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家事ジャーナリスト山田亮の講演や執筆などの仕事記録です。 家事で楽して生活を楽しむ!家事がオモシロイと一生楽しい!

ご飯+牛乳という組み合わせ

2014/02/25
料理 0
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娘がすすむ中学校のお昼ご飯は、個人で弁当か給食を選ぶことができる。給食は月単位での申し込みとなり、「今月は弁当だったけど、来月は給食で」という選択も可能。

3月初旬に申し込みが必要な、4月からの給食の献立を持って帰って来たのでさっそく見てみると、毎日、主菜、副菜1、副菜2、箸休めorデザートが付く。それが一日290円。このレベルを弁当で作り続けるのは、なかなか難しい。ノンビリシーズンならまだしも、忙しいシーズンなどほぼ不可能。給食はありがたいなぁと思うが、数点気になる点も。

衛生管理のために、おかずプレートは保冷庫に入れられ、たいていの場合かなり冷たいらしい。弁当も温かいおかずはできないが、冷めたおかずとは少し違うレベルらしい。ご飯もぬるいとのこと。

そして一番気になるのが、ご飯+牛乳という組み合わせ。今の小学校の給食も、ご飯+牛乳の組み合わせ。これはもともとパン+牛乳の組み合わせだったのが、米飯給食が始まった時(僕が小学校の頃)、パンがご飯に置き換わったのに、なぜか牛乳はそのまま残ってしまい、40年近くたった今でも続いているということだ。

フェミリーレストランでも、定食屋でも、牛丼チェーン店でもいいから、ご飯+牛乳で提供しているところがあれば教えて欲しい。肉じゃが定食に牛乳がついてくる店があるだろうか?ましてや料亭や割烹料理屋で、ご飯の後に牛乳を出す店があるだろうか?

たしかに栄養的にみれば、ご飯+牛乳という組み合わせもアリなのかもしれない。だが、今や食育や食文化の見直し、さらにはユネスコ無形文化遺産に日本の伝統的な食事が選ばれるなど、食を取り巻く環境や意識も変化してきた。栄養がバランスよく摂取できさえすればイイという食事であるなら、各種サプリメントや栄養補助食品を摂ればイイという話にもなる。

牛乳が味噌汁なら、僕は違和感をまったく感じない。すまし汁でもイイ、豚汁でもいい。和風以外のおかずにはスープがいい。ポタージュ、ガスパチョ、ミネストローネ、クラムチャウダー、ボルシチ、酸辣湯などなど。給食での汁物提供が難しいのなら、お茶でもイイ。ご飯+お茶はお茶漬けだ。まったく違和感がない。ミルク粥が一般的な地方の出身者もいるから、断言するほどのエネルギーはないが、それでも改めて「ご飯+牛乳」という組み合わせをみた時に、どこか違和感を感じてしまうのは、僕だけではあるまい。それを、学校給食という場で、当たり前に提供し続けられてきたことに、今まで誰も異論を唱えなかったのだろうか?

 
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