京都ノートルダム女子大学で講義しました

京都ノートルダム女子大学での「女性の子育てとライフキャリア」の中の一コマを使った、「どうなるあなたの子育て生活〜偽イクメンに気を付けろ!〜」の講師をしてきました。
おりしも、今年4月17日のNHK「あさイチ」で「イクメンもどき」が取り上げられたばかり。どんな話をしようかな?と考えているところに、学生からのリクエストということで窓口担当の先生からも「イクメンもどき」「偽イクメン」の話が出たので、乗っかりました。
あちこちの大学で講義していたし、たいてい福祉系か看護系の大学だったので女子生徒が多いのには慣れていたつもりでした。でも、京都に来て、まだ一回も訪れたことのないダム女。僕の周囲にも卒業生や保護者関係者もおらず、どんな様子かもほとんど知る機会なく、普段の講演以上に「アウェー感」イッパイで教室に飛び込みました。
教室の教壇がなくて、一番近い学生までの距離が1メートルくらい(もしかしたらそれ以下だったかも?)。教室の7割から8割くらいが学生で埋まっているので、けっこうな人圧。講演ではここまで近いことないですから。
なぜかコクヨのフィンガープレゼンターはスライド3枚目から固まってしまうアクシデント付き。家族の紹介ニュース映像を流している間に電池交換して、リセットしてなんとか安定起動。いやもうヒヤヒヤさせられます。
講義は、僕の育児体験を紹介した後、偽イクメンのサンプルを多数紹介して、最後に「今、結婚したり出産する前に、目の前の人(彼氏など)が将来イクメンになるか、それとも偽イクメンかを見分ける基準」について、それぞえ考えてもらい僕がそれを紹介分類しました。思った以上の学生数で最後駆け足になってしまったのがザンネンでしたが、それでもいろいろ出してくれました。
講義中の分類がちょっと不十分だったので、補足すると、大きく2つに分けられました。一つはその人自身の素養の問題。電車などで赤ちゃんと目が合ったりした時にニッコリできたり手を振ったりできる人、ベビーカーで困っている人がいた時に声をかけられる人、お店の人に乱暴な対応をしたりしない人、自分のコトだけにしか関心がないという人でないなどでした。もう一つは関係性とその基盤になるコミュニケーションのあり方に関する基準でした。
提出してもらったどの基準も、今の時点で、未来を予測しながら考えられる精一杯の答えだったと思います。選ぶ基準は人それぞれ。どれが正しくどれが間違っているという判断も人それぞれ。大切にして欲しいのは、こういう基準を持ち続けるということです。この先、失敗したりして間違いに気付くこともあると思います。その時は、基準をバージョンアップさせればイイのです。投げ出したり諦めたりせずに、どんどんバージョンアップしながら、より使える基準に育てていくこと。これこそがキャリア形成の一つの側面だと思います。
今日は、1回生から4回生まで、そして学部の枠も越えて、いろいろな学生達に話す機会を得ました。それは、僕が彼女らの未来への応援団員として話す機会でもありました。「子どもが生まれてヨカッタなぁ」を分かち合える人と巡り逢えるための手助けができたならウレシイです。

あんなに学生達でいっぱいだった教室ですが、片付けを終えるとシーンと静まりかえっています。振り返れば、今日は全力投球でした。息を抜く暇もなくアッという間の90分でした。出し切った感ありです。
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