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カテゴリ:連載「シニアの楽家事」 の記事一覧

連載「シニアの楽家事」7回 ケガや病気

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10月5日掲載。

前回はめまい症に悩まされながら書いた記事。そして今回は、左足くるぶしの腫れに悩まされながら書いた記事。マラソンシーズン突入に合わせてトレーニングしていたのですが、少々無理が過ぎたのか、あちこち一気にガタがきている僕の身体です。だいぶん腫れは治まり、今日は久しぶりに強度を上げたトレーニングができました。

もしも我が家で家事のできる人が僕一人だったら…もっと腫れは長引いたと思います。体調を崩しても、ケガをしても、わりと早めに回復できるのは、僕以外に家事のできる家族がいるからだと思います。とても良いことだと思います。

でも、自分以外に家事のできる家族がいることを、自分の存在価値が危うくなることだと捉える人もいます。

それは全然別問題です。

寝たきりであったり、重度の障がいがあっても、その人の存在価値とは別であるのと同じです。いつか家事できなくなる時がくるかもしれません。動けなくなることすらままならぬ時がくるかもしれません。家事ができることは価値の一つではありますが、たくさんの価値の中の一つに過ぎません。人の存在とは、そんな単純でシンプルなものではありません。

そんな一つの価値に寄りかかるよりも、自分のやっている家事を、少しの間だけでも共有してもらえる家族が居る方が、僕はイイと思っています。
 

連載「シニアの楽家事」6回 電球交換

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9月14日掲載。

テレビで独居高齢者の、とくに散乱している家が映る時、部屋が暗く映ります。それは電球が切れても交換できないからでは?と思うのです。たかが電球ですが、QOL(生活の質)を大きく左右するモノです。体調が悪くても、誰か交換してくれたら、どんなに有り難いことでしょ?

日常生活のブログにも、こちらのブログにも、触れていませんでしたが、先月18日からめまい症に悩まされていました。当初はメニエール症候群と診断されましたが、検査の結果、メニエールではないと判明。念のためMRIで脳も撮りました。ところが、MRI検査後、症状が再び悪化。MRIは健康な人でも、検査後にめまいが起こりやすくなるそうです。結局、大きな支障がなくなるまでに、約一か月かかりました。

とくに、最初の二日間は、起き上がることも困難だったので、洗濯と食事は家族(特に妻)に担ってもらいました。「シニアの楽家事」という連載を担当しているライターが、寝たきりを数日間過ごす。そして気が付いたのは、自分がどんなに楽に家事できるようになっても、イザという時のサポートがいるのと、サポートどころか「おい!オレのパンツはどこだ?」という人がいるのとでは大違いだということ。

次は、そう言った内容にも触れます。

 

ネットでも公開

今、連載している東京・中日新聞の「シニアの楽家事」。
今ごろ気が付いたのですが、
ネットでも公開されていたようです。

<シニアの楽家事 スーパー主夫・山田亮>昼食活動 定年後は「自立」の仕掛けを

著者の僕も知らなかった、この事実!
いろんな意味で衝撃です。
しかも、なぜか8月の掲載分だけがネット公開されています。
 

連載「シニアの楽家事」5回 昼食活動

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8月10日掲載。

高校入学時には、学食通いしていた娘も、結局、「学食で並ばなくていいし、(うどん一杯だけ、などにならず)チャンと食べられるから」と弁当に逆戻り。そして、夏休み。補修期間の1日目だけ、お昼ご飯を食べに帰ってきたんですが、これがまぁ、本当にタイヘン!というかメンドウ。

学校から徒歩7分の我が家。「今から帰ります」とメッセージが届いても、7分ではなにもできない。「もうすぐかな?」という時間から逆算して準備して、ササッと食べさせて…と考えていると、午前中ズッと落ち着かない。「これは無理」と思ったら、娘も真っ昼間に家と学校の往復をするのがメンドウだったらしく、「弁当作ってもらえるかな?」と。朝はバタバタするけど、弁当の方がまだマシでした。

たった一日で終わった、ラテン昼ご飯。イタリアやスペインでは、お昼ご飯は大人も子どもも家に帰って食べると聞きます。ラテンママ達はタイヘンだろうなぁ。いや、待てよ。退職後の夫を抱える妻達もタイヘンなんじゃ?と思い至ったわけです。

せめてお昼ご飯くらい、自炊でも良いし、スーパーやコンビニで買ってくるのでも良いし、外食でも良いから、自分で食べるモノを調達できる能力を身に付けた方が良いです。いや、付けた方が良いというレベルではなく、自分の身を守るためにも「付けるべき」です。

 

連載「シニアの楽家事」4回 減塩

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たまに両親の暮らす家でご飯を食べると、あまりの薄味に驚きます。僕も料理に塩をたくさん使う方ではなく、むしろ、無塩料理も多いくらい。それでも、外食や中食で知らず知らずのうちに塩分を摂取しているようです。母親なんて、外食すると、どこで食べても「塩辛い、喉が渇く」と言ってます。

記事の中にあるデータは、「平成29年国民健康・栄養調査結果の概要」を参考にしました。
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000351576.pdf
塩分以外にも、いろいろ興味深いデータが載っています。若者の方が、男女とも、タンパク質も炭水化物も摂取量が少ない傾向にあることや、脂質摂取だけは高齢者の方が少ないというのも載っています。低栄養者の比率が年々増加しているのは、ダイエットの行き過ぎも考えられますが、やはり貧困化が一番大きな要因だと思います。こういうところからも、近年の経済政策が上手く機能していない(国民的な成果に繋がっていない)というのが見て取れます。

塩分摂取については、「第2部 基本項目」の中の「第2章 栄養・食生活に関する状況」(20ページ)の冒頭で触れられています。年々食塩摂取量は減ってきています。スーパーを見回しても、味噌や醤油に減塩商品が増えてます。柿ピーの減塩や塩せんべいの減塩も出ています。

男女差でみると、男性の方が摂取量は多い。これは酒のつまみが関係しているのかもしれません。肉体労働者が多いのも要因として考えられます。そして、男女共記事に書いたとおり、60~69歳の摂取量が一番多い!シニア世代の大問題といえます。塩分の摂りすぎは、高血圧や…ここからは医療分野になりますので、敢えて言及しませんが、身体にとって良いコトは少ないです。

「普通の食生活をしていれば塩分を取り過ぎることはない」と書いている人もいますが、日本は「普通に」食べていると、塩分過多になる食文化なんです。シニア層にとって、長年馴染んだ味は、実は塩分多めの料理である可能性があります。周囲を海に囲まれ、それを生活の中にも活かした暮らしをしている以上、塩分と無縁ではありません。ダシも塩分が含まれます。刺身には醤油を使いますし、味噌汁の味噌も塩を使って製造します。梅干しも漬物も。むしろ、普通の生活をしている人は、熱中症予防のための塩分補給は不要なくらいです。上の「取り過ぎることはない」と書いているのは、調べると、健康マニア領域の人でした。

「塩辛いのが大好き」という人に、「減塩しろ」というのは酷かもしれません。が、自身を振り返ってもらった時に、実は塩辛いのが好きなのではなく、美味しいモノが好きなのかもしれません。塩辛さと美味しさは、必ずしも一緒ではありません。減塩することで、味覚が洗練され、素材の味がわかるようになると、もっともっと美味しさは感じられます。もっともっと美味しい暮らしが待ってます。しかも、料理の腕を磨くという難題ではなく、塩を減らすだけというお手軽さで、それが得られます。きっと食べることがもっと楽しくなります。
 

連載「シニアの楽家事」3回 冷蔵庫の買い替え

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2018年11月10日に掲載された、東京新聞の連載「スーパー主夫 楽家事 130回」で「冷蔵庫が不調。そろそろ買い換えか?」と触れた冷蔵庫がとうとう機能停止寸前になり、買い替えました。

決して安い買い物ではなく「エイヤ!」という勢いで買った冷蔵庫でしたが、14年前の冷蔵庫とはずいぶん機能が改善されていました…というお話し。省エネもそうなんでしょうけど、それ以上に驚いたのが、野菜の新鮮さのもち具合。格段に長持ちするんです。キャベツ一玉買ってきても、なかなか食べきれない家庭にはピッタリだと思います。半玉や1/4玉のキャベツを買うのも一つですが、長持ちするのなら、特売日に一玉買っても使い切れるかも。

ところで、この記事の2段目後半にある「(買った冷蔵庫は)型落ちの特売品でした。」という部分。メーカーは「売り切るので『型落ち』は存在しない」との弁明だったそうです。この辺りの認識のズレはオモシロいと思います。型落ちが存在しないのであれば、僕が買った、現行カタログに載っていない冷蔵庫はいったいなんだったのか?中古品?全機種が売り切れないと次の機種は登場しないのか?製造業界と流通業界で働いていた僕からみても、なかなか興味深い、メーカーの言い分でした。

 

連載「シニアの楽家事」2回 買い物

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今回は、「買い物」がテーマ。担当さん(ほぼ同世代女性)は、テーマが買い物と知り、「ドヤ!」的な「オレの買い物体験記」だったら…と懸念したそうですが、「あ、こういう視点なのね?」で安心されたようです。

3段落目の「普段料理をしない妻と娘」は、当初「普段家事をしない妻と娘」だったのを訂正しました。洗濯は放っておいたらやってます。掃除は掃除機が苦手なようですが、なんやかんやと片付けや収納はやって(る時があり)ます。料理だけは、そもそもの話、「包丁が苦手」だそうで、こりゃもう無理に料理して、スパッといかれてもナンですし、ご自分のできる範囲で十分サバイバルできるのが、今の日本です。今回の件で、「今の時代、『中食』で十分乗り切れる」と確信したようです。

日本は、配給制の社会ではなく、自由に買い物ができる社会(というコトになってます)。「自由に買い物」の解釈については、いろいろ含みがあるのは承知していますが、今回は触れません。自由に買い物ができるということは、一見、良いコトのように思えますが、買い物が自己責任であることでもあります。なにを買うか?も自己責任ですが、どこで買うか?どう買うか?も自己責任。その問題の一つが、高齢者が多数を占める社会を目前に、聞かれるようになった「買い物難民」という言葉。

山村ならいざ知らず、都会なら買い物する場所はいっぱいあるじゃない!と言われそうですが、実は、都会でも買い物難民の危機は直面しうる問題です。

例えば、記事で紹介したのは、「欲しい物が、欲しい量で売ってない」という問題。これも記事にも書きましたが、店が広すぎて入口から買い物カートを押してレジを通って、駐車場まで歩くだけで疲れてしまうということも起こりうる問題です。「近所にコストコしかない」という人は珍しいと思いますが、その人は、毎回の買い物でけっこうな体力を使っていると思います。「買い物なんて、出掛けずともAmazonフレッシュで買える」という人ならきっと問題はないのですが、いずれ一般的になるであろう「セルフレジ」や「無人レジ」「キャッシュレス会計」などが登場すると、浦島太郎状態になる人は少なくないはず。有人レジは人件費がかかるから、買い物袋と同じように、その分、割高になる可能性も十分考えられます。

買い物なんてカネさえあれば誰でもできる!は半分正しくて、半分間違いです。買い物さえできれば、どんな買い方でもイイのか?という質的なところまで踏み込むと、そう簡単ではないのです。

流通は、この先、トラックの無人運転などで、グッとハイテク化が進む領域だと思います。一方で、買い物難民が溢れ出す可能性もあるので、「サザエさん」に出てくる「三河屋さん」のような昭和スタイルの御用聞きが、再び脚光を浴びる可能性も十分あります。近所で買い物できる場所が1箇所しかない場合は、その店が休業したり廃業した場合も考えないといけません。これはライフライン確保の一つです。

自分が暮らす地域に、どういった買い物環境があるか?くらいは、その気になればいつでもできるはずです。

 

連載「シニアの楽家事」1回財産管理

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2019年4月13日から毎月第2土曜日に東京新聞・中日新聞・北陸中日新聞で「シニアの楽家事」という新しい連載がスタートしました。

東京新聞では「スーパー主夫楽家事」から引き続いての連載。中日新聞では、2017年3月以来の連載再スタート。そして北陸中日新聞でははじめての連載になりました。

編集部から「シニアの楽家事」というタイトルで連載を書いて欲しいと連絡があり、その時「僕ももうシニア世代に近いんだなぁ」と気付きました。まだまだシニアには遠いと思っていたのですが、周囲にはそろそろシニアが迫ってきた現実を感じます。早期退職をする人もいるし、介護で思ったように仕事ができない人もいます。老後の生活もボチボチ考えないと…という焦りのようなモノも感じています。

こういった実感も込めながら、僕の体験や提案、問題提起などを、シニアの方のインタビューをもとに記事にしようと思っています。この連載は読者に届けるだけでなく、自分のためにもなるような気がします。これまでの「スーパー主夫楽家事」連載のように、「こうすれば楽ですよ!」「こういうのはどうでしょ?」という内容以外に、「どうしたらイイんでしょうね?」というスタンスもありだと思っています。

僕は51歳で、両親は健在。義父が昨年7月に亡くなり、その事務手続きで義母が訪ねてきたのでした。もうすぐ、あれから一年になりますが、残った物はなかなか片付かないそうです。なにしろ、義母もここ数年でガクッと体力が落ちた感じ。その状態で、自分の生活も成り立たせたうえで片付けもしないといけないというのは、なかなかタイヘンだろうと思います。どうするか?は義母の考え優先ですが、自分の身になった時のことを考えると、「早めに整理しとかないとな…」です。

「スーパー主夫楽家事」は連載が7年7ヶ月続きました。「シニアの楽家事」はどこまで続くかわかりませんが、この先、月一回の連載が元気に続けられるよう、体調に気を付けながら、好奇心のアンテナを目一杯はっていこうと思っています。