家事でロコモ予防

我が家に届いた妻の定期購読誌「DITN(Diabetes In The News)」。今号は「糖尿病の運動療法にロコモティブシンドローム予防の視点を」というテーマ。
僕はあまりロコモティブシンドロームという言葉に馴染みがなかったのですが、簡単にいうと同じ症状の人をメタボリックシンドロームが内科的に捉えるのにたいして、ロコモティブシンドロームは外科的に捉えるという感じです(こんな大ざっぱでエエのでしょうか?医療関係者の皆さん)。
メタボには、例えばBMIという指標があったりしますが、ロコモには、画像のようなチェック項目があります。こういう運動機能上の問題が出るとタイヘンですが、その予防として提案されていた内容に目が止まりました。
運動することは、ロコモ予防にも非常に効果的なのですが、まずは目標として、今より一日プラス2,000歩の運動を加え、最終的には一日の総歩数で8,000〜10,000歩に相当する身体活動量を目指すことが示されていました。
具体的には15〜20分続ければ約2,000歩に相当する内容として、ウォーキングや自転車の他に、掃除、ガーデニング、立ち仕事、子ども(孫)と遊ぶがあげられていました。
身体活動量を増やすことで、血糖値を下げる、脳卒中や心筋梗塞の予防になる、大腸(結腸)癌の予防効果が(確実に)ある、閉経後乳がんや子宮体がんの予防効果も(ほぼ確実に)ある、骨密度の低下を防ぐ、骨折のリスクを下げるなど、健康に暮らすことへのプラス要素はたくさんあるようです。
楽家事をすすめて、あまりに楽しすぎるとロコモーティブシンドロームを誘発してしまう可能性が…という面もありますが、楽家事にむけて工夫しようとする人は、きっと頭や身体を動かすのが苦にならない人達のはず。ロコモーティブシンドロームにならないためにも、家事は有効な一つの手段であることが確認できました。
家事で楽して楽しく健康に暮らせることを楽家事ゼミでは目指します。
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