FC2ブログ

東京新聞連載 127回 炊き出し

2018101101.jpg
(画像をクリックすると拡大表示されます)

今年は、本当に地震、台風や大雨による災害のニュースをよく聞きます。できれば、災害による炊き出しなど、一生経験しない方がイイのですが、災害時の限らず、例えばBBQパーティーなど、数人が集まって料理する可能性も、無いことは無い。

ぶっちゃけて言えば、切り方なんて、どうでもイイんです。ただし、自分だけで食べるならという条件付き。

同じ材料は、同じくらいの大きさにした方が、火の通りがそろって料理しやすいし、そろっている方が食べやすい。例えば、ジャガイモは火が通り過ぎてグタグタなのに、ニンジンはまだカッチカチという状況を避けるためだ。ジャガイモとニンジンを似る場合、火の通り方はイモとニンジンそれぞれ違うし、それぞれの品種によっても違う。だいたい同じくらいの火の通り具合になるだろうと予測したうえでのサイズ決めにした方がいい。

このさじ加減は、勘による部分もある。皮を剥いたり、一口大に切っている最中に、「このイモは、スカスカしてる」と感じたり、「ネットリした感じ」と気付いたり。それに合わせて、大きさを変えたり。「男爵イモだからこの大きさ」「キタアカリだから2センチ角で」と公式化しにくい部分。それが料理の難しさでもあり、楽しさでもある。

難しいコトばかり言ってても、炊き出しは始まらない。多少のことはおおめに見ようではないか。僕もとぼけた家事をやってる可能性はある。仮に、肉じゃがのニンジンがささがきでも、食べられないことはない。そして、お父ちゃんがささがきにしてしまうのには、その家ならではの、ノッピキならない事情があるのかもしれない!というのを記事にしました。

そういえば、マズそうな煮物ということで思い出したのが、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の「二つの塔(スペシャル・エクステンデッド・エディションSEE版)」に出てくるエオウィンのスープ。

ギムリに「どうぞ」と言うと、食いしん坊のはずのドワーフなのに、「いや、けっこう」と断る。アラゴルンは断れずに一口飲む。「・・・・うっ・・・・う、ま、い」と言うのが精一杯。腹ペコの旅の一行のはずなのに、そのスープを捨てようとまでする。それほどまでに不味かったのか!エオウィンのスープは「ジャイアンシチュー」だったのか?!

ふと、炊き出しのスープで思い出したシーンでした。

 
関連記事

管理者にだけ表示を許可する