東京新聞連載 67回 冬の定番

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今回の記事は、講演でも時々リクエストに応じて話をする「脱マンネリ鍋料理」についてです。
昔、料理好きで有名な某女優が「何を作るのかと思ったら鍋?!バカにしないでよ!」とスタッフに怒鳴ったという話を聞いたことがあります。「鍋って料理なの?」とバカにする意見もたまに聞きますが、ドッコイ鍋は料理です。簡単だから料理ではないというのは間違いです。
そもそも簡単と侮ってはいけません。調理法は「鍋で煮る」という固定なのに、具材とスープ(味付け)の組み合わせによって、無限の可能性があるのが鍋料理です。それなのに、一人が作れる鍋料理は何種類あるでしょうか?30種類以上トライしたことがあるという人は、そんなにいないのでは?と思います。具材と味付けによっては、美味しくない組み合わせもあります。また、具材の組み合わせによっても、オススメしない組み合わせやモッタイナイ組み合わせがあります。逆に、パッと見は「ゲテモノ?」的な組み合わせが絶妙の味を引き出すこともあります。まだまだトライしたことのない鍋料理が、この世の中にはまだまだあるはずです。
日本中に個性豊かな鍋料理があります。世界中にバラエティー豊かな鍋料理があります。マンネリを打破するのは、新しい物に挑戦する勇気と冒険心!鍋という大海原に飛び込むのだ!
なんだか最後は、ミスター味っ子なみの大げささですが、左下にあるように「楽に楽しく」です。これが一番!これができるのなら、マンネリでもイイんです。
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