おばんざいバンザイ!

京都ではお惣菜のことを「おばんざい」と言います。薄味で、毎日食べても飽きず、たいてい地元の食材を使った、安い!簡単!美味しい!の三拍子そろったおかず類のことを言っているような気がします。
おばんざいを無理矢理漢字に変換すると「お惣菜」「お番菜」と出てきました。お惣菜はそのまんまだし、お番菜の方は出番の多いおかずという感じです。「我が家の味を作ろう!」で登場した「キャベツとちくわの煮物」も、お番菜の一つと言ってイイと思います。
こういうお惣菜を一度に多めに作り、小分けにして食卓に出すと、毎日少しずつ作らなくても、小鉢の一品料理を出せます。煮物などは、作りたてよりも翌日翌々日の方が、味がしみて美味しくなる場合もあります。料理教室では紹介出来ない、お惣菜のやりくり術です。食事量が少ない家庭だと、上手くやりくりすると、一日に作るのは一品くらいで十分になります。
今回は、小松菜の薄揚げ煮(京風だと「小松菜と揚げの炊いたん」)と切り干し大根をドンと作りました。「少しずつ」と思っていたのですが、育ち盛りに全部食べられてしまいました。野菜嫌いな子どもが多いと聞く昨今、全部食べきったとなると、これはこれでヨシとするか…。
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