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2019年05月 の記事一覧

小規模組織は全員がマルチプレイヤー

昨日、NHK「サラメシ」を見ていたら(この放送回)、
埼玉県和光市の「巻きチョコ」製造会社
(たぶん「チョコレートショップたちばな」だと思います)
が紹介されていました。

働く人の大半が子育て中のママさん達。
そして、オモシロイのが仕事のローテーション。

全員が各工程の持ち場を
1時間毎にグルグル交替するシステム。


子育て中のスタッフが多いとと、
どうしても子どもが病気したとか行事だとかで、
抜けるスタッフが出てくるわけです。

そこで誰が抜けても埋め合わせができるように、
全員が全工程の持ち場を担当できるように、
グルグルと回るシステムになっていると紹介されていました。

これはイイ!

例えば、家庭で、
お父さんは洗濯と掃除、
お母さんは料理
のように完全に分担しているとします。

お父さんが出張したら、洗濯は誰もできない
お母さんが残業したら、料理は誰もできない

これではタイヘン。

多くの家では、こんなことにならないように、
たいていお母さんが全家事をカバーできることを前提にしています。
こうなると、お母さんはお父さんの都合で残業できたりできなかったり。

核家族化がすすみ、家庭内で家事できる人の数は、もともと減っているのに、
未だに一人しか全家事をカバーできていないのは問題。

「チョコレートショップたちばな」のように、
複数の人が全工程を担当していると、
一人になにかあっても、他の人がカバーできます。
せっかく複数の人がいるのなら、全員が全家事をカバーできるようにしておくと、
危機管理になります。柔軟に対応できます。

小さい組織ほど、全員がカバーできることが強みになります。
誰かがいっときでも、欠けないことを前提にするというのは、
とくに小規模組織の場合、無理がきます。

家庭でも、
全員参加の全家事カバーが安定するし、
なにかあっても大丈夫という安心にもつながります。
安心があればこそ、ココロのゆとりももてるというモノです。


 

日経プラス1(2019年5月11日)

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2019年5月11日付け日経プラス1の裏面「すっきり生活」に記事が掲載されました。
ネット記事は、↓
ゴミの山に埋もれぬ一手間 プラ素材は切り刻む
です。

忙しい時に、料理を安く簡単に済ませようとすると、弁当を買ってきたり、お惣菜を買ってきたりします。とりあえず空腹は満たせますが、それが数日続くと、アッという間にゴミの山ができます。

とくに問題なのはプラゴミ。たいていの地域は、プラゴミ回収は週に一回。その回収日までは、家のどこかで保管することに。行き場を失ったゴミ袋で玄関が占領されている家にお邪魔したこともあります。ゴミ屋敷のいくつかは、ちょっとしたゴミの出し忘れから始まっています。

今の便利な生活は、大量のゴミを生み出すことで成り立っている側面があります。いかにゴミと付き合っていくか?は、現代の生活において、欠かすことのできない視点です。

とはいえ、家事の情報発信者の多くは、あまりゴミについて語りません。一つには、テレビや雑誌で紹介しようにも、画面があんまりキレイでない点があげられます。また、ゴミを出さない方に焦点が偏りがちで、ゴミを大量に出さざるを得ない生活は「ダメな生活」と断罪するかのような立場の人までいます。捨てるモノに、いちいち講釈を垂れても仕方がないという人もいます。断捨離や手放すまでは興味があっても、実際にいかに捨てるか?についてまで書く人はほとんどいません。

エコもゴミ減量も実践している人は素晴らしいと思います。でも、そこまで余裕のない人は、大勢います。経済的にシンド人ほど、ファストフードやコンビニで食事を済ませがちです。格差が固定化しつつある現代、そんなゴミ大量発生生活から抜け出したくても抜け出せない人も大勢います。

今回の記事は、そう広くもない家で、ドンと大きなゴミ袋が居座っているのを、少しでもコンパクトにするアイデアです。大量のゴミが出ても困らないようなお屋敷住まいの人に向けた記事ではございません。日経新聞の読者にそんな層の人がいるのか?と聞かれたら、なんとも答えようがありません。ですが、ゴミの処理で困った人がいれば、助ける立場にいる人は大勢いるのではないか?と思います。「次はゴミの捨て方で」と企画を提案した時に、「それでいきましょう」とGOサインが出たのは、きっとそういうことではないかと思います。

できれば地域のゴミ問題などについても言及したいのですが、それはまた別の機会に。

 

連載「シニアの楽家事」2回 買い物

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(画像をクリックすると拡大表示されます)

今回は、「買い物」がテーマ。担当さん(ほぼ同世代女性)は、テーマが買い物と知り、「ドヤ!」的な「オレの買い物体験記」だったら…と懸念したそうですが、「あ、こういう視点なのね?」で安心されたようです。

3段落目の「普段料理をしない妻と娘」は、当初「普段家事をしない妻と娘」だったのを訂正しました。洗濯は放っておいたらやってます。掃除は掃除機が苦手なようですが、なんやかんやと片付けや収納はやって(る時があり)ます。料理だけは、そもそもの話、「包丁が苦手」だそうで、こりゃもう無理に料理して、スパッといかれてもナンですし、ご自分のできる範囲で十分サバイバルできるのが、今の日本です。今回の件で、「今の時代、『中食』で十分乗り切れる」と確信したようです。

日本は、配給制の社会ではなく、自由に買い物ができる社会(というコトになってます)。「自由に買い物」の解釈については、いろいろ含みがあるのは承知していますが、今回は触れません。自由に買い物ができるということは、一見、良いコトのように思えますが、買い物が自己責任であることでもあります。なにを買うか?も自己責任ですが、どこで買うか?どう買うか?も自己責任。その問題の一つが、高齢者が多数を占める社会を目前に、聞かれるようになった「買い物難民」という言葉。

山村ならいざ知らず、都会なら買い物する場所はいっぱいあるじゃない!と言われそうですが、実は、都会でも買い物難民の危機は直面しうる問題です。

例えば、記事で紹介したのは、「欲しい物が、欲しい量で売ってない」という問題。これも記事にも書きましたが、店が広すぎて入口から買い物カートを押してレジを通って、駐車場まで歩くだけで疲れてしまうということも起こりうる問題です。「近所にコストコしかない」という人は珍しいと思いますが、その人は、毎回の買い物でけっこうな体力を使っていると思います。「買い物なんて、出掛けずともAmazonフレッシュで買える」という人ならきっと問題はないのですが、いずれ一般的になるであろう「セルフレジ」や「無人レジ」「キャッシュレス会計」などが登場すると、浦島太郎状態になる人は少なくないはず。有人レジは人件費がかかるから、買い物袋と同じように、その分、割高になる可能性も十分考えられます。

買い物なんてカネさえあれば誰でもできる!は半分正しくて、半分間違いです。買い物さえできれば、どんな買い方でもイイのか?という質的なところまで踏み込むと、そう簡単ではないのです。

流通は、この先、トラックの無人運転などで、グッとハイテク化が進む領域だと思います。一方で、買い物難民が溢れ出す可能性もあるので、「サザエさん」に出てくる「三河屋さん」のような昭和スタイルの御用聞きが、再び脚光を浴びる可能性も十分あります。近所で買い物できる場所が1箇所しかない場合は、その店が休業したり廃業した場合も考えないといけません。これはライフライン確保の一つです。

自分が暮らす地域に、どういった買い物環境があるか?くらいは、その気になればいつでもできるはずです。

 

連載「シニアの楽家事」1回財産管理

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2019年4月13日から毎月第2土曜日に東京新聞・中日新聞・北陸中日新聞で「シニアの楽家事」という新しい連載がスタートしました。

東京新聞では「スーパー主夫楽家事」から引き続いての連載。中日新聞では、2017年3月以来の連載再スタート。そして北陸中日新聞でははじめての連載になりました。

編集部から「シニアの楽家事」というタイトルで連載を書いて欲しいと連絡があり、その時「僕ももうシニア世代に近いんだなぁ」と気付きました。まだまだシニアには遠いと思っていたのですが、周囲にはそろそろシニアが迫ってきた現実を感じます。早期退職をする人もいるし、介護で思ったように仕事ができない人もいます。老後の生活もボチボチ考えないと…という焦りのようなモノも感じています。

こういった実感も込めながら、僕の体験や提案、問題提起などを、シニアの方のインタビューをもとに記事にしようと思っています。この連載は読者に届けるだけでなく、自分のためにもなるような気がします。これまでの「スーパー主夫楽家事」連載のように、「こうすれば楽ですよ!」「こういうのはどうでしょ?」という内容以外に、「どうしたらイイんでしょうね?」というスタンスもありだと思っています。

僕は51歳で、両親は健在。義父が昨年7月に亡くなり、その事務手続きで義母が訪ねてきたのでした。もうすぐ、あれから一年になりますが、残った物はなかなか片付かないそうです。なにしろ、義母もここ数年でガクッと体力が落ちた感じ。その状態で、自分の生活も成り立たせたうえで片付けもしないといけないというのは、なかなかタイヘンだろうと思います。どうするか?は義母の考え優先ですが、自分の身になった時のことを考えると、「早めに整理しとかないとな…」です。

「スーパー主夫楽家事」は連載が7年7ヶ月続きました。「シニアの楽家事」はどこまで続くかわかりませんが、この先、月一回の連載が元気に続けられるよう、体調に気を付けながら、好奇心のアンテナを目一杯はっていこうと思っています。