東京新聞連載 52回 屋内干し

(画像をクリックすると、拡大表示されます)
梅雨時の家事情報として定番なのが、屋内干し。
そういえば、この記事の編集中に、「屋内干し」か「部屋干し」どっちにそろえる?という話がありました。僕は全然こだわずに使っていたのですが、それ以外にも、「におい」「臭い」「匂い」の使い分けなど、新聞社のチェックは表現を振り返る機会になって参考になります。
原稿は、僕から担当記者、そして編集部、校閲部と回ってチェックを受けます。担当記者のところで分量や表現の整理が行われるので、一番大きく変化するところです。一番多いのは表現の重複です。担当記者によると、一番書きたい内容は、表現者の特性として、自然と重複するそうです。その変化した文章と自分の文章を照らし合わせると、「大人の添削時間」になります。
大人になると、誰も「送り仮名間違ってるよ」「『ら』が抜けてるよ」「主語と動詞が呼応してないよ」など指摘してくれません。間違った日本語のまま、多くの人に文章を読まれるというのは、本当に恥ずかしいものです。それを直してもらえるというのは、本当にありがたいことです。最後の編集部や校閲部の修正になると、大人の事情やより細かい修正が加わり、「こんな事情があったのか!」など知的好奇心をそそられずにはいられない修正内容になります。
直されるのがイヤだ!という書き手もいるらしいですが、僕は直してもらえるのを楽しみにしてます。
記事中で紹介した「NPO法人日本洗濯ソムリエ協会」のサイトはこちらです。「ジュニア」」洗濯ソムリエ®を随時受け付け実施しています。
- 関連記事
-
- 東京新聞連載 54回 洗濯機
- 東京新聞連載 53回 衣類の収納
- 東京新聞連載 52回 屋内干し
- 東京新聞連載 51回 天気予報
- 東京新聞連載 50回 メニューの固定化