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大人向けの食育が必要だ

食中毒:男児2人が死亡 同系列の焼き肉店で食事の件。

事件については、その原因の究明や経過を注視する必要はあると思います。亡くなった子どもに罪はなく、本当に気の毒です。

とはいっても、この種の件は、いつ我が身に降りかかるかわかりません。最終的には自衛しかないと思います。

一般庶民が、外食で生ものを食べられるようになったのは、おそらく最近のコトだと思います。寿司なんてのは、子どもが店でヒョイヒョイと食べられるようになったのは、回転寿司の登場以降でしょう。それ以前は、子連れで寿司に行くには、親は一大決心して、財布の中身をシッカリ確かめてのれんをくぐったと思いますし、入ったとしても、庶民は「それはダメ」「こっちならOK」とシビアだったと思います。

ましてや魚よりももっと管理が難しい獣肉など、まともに管理しようと思ったら安く売れるはずありません。

そのくらい、生ものを管理し販売するには、本来コストがかかる(はずの)モノです。冷凍&解凍方法や流通技術が進み、安価に食べられるようになったとはいえ、生もののもつリスク自体が減ったわけではないですし、やっぱり生もの摂取は注意が必要ですね。

子育てに関われば、子どもへの食事が慎重だったのを思い出すはずです。乳児にハチミツを食べさせてはいけない(乳児ボツリヌス症の影響を考慮の理由)や、アレルギー反応をみながら卵も少しずつ(黄身からだったか白身からだったか忘れたけど)というように。

子どもに「それ美味しそう!食べたい」と言われても、親がチャンと「子どもは消化器官が未熟やからダメ」と制止しないとアカンと思います。酒やタバコ以前に、こういうところもチャンと社会教育が必要やと思います。とくに離乳食などへの関わりが少ない男性は要注意です。

「食育」は、大人が子どもにするのが一般的かもしれませんが、僕は、大人が「食育」できる機会を提供するのも大切だと感じています。

間違った栄養情報が蔓延しているせいか、貧困でもない裕福な高齢者が栄養失調になっているケースも見られます。逆に、栄養過多で肥満傾向児の割合は年々増加しているようです。それに呼応する形で、体重減を目指す「ダイエット」(本来は食事という意味ですが)情報もあふれかえっていますが、偏った食事で体調を崩している人が大勢います。「これを食べれば治る」という霊感商法まがいの商売もあとを絶ちません。

「大人は食べ物のことをわかっている」というのは、願望としてはありますが、実際のところは非常に心許ない状態です。今回の事件を機会に、大人の「正確な」食物教育をもう一度問い直したいところです。その機会を大人に与えて欲しいと願います。

実のところ、僕もまだ知らないところがたくさんあります。食べ物の教育は、家庭科の時間以来、公的には行われていないと思います。親からいくらか教わってはいますが、21世紀の生活食事事情というのも変化してます。仮に「昭和の食事がイイ」と言っても、昭和のいつか?どの地方か?どの所得階層か?にもよっても随分違ってきます。より科学的な根拠に基づく、食事情報の提供。公共の保健機関じゃ無理かなぁ。

なるべく、作り手の顔の見えるところで食事をしたいと思います。作り手も食べ手の顔が見えればこそ、「美味しく食べて欲しい」「チャンとしたものを」と思えると思います。作り手のそんな気持ちを引き出すためにも、「頂きます」「ごちそうさま」もちゃんと言いたいし、運んでくる人にも「ありがとう」を言うことで、間接的にも伝えられると思います。それは、庶民が安全に外食する知恵というか技術だと思います。
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