掃除しやすい家具

今朝のNHKニュースでの「まちかど情報室」で2番目に取り上げられた「テーブルに引っ掛けられる椅子」。フランスベッド社のお掃除らくらくダイニングシリーズ「フローティア」です。
掃除の理屈にあったアイデアです。
掃除は、家具などの物と床の接点が少なければ少ないほど掃除しやすくなります。
入居前の、家具がなにもない状態が一番掃除しやすい。
→掃除しやすいから掃除をする。
→掃除をするからキレイになる。
という循環になります。
モノが増え、モノと床の接点が増えれば増えるほど、掃除しやすさは減少します。せっかくのルンバなどの掃除ロボットも、家具などの床接点が多いとクリーニング機能は半減(床にモノが散らかっているなど論外ですし)。これは一般的な掃除機でも言えるし、ほうきで掃除していても言えること。
ダイニングセットはテーブルと椅子4脚で合計20個の床接点が生じます。それだけ掃除しにくい環境になっています。一方、和式暮らしのちゃぶ台の場合、床との接点は座卓の4点のみ。しかも壁に立てかけるなどすれば、接点を1点にすることができます。
「フローティア」に関しては、椅子を持ち上げるという手間は増えますが、掃除のしやすさやキレイになるなど、手間分の効果はあると思います。昔、肘掛けをこのようにテーブルに引っ掛けて浮かせるセットもありましたが、テーブル面が擦れて傷が入るのでしょうか?いつの間にか見なくなりました。傷への考慮を考えた、座面のクッションと併用させるアイデアは秀逸。
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