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家事ジャーナリスト山田亮の講演や執筆などの仕事記録です。 家事で楽して生活を楽しむ!家事がオモシロイと一生楽しい!

とてつもない介護の時代が来る

2010/09/16
僕の家事論 0
僕は企業や組合関係の講演では、「男性の育休取得ごときができないようでは、この先の介護時代はとうてい乗り切れない」と言ってきました。

--★以下、講演内容のダイジェスト★--

男性の育休取得はまったくと言っていいほど進んでいません。僕の子育て実感から言わせてもらうと、育休取得は大いに結構なのですが、例えば「育休終わったから、あとはヨロシクね」ではアカンと思うんです。育休取得も大事ですが、できれば育児時短や週休3日制、子ども休暇(子どもの病気や検診、個人面談など用休暇)くらいから始めるべきだったんじゃ?という戦略ミス感をもってます。

とはいえ、育休をとる男性も少しずつ出てきています。その人達や周囲の人達はホンマに頑張ってると思います。ところが、「15年後には、育児のために仕事を休む女性の数よりも、介護のために仕事を休まないといけなくなる男性の数が逆転する」といわれるように、介護休暇の方はもっともっと過酷です。

休まれる組織や同僚からすると、育休は1.誰が、2.いつ頃から、3.どのくらいの期間休むかが、だいたい予測できます。それを見越した準備ができます。ところが、介護の方は、少しずつ衰えていき介護が必要という場合はともかく、脳梗塞や心筋梗塞など突発的な症状の後遺症として始まる場合(こちらの方は最初から重度介護)、育休で予測可能だった3点はありません。

「嫁に任せておけばいい」という男性もいますが、赤ちゃんのように体重は軽くありませんし、おむつ交換も赤ちゃんの何倍も出る分だけ心身共の重労働です。お風呂介助などはプロでも腰痛との戦いです。おまけに「アレして欲しい」「これが食べたい」などリクエストは生きてきた人生の分あります。赤ちゃんのように「オムツ!腹減った!眠たい!」だけではありません。任せていた「嫁」が倒れた時(つまりもっと介護がタイヘンになった時)にどうする?ということです。「ワシは男だから大丈夫」というくらい丈夫ならエエのですが、「嫁」も倒れたとなると「家事と二人分の介護の同時スタート」です。

つまり、「育休取得は来るべき介護時代の前哨戦」でして、介護時代の予行演習であり猶予期間だと位置づけ、今のウチに「属人業務」を減らし、「見える化」「情報公開と共有化」をした方が賢明でしょう。

--★ここまで★--

…というようなことを講演で話しています。(長い前置き、すみません)

で、ここからが、最近「とてつもない介護の時代」を感じるコトです。

電車に乗っていて気が付くのですが、最近、男性も女性も老いも若きも(むしろ若い方がヤバイ)座る姿勢の腰が落ちてしまってます。腰骨が背もたれに付いてないんです。腹部の奥を圧迫し背骨は丸くなってます。おまけに前にビョーンと出た足は、膝が広く開いています。「楽だから」という話を聞きますが、あの姿勢でズーッといるのは決して「楽」ではないはずです。「楽」ではなく、あの姿勢しかとれないくらい腹筋も背筋も内股筋も筋力低下が起こっているのだと思います(僕も愕然とするくらい落ちてます)。歩く、立つという姿勢が基本でなく、座るが基本になっているからかもしれません。

つまり、なにが言いたいかというと、介護が必要になり始める年齢の低年齢化が進行するであろうということです。そうでなくても高齢者が増え、どんなに元気に齢を重ねてもらうにしても、介護が必要になる人の絶対数は増えます。それに加えて、せいぜい80歳や90歳から介護が必要になっていたのが、筋力の衰えから、60歳くらいから、下手したら50歳代くらいから介護が必要な人達が増えてくるような予感がします。

たまに電車の座席で、バケットタイプの座席(尻がすっぽり入り、膝部分が盛り上がっているシート)があります。あれに座ると、自然に背筋が伸びます。せめて、今のウチから腹筋と背筋のバランスをシッカリとれるような筋力を付けておかないと、この先エライことになりそうです。
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