こんなハンガーあったらいいな!を作ってみた

僕が、こんなハンガーあったらいいな!というハンガーを作ってみました。

きっかけは、この詰め詰めの洋服ハンガーラック。せっかくアイロンしてキレイにプレスしたシャツも、「これでもか!」と詰め込まれたら襟がつぶれてしまいます。着たい時に出すと、ヘンな折り目が入ってしまってます。これではアイロンも台無し。ちなみに、僕は10着分を掛けられるラックであっても、9着か8着までにします。そもそも、そんなに服をもっていないというのもあります。妻や子どもの服にラックが侵略され、その結果がこの襟ペチャンコです。
こんな哀しい状況にも立ち向かえるハンガーを!つまり、詰め詰めにされても襟がつぶれないハンガーが欲しい!といろいろ探しました。肩が肉厚なハンガーはたくさん出回っています。が、首回りがシッカリしたハンガーというのは売られていません。

「売られていないならば、自分で作るまで!」というわけで、発砲スチロールとスチロールカッター

それが、この試作1号。首回りのサイズもだいたいクリアー。「そうそう、こんなのが欲しかったんよね」とシャツをハンガーに掛けてみる。確かに、詰め詰めにされても襟はつぶれない。
ところが、胸の部分がスカスカだと、今度は襟の下にヘンな横方向のシワが入るんです。

そこで、胸回りも肉厚にした試作2号を製作。前に赤い文字が見えますが「鎖骨」と書いています。製作中に前後を間違えないためです。
肩のラインなど、まだまだ改良が必要な部分はありますが、これなら、シャツを掛けても襟はつぶれないし、襟下にシワも入りません。

一般的なハンガーと比べると、このくらい厚さが違います。


一般的なハンガーと試作2号のにジャケットを掛けて比べると、上の2枚のようになります。一番の違いは、試作2号の場合、ハンガーに吊した状態で前のボタンが締められることです。つまり、着た時の形に違い状態で吊すことができています。
他には、ハンガーに長い時間吊していたために生じたと思われる袖上部に付いたシワが、試作2号に吊すと少しマシになっているように見えます。
襟がつぶれないハンガーを!と思って作っているうちに、もしかするとこれは、型崩れしにくいハンガーを作ったのかもしれません。
結果オーライの大成功!と言いたいところですが、このハンガーには見ての通りの欠点もあります。普通のハンガーだと2,3着吊せるスペースに1着しか吊せません。
型崩れやシワよりも吊すスペースがなによりも優先(つまり質よりも量が優先)という人には不要です。ただし、もっている衣装全部にこのハンガーを使うというのも非現実的です。使い方としては、いくつかある衣装の中の「これ!」という数着にだけ、このハンガーを使うというのが現実的でしょう。
この通りの場所取りなハンガーですが、決して贅沢なだけのハンガーではありません。例えば、就活中の学生が「この1着しかない!」というスーツを着続ける場合にも有効だと思います。汗を吸ったスーツを細いハンガーに掛けると、型崩れ起こしやすくなります。最終面接という大一番に型崩れしたスーツで臨むのは避けたいでしょう。つまり、金持ちだろうと貧乏人であろうと、少ない衣装を大事に着ている人に向くハンガーです。
この試作2号を量産してくれる工場はどこかにないでしょうか?
大売れはしないでしょう。でも、小さいとは思いますが、需要は確実にあると思います。
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