家電の掃除は難しい

「洗濯物に臭いが付いてきた気がする」と言われ、洗濯機を確認すると、洗剤入れがこの通り。黒いカビ系汚れとゼリー状の残留液体洗剤。

洗濯槽の周りも糸くずと湿気が絡まった汚れが。従来の縦回転洗濯機は、どうしてもここが汚れます。横回転のドラム式は、ここが汚れないのがイイところ。
縦から横、斜めと回転軸のバリエーションは増えたけど、洗濯機自体の掃除が難しいのは、今も昔も同じ。その典型は、洗濯機の下。もう何十年も前から洗濯パンの上に置くというスタイル。この部分の掃除は、洗濯機メーカーではなく、建材メーカーの工夫によってなんとか対策が取られつつあるのが現状(例えば、長谷工のコレ)。
洗濯機同様に掃除しにくいのが冷蔵庫。冷蔵庫の中は、いったいいつ掃除するのか。食品を入れて保存する場所の掃除が難しいというのは、よくよく考えると衛生上チョット気持ち悪い。抗菌や消臭は当たり前に言われているけど、その前提になる「掃除のしやすさ」を考えた冷蔵庫。ありませんかね?
外せるパーツは外して拭いたりすればイイのですが、内部の掃除は難しい。各ブロックで冷気を遮断でき、遮断している間にそのゾーンの掃除ができるとイイのですが。各個で温度調整できるんだから、不可能じゃないと思うんですけどね。ドアが開いた状態を維持するとピピピピとアラートがウルサいのです。

さて、洗濯機の掃除は、あれやこれやと小道具を使いながら、とりあえず手の届くところはなんとかキレイに。あとは洗濯槽の掃除のみ。
洗濯槽の汚れが、これまたクセモノです。外装の一部を透明にしたカットモデルみたいにして、のぞき窓を開けると「あ〜洗濯槽が汚れてきたなぁ」と確認できるようにしてもらえるとありがたい。実は、洗濯槽の洗剤を使っても全然キレイにならないのを発見するかもしれないですが。
家電の掃除でいうと、掃除機の掃除はけっこうメンドウくさい。扇風機のファンもワンシーズンに数回は掃除しないと埃まみれに。エアコンの掃除は言うに及ばず。換気扇もそう。比較的掃除しやすいのは炊飯器。
これから先も急なバカ売れ現象が起こるとは思えない家事家電。汚れる度に買い換えるという人は少ないはず。どうせメッタに売れないのなら、そして急激な技術革新が起こりそうにもないのなら、せめて掃除のしやすさを含めたメンテナンスのしやすさをウリにして、長く使ってもらえるような方向を出して欲しいと思います。丈夫で長持ちは選ばれる要素として十分アリだと思います。
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