男性の料理志向
20代男性は節約志向? 料理をするきっかけ&理由
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「もはや料理をする男性は当たり前!?」――。年に数回という人を含め、男性の84%が「料理をしている」※ことが、マクロミルの調べで分かった。
※「米を炊く」「パンを焼く」のみではなく、「調理する」ことを指す。(以下略)
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この種のアンケートには、やや偏向が加わることを加味してみた方がイイと思います。
「あなたは家事しますか?どんな家事をしますか?どのくらいの回数?一番得意な家事は?」や「やらない理由は?もしも家族が病気になったら?」と立て続けに質問を繰り返すと、「やらない人」「否定的な人」は「え〜〜い、面倒くさい!や〜めた」となり、ネットアンケートという参加や退場が自由なアンケートの場合、アンケート自体への参加が低減する傾向にあります。面接アンケート方式をとり、強制的に回答を求めるアンケートでない限り、「する人」「積極的」の割合はかなり多めに出る傾向があります。
という点を加味してみても、このデータはスゴイですね。
料理をはじめたキッカケとして「節約」を挙げる以上、継続が前提になります。一回限りの自炊は、かえって高くつくことがあるからです。すると、料理頻度も必然的に上がってくることになります。この辺りは、データにも表れていて、信憑性があると思います。
注目したのは、50歳代男女の「料理ができる男はカッコイイ?」への差。料理をするか?しないか?という一面においてのみの分析ですが、男性と女性の「格好良さ」価値感に大きな乖離が起きています。おそらく50歳代男性は、料理をするのは「させられる=格好悪い=するとしたら仕方なく」という価値感なのでしょう。
例えば、これが料理ではなく「オシャレな男性はカッコイイ?」という質問だったとします。そこで、「そう思う」という女性と「そう思わない」という男性に大差があるとすると、これはやっぱり重大なミスマッチです。オシャレに関しては、男性でも理解は進んでいますが、やっぱり「男性が見た目や格好を気にするようじゃダメだ!中身で勝負しろ!」という人もまだまだいます。料理という日常行為にたいして、どのような価値感をもって接するかという「中身」についても、50歳代男性の勝負は、それより下の世代の男性とハッキリついてしまっているように感じます。
話を戻すと…とはいっても、この(答えても答えなくても良い)ネットアンケートに対して、50歳代男性は「料理ができる男はカッコイイ?」に律儀に「そう思わない」と答えたわけです。この世代だからこそ、「みんなかっこ悪いって思ってるだろう」と答えられたのかもしれません。20歳代男性でも、もっと「そう思わない」はいるはずです。実際に、学生達をみていると、現実感の無い学生(言い方は悪いけど「負け組」予備軍)ほど「亭主関白志向」があります。
例えば、「得意料理」のチャーハン、カレー、野菜炒め…など、具体的な結果に関しては、その通りだと思いますが、大きな流れを分析するのには、やや無理があるような気がします。なんせ「母数:516」ですから(^^;「こんなんもあるでぇ」という捉え方でいいと思います。
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「もはや料理をする男性は当たり前!?」――。年に数回という人を含め、男性の84%が「料理をしている」※ことが、マクロミルの調べで分かった。
※「米を炊く」「パンを焼く」のみではなく、「調理する」ことを指す。(以下略)
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この種のアンケートには、やや偏向が加わることを加味してみた方がイイと思います。
「あなたは家事しますか?どんな家事をしますか?どのくらいの回数?一番得意な家事は?」や「やらない理由は?もしも家族が病気になったら?」と立て続けに質問を繰り返すと、「やらない人」「否定的な人」は「え〜〜い、面倒くさい!や〜めた」となり、ネットアンケートという参加や退場が自由なアンケートの場合、アンケート自体への参加が低減する傾向にあります。面接アンケート方式をとり、強制的に回答を求めるアンケートでない限り、「する人」「積極的」の割合はかなり多めに出る傾向があります。
という点を加味してみても、このデータはスゴイですね。
料理をはじめたキッカケとして「節約」を挙げる以上、継続が前提になります。一回限りの自炊は、かえって高くつくことがあるからです。すると、料理頻度も必然的に上がってくることになります。この辺りは、データにも表れていて、信憑性があると思います。
注目したのは、50歳代男女の「料理ができる男はカッコイイ?」への差。料理をするか?しないか?という一面においてのみの分析ですが、男性と女性の「格好良さ」価値感に大きな乖離が起きています。おそらく50歳代男性は、料理をするのは「させられる=格好悪い=するとしたら仕方なく」という価値感なのでしょう。
例えば、これが料理ではなく「オシャレな男性はカッコイイ?」という質問だったとします。そこで、「そう思う」という女性と「そう思わない」という男性に大差があるとすると、これはやっぱり重大なミスマッチです。オシャレに関しては、男性でも理解は進んでいますが、やっぱり「男性が見た目や格好を気にするようじゃダメだ!中身で勝負しろ!」という人もまだまだいます。料理という日常行為にたいして、どのような価値感をもって接するかという「中身」についても、50歳代男性の勝負は、それより下の世代の男性とハッキリついてしまっているように感じます。
話を戻すと…とはいっても、この(答えても答えなくても良い)ネットアンケートに対して、50歳代男性は「料理ができる男はカッコイイ?」に律儀に「そう思わない」と答えたわけです。この世代だからこそ、「みんなかっこ悪いって思ってるだろう」と答えられたのかもしれません。20歳代男性でも、もっと「そう思わない」はいるはずです。実際に、学生達をみていると、現実感の無い学生(言い方は悪いけど「負け組」予備軍)ほど「亭主関白志向」があります。
例えば、「得意料理」のチャーハン、カレー、野菜炒め…など、具体的な結果に関しては、その通りだと思いますが、大きな流れを分析するのには、やや無理があるような気がします。なんせ「母数:516」ですから(^^;「こんなんもあるでぇ」という捉え方でいいと思います。
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