東京新聞連載 59回 「イザ」に備え

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この話は、もともと「生活自立度チェック」の中に入っている「印鑑や保健証の場所がわかりますか?」の内容です。
保健証が一人一枚になったので、自分の保健証の場所はわかっている人が大半だと思います。ところが、家族それぞれの保健証の場所は、「自分にとって必要ない」と思っている人にとってはまったく関知するところではないでしょう。
ところが、家族の不調の可能性がゼロという人はいません。なにが起こるかわからないのがこの世の中。「ま、そんなときは本人に聞けばイイや」と思っていたら大間違い。その本人は胸を押さえて苦しんでいるかもしれませんし、はたまた意識不明になっているかもしれません。「イザという時」とは、大切なコトを「聞けばイイや」と思っていたその人が答えられないから「イザという時」なのです。「イザという時は聞けばイイ」というのは、それができない時も多いのです。
元気な時にこそ、「ココに入れてます」「ここに置いてます」など確認しておいて欲しいものです。
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