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カテゴリ:連載「シニアの楽家事」 の記事一覧

連載「シニアの楽家事」15回 コロナ太り


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2020年6月6日掲載。

新型コロナウイルス感染症(COVID(コビット)-19)に対する緊急事態宣言は解除されましたが、今日(2020年6月15日)現在、東京都では新たに48人の患者が報告され、14日の47人と、再び増加の傾向へ。北京では食品市場関係者を中心に72人が発症したとのこと。

今回のコラムのタイトルは「コロナ太り」ですが、コロナウイルスが人を太らせたわけではなく、単に食べる量(インプット)と使うエネルギー(アウトプット)のバランスが狂っただけです。動く習慣のある人は、コロナで外出自粛しても太りにくいし、もともと太りやすい人は外出自粛で拍車がかかったのが実態だと思います。

そして外出して発散できないストレスを、食べて解消した人も多いと思います。僕も娘が小さい時は、思ったように外出できなかったので、食べてストレス解消してました。あっという間に体重が増えて、体重が増えると動くのが苦痛になって、ますます動かなくなる。足や腰が痛くなって、これまた動かなくなる。悪循環でした。家事なんて、やることはイッパイあって、いくらでも運動になるのに、「食べてストレス解消」というトラップに引っ掛かると、気持ちも重たくなるんですよね。タイヘンな時期でした。

とりあえず、昼食と夕食の炭水化物を減らしました。朝はエネルギー源を身体に入れないと身体が起動しないので摂取しましたが、それでも食物繊維の多い全粒パンや玄米にしたりして対策しました。

記事には部分的にしか盛り込まなかったのですが、栄養の仕組みを簡単に伝えるのに、自動車を例にするとわかりやすいと思います。

炭水化物(糖質):ガソリン
タンパク質:エンジンや車体
ビタミンやミネラルその他:エンジンオイルやソフトウェア

ガソリンが入ってないと自動車は動きません(電気自動車を除く)。脱炭水化物をやり過ぎると、ガス欠で倒れてしまいます。使った分のガソリンは補給しないと動けなくなります。マラソンランナーは、脂肪という予備のガソリンタンクからエネルギーを取り出して走っています。ところが脂肪からエネルギーを取り出すには、ものすごい量の練習が必要なのです。一般的には、蓄えるのは簡単なのに、そこから取り出すのはむちゃくちゃ難しいのです。それにはビタミンやミネラルの働きも大切になります。こういった諸々の事情を含めて、栄養の世界の「バランスの取れた食事」というお決まりの一言になっているのです。

この自動車に例える栄養の話は、もっとたくさん書きたいんですが、また別の機会を設けて触れたいと思っています。


僕は、一番体重が重たかった58kgの頃から7kg落として、今は51kgで安定しています。もちろん食べ物だけでなく、マラソンをするようになって、基礎代謝量も大幅にあがったので、今は少しご飯を食べすぎても(アメリカに滞在しても!)太ることはなくなりました。腰も足もあの頃に比べたら、ずいぶん楽になりました。家事は…相変わらず、できるだけやりたくない!です。外出自粛で人の出入りがなくなった分、掃除の機会を逸しているというのも大きいと思います。




 

連載「シニアの楽家事」14回 娘の自炊デビュー

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2020年5月2日掲載。

この春から大学生になった娘は、予定では、とっくに一人暮らしを始めてるはずだったのですが、昨今のコロナウイルスの影響で、期せずしてまだ一緒に暮らしてます。「じゃ、夜はわたしが作るわ!」と言ってくれる暮らしが来るとは思ってませんでした。
 
オンライン授業は、少なくとも夏まで続くようなので、移り住むのはその後になると思います。もうしばらく生活自立に向けた準備期間が確保できそうです。逆に考えると、よくこれまでの生活能力のままで一人暮らしを始めさせようと思ったな…と感じた次第。「案ずるよりも産むが易し」とはいうものの、どうなっていたことか。

オンライン授業が始まってしばらく経ちました。今は、当面の料理よりも、パソコンに慣れることが課題になってきているようです。なにしろ、これまで「パソコンを使ったら?」と言っても、「簡単」という理由でスマホばっかり触っていたのですが、やっぱり大学の授業となると、パソコンを使わずして一歩も進めない感じになってきました。

思いがけず、料理やパソコンの習得機会になった、外出自粛期間。娘にとっても、長いスパンでみた時、この遅延はきっとラッキーになると思います。

連載「シニアの楽家事」13回 洗濯トラブル


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2020年4月4日掲載。

この話が掲載された、翌日に、友達が「洗濯しようと思って、洗濯機の蓋を開けたら、すでに脱水が終わった洗濯物が入っていた」とSNSに投稿してました。思わず「あるある」と返信。その後、「ウチも!」「ウチなんて★★が××になってたり」などなど。

皆さん、失敗はたくさんしてます。もちろん「その時」はガックリですけど、みんなで「あるある」体験を共有できれば、「コレもネタ!」と割り切れるモンです。そういう時、SNSはとてもイイ媒体だと思います。

なぜなら、読んだ後、ぜったいに返信しないといけないモノではないから。失敗談に対して、とくに家事の失敗に関しては、「ウチもあるある」が一番楽しく盛り上がります。だけど、対面だと、とっさに「あるある」が出てこなかったり、「ウチ、乾燥まで全自動だから」だと、そこで会話が終わってしまいます。でも、SNSなら、返事しないのもアリだし、「あるある」を思い出した時に返信すればイイし。

シニアで、「家事を始めたばかり」だったり、「これから」の人もいると思います。どこかで「あるある」友達が見付かれば、あとは失敗も楽しいネタになります。初心者は失敗ネタの宝庫!ベテラン達が忘れ去った失敗を、フレッシュに体験できる選ばれし者かも。失敗を公開してみると、それで繋がれる人が見付かるかもしれません。「こんな失敗やってしもた!」で繋がれる人は、きっと飾らず付き合える人達でしょう。
 

連載「シニアの楽家事」12回 「お宝」の終活

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2020年3月7日掲載。

記事の中で登場した、アメリカバージニア州で作られたオーディオアンプは、コンラッドジョンソン社のPV2です。
中古品を扱うサイトには、定価24万円と(このサイト)。
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スピーカーとゴルフクラブと一緒にポンと道路に。
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個人的には、オーディオ製品には並々ならぬ思い入れ(怨念とも怨恨ともいう)があり、この目の前で廃棄される瞬間に立ち会ったのは、とても哀しく感じる出来事でした。

ちなみに、友人の見付けたソファーは「カリモク」のソファーだったそうです。修理というか、わりと簡単に修繕できるモノでも、わりと廃棄にする人が多いようです。

これは、オーディオ製品や家具だけでなく、各種様々な物品に対してこういう思いの人がいると思います。骨董品も、わからない人にとっては、ガラクタでしょう。テレビ番組の「お宝鑑定団」に出してみてもらえるのは、ごくわずか。中には、「家に眠るお宝を鑑定します」と家にやって来て、貴重なモノでも二束三文で買いたたき、転売で儲ける業者もいると聞きます。
 
コレクションがダメとは言いませんが、その処分まで考えて集めて欲しいですね。

実は、記事にはしませんでしたが、特に、「オタク」系「エロ」系の物品とそしてデータ類の処分。これがタイヘンなのです。同人誌の処分で、パッと「ま◎◎◎◎」とか「駿※屋」と思い付く人はいいのですが、たいていは「うわっ!なにコレ?!」となり、そのまま古紙回収などに出されてしまいそうです。

オタクの逝き方』という本があり、以前、「そういえば…」と買い、今も僕の書棚に並んでいます。
 

連載「シニアの楽家事」11回 自分で作り自分で食べる


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2020年2月1日掲載。
 
サブタイトルが「個食でストレス減」。個食や孤食という言葉は、あまり良いこととして世間では使われていないと思います。とはいえ、なぜ個食や孤食という言葉が一般的になったのか?を一度、中立な位置から見つめてはどうかと思います。
 
個食が拡がった背景として、まず第一に、一人でもご飯を作って食べるのが、それほど大ごとではなくなったというコトがあるでしょう。家電の普及、スーパーなどでのお惣菜販売や加工食材が手に入れやすくなったこと。そしてコンビニの存在も欠かせません。誰かが家族全員分の料理を「せーの」で作るのは、食事の準備がタイヘンだったから、一度に全員分(あるいは何食分)を作ることで負担を軽くする狙いがあったと考えられます。大量生産の発想です。
 
また、家族が揃って食べるとはいえ、例えば、お父さんは糖質制限、お母さんはダイエット中、子どもは食物アレルギーというように、全員が同じ物を食べるのが難しい家族もいます。こういった事情ではなく、単に家族それぞれの好みや苦手も反映できる食卓が、それほど大きな負荷をかけずとも可能になりました。
 
記事にも書きましたが、空腹になるタイミングが家族一緒!などというのは奇跡です。空腹でないのに、決まった時間が来たから食べるという「規則正しい生活」が、本当に身体にとってイイのかどうかも実は疑問です。学校や仕事に食事時間を合わせていただけなのでは?と思います。
 
そして、最後が大きいのです。食事というのは食物摂取。人前で見せることができる貴重な生理行為です。国や地域によっては、人前で食事をすることを避ける習慣もあると聞きます。今の日本では、それほど生々しい場面として、食事が認識されていないとは思います。ですが、例えば、食事の時に、噛む音が気になる人は少なからずいます。ひとたび気になり始めると、とても気になるのが、こういった食事どきのくせや習慣。もともとは生理的な行為ですから、気になるのは当たり前です。口に入れる時の視線がヘン、食べこぼしが多い、必ずズズズと音を立てて飲む、などなど。特に嫌いと思っているわけではないけど、一緒に食事するのはちょっと…という人もいて当然。歯が悪くなって、咀嚼をする時にどうしても音が出てしまう、飲み込みが上手にできなくなってきて誰かと食事をするのが恥ずかしい。そういう人もいると思います。

せっかくの食事時間です。自分が心地よく食べられる環境を、自分だけで作ってもイイと思います。同じ物でも快適に食べられると、美味しく感じられるはずです。

家族それぞれが作って、それぞれで食べる。個食だけど、必ずしも悪いことではないと思います。
 
 

連載「シニアの楽家事」10回 鍋料理のアレンジ

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2020年1月11日掲載。

おそらく(これは推測の域を超えませんが)、各メーカーから売られている「鍋スープの素」系の商品の原価は、かなり安いと思います。これだけ、いろいろ登場する背景には「儲かる商品」という側面があるのでは?と思います。
 
もう一つの側面は、需要があるという点です。
やっぱり鍋料理は簡単、
手軽で作りながらでも食べられる、
ハズレが少なく確実性も高い、
洗い物が少なくてすむ、
温まる、
などなど、メリットはたくさん。

我が家は冬は鍋連投です。具材、スープ、テイストの組み合わせを変えながら、ローテーションを回してます。

歴史的にみると、日本の大半であった農村の食事は、鍋+穀物(ご飯だったり雑穀だったり)が毎日毎日ズ――――――ッと続いていました。残った鍋に、足して足して食べ続けていたのです。たまの冠婚葬祭や行事や祭りの日だけハレの料理がでる以外は、ほぼ鍋と穀物。冷蔵庫はないし、調理する場は、かまどか囲炉裏(あと、軒先の七輪かな?)。こういう条件下では、一つの調理器具でいろいろ食べられる鍋は重宝します。おそらく、日本の風土や日本人の腸の長さにも、鍋料理が適合しているのでは?と思います。

「鍋しかできない」と卑下する人がいますが、鍋ができれば上等です。土井善晴さんの「一汁一菜で良い」というのも、この発想からきているのでは?と思います。鍋料理をハレ料理にする必要などありません。映えなくてイイんです。片働き時代の食卓と違っいてイイんです。時代は変わりました。それに合わせて料理も変わるべきです。昭和中後期の食卓と同じにする必要などありません。

 

連載「シニアの楽家事」9回 男性介護者

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12月7日掲載。

介護それだけでもタイヘンなこと。昔は、年上の夫と年下の妻。それもある程度年齢が離れたカップルが多かったので、年齢差と性差の違いから、妻が夫を介護するという構図が一般的でした。ところが、近年は、夫婦間の年齢差が縮まり、どちらが先に要介護状態になるかは、五分五分なのでは?

先日、立命館大学総合心理学部の「みんなのためのキャリアセミナー 男性の家事・育児・介護」で登壇しました(この時)。僕は家事・育児担当だったのですが、その時、一緒に登壇したのが、男性の介護が専門の津止正敏先生でした。その時のお話からも、これは一度記事にしないと!と思っていたことを記事にしました。

記事の中で登場する『「収納の達人」男性』は、コジマジックさんです。番組で彼がキチーンとキレイに片付けたクローゼットが、数週間後に僕たちが訪れた時に確認したら…!!!だったという話です。
 
こういうコトがあることから分かるように、テレビ番組のロケを受け入れてくれる家庭が少ないんです。「他人を家に呼ぶ」ことに抵抗がある人は多い。しかもテレビに映る!それだけでも受入先が減るのに、ビフォー&アフターの収録がある番組なら、収録は超長丁場。くたびれ果てたのに、オンエアーを見たら、数分間しか映ってなくてガックリ…。多くの家庭はこんな感じだと思います。

コジマジックさんと僕を立て続けて受け入れてくれたご家庭は、本当にタイヘンだったと思います。でも、「他人を家に呼ぶ」ことに慣れている家だったので、きっと介護も抱え込まずに済むことでしょう。

 
 

連載「シニアの楽家事」8回 キャッシュレス決済

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11月2日掲載。

「消費税が10%になって一カ月」という書き始め。僕の記事が時事問題と絡むのはそう多くありません。ずっと以前、野菜の値段の動きと料理について書いたところ、掲載される時期に値段が高騰してしまい、なんとも妙な記事になったことがあります。価格のような、流動する事象を題材に記事を書くのは、執筆から掲載までに時間がかかる新聞記事では極力控えようと決めました。

今回の消費税は、逆に「流動しないかな?」という希望も含めて、もっというとキャッシュレス決済による還元や軽減税率など、ああいうメンドウなのが流れてくれやしないかという願いも込めています。未だにキャッシュレス決済による還元で、店によっては該当店になるかどうかが決まっていないというのを聞きます。あとで、ものすごくメンドウなことになりそうです。

そして、この記事を書いた時には「まさか…」という、PayPayとLINE Payが一緒になるというニュースも数日前に飛び込んできました。ソフトバンクグループが一気にPay系の覇権を握りに動いたわけです。さっそくPay系の一角が動きました。この延長で、今はまだいろんなキャッシュレス決済がありますが、いずれは数個に統合されるでしょう。まとまると、流通の基準として力を持つようになります。

そうなった時、つまり普及した後で、記事にも書いたとおり、「今から使い始めたい」というのは、ものすごくハードルが高くなります。今は、みんなまだバタバタしてます。どのキャッシュレス決済が残るかもわかりません。統合される度に、統合された側の利用者は新しいアプリをインストールしてツ相方を覚えます。その段階なら、まだ「どうするの?」にも対応してもらえます。今からなら、まだ十分乗れます。決して乗り遅れということはありません。

…という、どこかのPay系企業の回し者のように思われる内容ですが、実は、僕のメインはプリペイド系とクレジットカードです。まだまだ昭和を引きずってます。

一つ懸念があるのは、今度、銀行がすべての口座の維持費やATM利用全般に手数料がかかるようになるのでは?という点です。それも、キャッシュレス化は一気にすすむ契機になるのでは?と思います。
 

連載「シニアの楽家事」7回 ケガや病気

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10月5日掲載。

前回はめまい症に悩まされながら書いた記事。そして今回は、左足くるぶしの腫れに悩まされながら書いた記事。マラソンシーズン突入に合わせてトレーニングしていたのですが、少々無理が過ぎたのか、あちこち一気にガタがきている僕の身体です。だいぶん腫れは治まり、今日は久しぶりに強度を上げたトレーニングができました。

もしも我が家で家事のできる人が僕一人だったら…もっと腫れは長引いたと思います。体調を崩しても、ケガをしても、わりと早めに回復できるのは、僕以外に家事のできる家族がいるからだと思います。とても良いことだと思います。

でも、自分以外に家事のできる家族がいることを、自分の存在価値が危うくなることだと捉える人もいます。

それは全然別問題です。

寝たきりであったり、重度の障がいがあっても、その人の存在価値とは別であるのと同じです。いつか家事できなくなる時がくるかもしれません。動けなくなることすらままならぬ時がくるかもしれません。家事ができることは価値の一つではありますが、たくさんの価値の中の一つに過ぎません。人の存在とは、そんな単純でシンプルなものではありません。

そんな一つの価値に寄りかかるよりも、自分のやっている家事を、少しの間だけでも共有してもらえる家族が居る方が、僕はイイと思っています。
 

連載「シニアの楽家事」6回 電球交換

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9月14日掲載。

テレビで独居高齢者の、とくに散乱している家が映る時、部屋が暗く映ります。それは電球が切れても交換できないからでは?と思うのです。たかが電球ですが、QOL(生活の質)を大きく左右するモノです。体調が悪くても、誰か交換してくれたら、どんなに有り難いことでしょ?

日常生活のブログにも、こちらのブログにも、触れていませんでしたが、先月18日からめまい症に悩まされていました。当初はメニエール症候群と診断されましたが、検査の結果、メニエールではないと判明。念のためMRIで脳も撮りました。ところが、MRI検査後、症状が再び悪化。MRIは健康な人でも、検査後にめまいが起こりやすくなるそうです。結局、大きな支障がなくなるまでに、約一か月かかりました。

とくに、最初の二日間は、起き上がることも困難だったので、洗濯と食事は家族(特に妻)に担ってもらいました。「シニアの楽家事」という連載を担当しているライターが、寝たきりを数日間過ごす。そして気が付いたのは、自分がどんなに楽に家事できるようになっても、イザという時のサポートがいるのと、サポートどころか「おい!オレのパンツはどこだ?」という人がいるのとでは大違いだということ。

次は、そう言った内容にも触れます。