連合和歌山で講演しました

連合和歌山の「時短家事セミナー」で講師を務めました。
新型コロナ感染拡大前から、連合和歌山ではよく講師をしていましたが、新型コロナの感染が落ち着いてからは、もちろんはじめて。地図を見ずとも行ける会場。

とはいえ、和歌山ラーメンの有名店「井出商店」のある田中町交差点の南西角に、タグ・ホイヤーの広告看板。そこには、アイルトン・セナのお顔。彼が亡くなってから、もう29年も経っていますが、あの事故の日のことは、つい先日のことのように蘇ります。セナに見送られながら、講演会場へと向かったのでした。
今回は初めての試みを試してみました。参加者同士のやり取りの中から、アイデアやヒントを出し合うというワークショップ形式にしました。家事の棚卸しをして、そのあと、傾向などを分析し、そこから時短につながるアイデアやヒントを導くというモノです。どういう問いかけでワークショップをしてもらうか?ということと、出てきたアイデアやコメントにどう答えるか?という難しさはありましたが、少なくとも参加者同士の対話は、これまでのスタイルよりも格段に多かったと思います。
この試みの背景としてあるのが、「隣の家事はわからない」という家事実態。自分は自分の家事のことしかわからないし、世間的に「これが一般的」と言われている家事も、実は検証が難しいわけです。個人的な家事の好き嫌いや得手不得手からはじまり、世代や地域、家族の人数や経済的背景など、各種の要素が絡んで形成されるのが家事。おまけに、働きながら家事をしている人なら、少なからず創意工夫して、家事時間や手間を減らす試みはしているはず。自分はそれを「普通」にしていたとしても、他人にとっては「普通じゃない」ことも大いに有り得るわけです。そこで、「私は、こんな感じでやってます」を共有することが、周囲の人にとっては、「え!?」であったり、「その手があったか!」などの情報交換になると考えたからです。
今回、そのレベルまでのワークショップができたか?と考えると、参加した人によってバラバラだと思います。有意義な情報を仕入れて帰ることになった人もいれば、ただただカルチャーショックを受けただけの人もいるかもしれません。おそらく、これは、僕が「こんな時短ワザがありますよ」「こんな簡単なやり方がありますよ」という情報提供柄のセミナーでも同じことになったと思います。が、少なくとも家事を題材にコミュニケーションを取るという経験は得られたと思うので、そこから家庭内や仲間内などで話題として持って帰るキッカケづくりにはなったと思います。
自分ではどう評価して良いのか?少しむずかしいセミナーになりましたが、良くも悪くも、新しい試みに挑戦できたことは、意味があったと前向きに捉えています。
- 関連記事
-
- 徳島県で講演しました
- 茨城県高萩市で講演しました
- 連合和歌山で講演しました
- 大和高田市で講演しました
- 今学期も無事に3回生ゼミ終了