シャボン玉石けんの工場見学にいきました

北九州市若松区にある「シャボン玉石けん」の工場見学に行きました。
「シャボン玉石けん」の工場の一番の特徴は、この釜!油脂分から石けんを取り出すのは、二通りあります。一つは一般的な化学工場で行われる中和法。そしてもう一つが、ケン化法というジックリ加熱し撹拌し続ける方法。中和法が4〜5時間で取り出せるのに対して、ケン化法は約一週間。
動画の石けんは、クリームシチューのようなトロトロ感が出るまでに仕上がっています。

試しに、ほぼ完成という石けんを取り出してみると、まだ高温で、金属の板にのせて傾けるととドロッと流れます。

そのドロッを舐めて状態を確認するのが、釜職人さん。ためしに僕も舐めてみましたが、旨味も塩味もない油ですから、味は..........でした。


古来からの製造方法に加えて、無添加にこだわる「シャボン玉石けん」は蛍光増白剤も無添加。左の真っ白!に見える布巾は、ブラックライトを当てるとこの通り。右の黄ばんだ布巾は蛍光成分がないのでブラックライトに無反応。真っ白の中には、汚れが落ちているのではなくて、白く塗ってるものもあるかもしれないですね。
衣類の洗濯に関していうと、大きな割合を占めるのが、洗濯機と洗剤、そして干し方です。肌との相性を含めた健康や環境の面からいうと、どんな洗剤を使うか?は重要なポイントになります。今回は、化学合成物を使わず、しかも無添加で石けんを作っているメーカーの工場におじゃましたのですが、いろいろ勉強になりました。改めて、普段使っている洗剤類の成分表示を見て確認することが大事だと感じました。

今回、石けん工場を見学する!ということで、大慌てで石けんのことを勉強しました。行きの新幹線の中で総復習。もともと僕は文系の人間で、高校理科の科目選択も生物&地学という、化学にはあまり馴染みの無かった人間です。とはいえ、料理や掃除、そして洗濯というのは、化学や物理と大いにかかわりのある領域。実践を経て、ようやく「このことね!」と理解が定着してきたのが、ここ数年。この2冊は大いに参考になりました。
- 関連記事
-
- 奇数個干しの靴下ってどうよ?
- こんなハンガーあったらいいな!を作ってみた
- シャボン玉石けんの工場見学にいきました
- 一つ新調すると周りの汚れが目立つ!家事活性化に
- クリーニングは必ずしも万能ではない