素がわからねば…と思っています。

大阪で家事(とくに男の家事)を語るには、避けられない文化的な背景があります。大阪は商人の町。それも数百年という歴史のある商人の町。そこには主人や番頭と丁稚という、一昔前の人間関係が今なお色濃く残っています。そして、芸事の町大阪は師匠と弟子という制度も残しています。番頭や師匠はともに「一人前は家事をしない」文化。身の回りのことは丁稚や弟子がするシステム。番頭と丁稚は数世代前まで、師匠と弟子は今でも残るシステム。そして、関西圏ではそういった文化をもつ人達の声が大きく、テレビやラジオ、新聞などのメディアでの発言機会が、関東圏よりも多い。知らず知らず、その価値観に馴染んで暮らしている文化圏。

全員がそうではないとしても、どこにそういう「一人前は家事をしない」という文化の人がいるかわからない環境では、「育休取らせて下さい」「毎日家族の料理作ってます」とは、なかなか表にしにくいもの。声が聞こえないと「ホンマは誰も家事なんてやってない。だから自分もせぇへん」となっているのかも。実際、「夫の家事・育児分担率」では、関西圏2府5県は下位13位内に全部が含まれます(この辺りの分析については、こちらの記事)。男性の家事・育児参画についていえば、関西が全国的にみて低調なのには、こういった原因も考えられます。

講演のスタート時は固かった皆さんでしたが、徐々にほぐれ、講演終盤のペアワーク。後半のグループワーク辺りではワイワイと賑やかに、かつ赤裸々な発言が聞けるように。

講演時間が少し長くなってしまい「タイムコントロール命」の僕としては、時間内に終わらせられず心残りでしたが、主催担当さんにはたいへん好評で、ホッと安心。聞けば、急な講師探しで「男女共同参画」「ワーク・ライフ・バランス」「女性活躍推進」「働き方改革」などで検索し、何ページも何ページも探した結果、僕に行き当たり電話をかけて下さったそうです。問い合わせから講演まで短期間でしたが、勢いそのままの楽しい講演でした。

打ち上げは、久しぶりの大阪飲み。これまた楽しく盛り上がる会でした。
 
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