fc2ブログ

家事ジャーナリスト山田亮の講演や執筆などの仕事記録です。 家事で楽して生活を楽しむ!家事がオモシロイと一生楽しい!

鉄道車輌にみる掃除の極意

2012/11/13
掃除 0
2012111302.jpg
お気づきですか?最近製造された、新しい鉄道車輌には「片もち式座席」という画像のような座席が多く使われています。これまでの座席は、床に暖房機材などが入った四角い囲いが接していて、その上に座席が乗っていました。ところが最近は、壁から座席がせり出し宙に浮かんだような座席が増えています。

なんのために、片もち式座席になったのか?

それは掃除効率をあげるためです。座席の下の四角い物体が床と接しているということは、掃除の際にその物体の凸凹を考慮しないといけなくなります。ところが宙に浮かんだ座席だと、床面には凸凹はなく車輌の端から端までまっすぐなので、直線的に掃除ができます。掃除の手間も時間も短縮できるし、コーナーが無いので掃除のムラも起こりにくいのです。

2012111301.jpg
これは家庭の掃除にも応用できます。床に接する物体が少なければ少ないほど、部屋の床面が四角に近ければ近いほど、掃除が簡単になります。

ダイニングセットを考えると、テーブルと椅子4脚の足数は合計20本。20本分の床接地があるということは、それだけ掃除の手間と効率が落ちているわけです。これが和風のちゃぶ台なら4本とあとは座布団です。オマケにちゃぶ台はたたんだり立て掛けたりできますし座布団は持ち運びが簡単ですから、掃除時の足数ゼロが可能です。

ベッドにも4本の足があったり、あるいは四角い面で床と接していますから、その分だけ掃除が難しくなります。ところが和風に布団の上げ下ろしをする寝床だと、やっぱり足数ゼロです。

タンスからクローゼットにシフトするのにも、こういう理由があるからかもしれません。住宅のショールームにはたいていタンスや棚が置かれていません。あるとしても作り付けです。家具を置くと部屋が広く見えないし、なにより掃除がタイヘンだからです。

現実的には、床に接する物が何もない部屋での生活は難しいでしょう。ですが、可能な限り床接地物を減らすというなら可能だと思います。例えば和風生活にするなど、ちょっと趣向を変えるだけで、少し掃除を楽にすることは可能でしょう。
2012111303.png 2012111304.png
棚なども、スチールラックに載せると接地面積が減ります。我が家では、これを「高床式家具」と呼んでいます。足の分は接地「点」が生じますが、棚の四角い「面」で接するよりは掃除がしやすいはずです。

とにかく床には物を置くな!」も同じ発想です。
 
関連記事

コメント(0)

There are no comments yet.