三重県鳥羽市で講演しました

当初、10月末に予定されていた鳥羽市での講演。それが台風の接近で中止になり、4ヶ月延びた今日、改めて開催となりました。最初に問い合わせがあったのは去年の4月ですから、講演の実施までに10ヶ月もの期間がありました。いやはや、よく待ってくれはったと思います。ご縁があるというのはウレシいことですし、ホンマにありがたいことです。
鳥羽市は、2004年に3歳の加奈子を連れて遊びに来ました。パルケエスパーニャを含めた伊勢志摩ツアーにでかけ、鳥羽水族館や鳥羽湾巡りの船に乗ったデジカメ画像がでてきました。それ以来の鳥羽市でした。
今日は託児に30名の申し込みがあったそうで、子育て世代の、とくにパパ達がたくさん参加してくれました。「スーパー主夫のパパ応援講座」というタイトルだったので、パパがたくさん来場してくれて、鳥羽市パパ達の意気込みを感じました。始まる前に、前の方に座ってた男性に「誰かに無理矢理連れてこられたんですか?」と冗談で聞いたんですが、「いえ、内容に興味があって」と答えてくれはりました。
三重県での講演は、まず様子見の時間があり、ソローッと盛り上がっていく感じなので、それにあわせて最初からブッ飛ばすのは控えてみました。とはいえ、段々僕が熱くなってきて、いつの間にか熱弁。それに答えてくれたのか、講演後の質問も次々と出してくれはりました。
最後に「イクメンしてなにが良かったですか?」という質問を頂きました。そうです!シンドイこともありましたが、エエこともたくさんありました。
その中で、一番よかったと思うこと。それは、子育てに専念しようと仕事からプツッと離れてしまったから、かえって仕事ってエエもんやと思えるようになれました。そして今度は、子どもと離れる時間ができると、逆に子どもと一緒の時間もエエもんやと思えるようになりました。仕事ばっかり、子育てばっかりでは、両方の良さに気づけなかったかもしれなかったと思います。
そうですよ!これこそワーク・ライフ・バランスの基本です。「あって当たり前」と思っていることが、「エエもんや」と思える。これは、ホンマにしあわせなことやと思います。そして、僕はいろんなチャンスを子どもや仕事先から与えてもらい、当たり前の日常のあちこちに「エエもん」をもつことができました。大きな成功も大事かもしれませんが、日常生活の中でも「エエもん」はたくさん落ちてます。そのことに気が付き、自分でそれを拾うことができたことが、イクメンをしてみて一番良かったことだと思います。
今日は僕よりも若い男性も多かったので、めったに使わない「STAR WARS」ネタを使いました。子育て中、子どもという存在は、自分の中にあるフォースの暗黒面を引き出すことがあったり、「それがお前の本当の姿だ」と見せつけられることがありました。その暗黒面への入り口はあちこちに仕掛けられているのです。ウッカリそれにハマると抜け出すのはタイヘンです。孤独な子育て=「弧育て」はその危険にもっともさらされているのです。それを助けるのは、周囲の人の姿であったり声掛けであったりするのです。ルークの呼びかけに答え、ダースベイダーからアナキンに戻れたようにです…という話をしました。肩を振るわせて忍び笑いしている数人みました。良かったです。たぶん、分かり合える人同士なら、これほど分かり合える例はないと思うのですが、余りにもその範囲が狭すぎる故に、めったに使いません。今日は、そんな試みしてしまうくらいノッてたんでしょうね。

今日、先日買ったパイピングジャケットではじめて講演しました。
加奈子が寝ている間に出発したので、僕が帰宅してはじめてこのスタイルを見た加奈子は
「パパ…やっぱり、そのネクタイは似合ってないわ」
と、ダメ出しされました。
ジャケットはともかく、僕にはこの黄緑という爽やかな色が合わない気も薄々してました。加奈子にストレートに言われると、こりゃもう認めざるを得ません。今後は平常通りピンクかオレンジのネクタイに戻します。…というか、そろそろネクタイともオサラバしようと思っています。
さて、明日は午後から岐阜県高山市へ移動です。前乗りです。ちなみに居残りもあります。2泊3日の出張。…ということは家事休みです!ヤッター!
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