滋賀県竜王町で講演しました

滋賀県竜王町での第5回竜王町経済交竜会で「企業におけるワーク・ライフ・バランスについて」を講演しました。
1月24日の竜王町での講演に続き、再び竜王町で講演する機会を得ました。前回は「じんけんを考えるみんなのつどい」での講演でしたが、今回は地元企業交流会でのワーク・ライフ・バランス講演。前回の講演が盛り上がったので「また、行けたらイイなぁ」と思っていたのですが、1ヶ月以内に再び訪れることができるとは!です。
近江八幡駅まで迎えに来て下さった役場の方も前回と同じ。改札を出ると馴染みのある方に迎えてもらえるなんて、なかなかありません。たいてい、僕も迎えに来られた方も「どの人だろうか?」と心なしか不安げな表情、というのが常ですが、今回はわかっている顔同士。ありがたいことです。
交竜会(竜王町なのであえて交竜会)には、竜王町に工場や事業所のある組織の長や総務担当さんが参加している、言ってみれば竜王町の経済サミット。そこへ、いつものエプロン姿で講演し、トップの皆様にも○×カードでいきなりの参加型講演会。そして今国会に提出されるであろう、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律案」について、今後各企業で行われるであろう計画策定について模擬策定会議を開いてもらいました。
いきなりの無茶振りにも関わらず、わいわいと活発に議論してもらえました。女性が管理職になるに当たって必要なサポートとして、金融機関からの会場唯一の女性参加者から、「管理職になり、まず戸惑ったのが、なにを着て職場に行けばいいのか?ということでした。なにしろそれまでは女性は制服と決まってましたから」というものすごく具体的なお話も。男性目線だと、「着る物なんてなんで困るのかな?」というところかもしれませんが、前例がないというのは、こういう点も気になるものになるということですね。これを機会に、外資系金融機関のように制服を設定しないというのも、選択肢の一つかもしれませんね。
女性管理職の採用と、共家事の進展段階を絡めて、谷口真美さんの「ダイバーシティ・マネジメント」を紹介しながら、最後はいつものコミュニケーション・ワークショップ。家庭における共家事トラブルだけでなく、職場でも「配慮」という思い込みが行き違いを生んでいるケースは多々あります。
「子どもが生まれたのだから、負担の少ない部署へ」
→「子どもを理由に、やり甲斐のない部署へ配転させられた」
「子育て中でも、やり甲斐のある部署で」
→「子育て中の人間への配慮がない」
「介護が必要になり、同僚に迷惑をかける。よって退職します」
→「言ってくれれば、いろいろ対処できたのに」
どれも、「どうしたい」「どうして欲しい?」「こんな事情が…どうしよう」などのコミュニケーションがあれば、お互いに損することはなかったケースです。話すと聞くという行為の組み合わせは、簡単なようでなかなか難しいものです。
前回の人権講演会に続いて参加された方は、またコミュニケーション・ワークにお付き合い頂いたことになりますが、町長さんをはじめ賑やかに参加してもらえて良かったです。
講演の後は、参加された皆さんと会場の道の駅竜王かがみの里を見学したり買い物をしたり、楽しい放課後でした。
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