東京新聞連載 124回 草ぼうき

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今回は、古民家ネタ。ズッとズッと以前に、掃除ロボットのことを(それもルンバのようなチャンとしたロボットではなく、オモチャのような掃除機だったけど)記事で紹介したことがあったのです。
安かったので雑誌やテレビ媒体で紹介しやすかったのもあって、あっちこっちで使っていたら、この記事のとおり、チョット年配の人かな?という方から葉書が届き、「興味深く拝見…ところで、家具や壁を傷めませんか?」と書かれていました。
ペラッペラのフレームだし、確かに家具や壁に当たった時に、傷ゼロってことはないと思うけど、それほど気にすることかな?と思いながら、「傷ゼロってことはないと思いますが、目立つ傷は付かないと思います」と返事しました。
いったい傷とはどういうことなんかな?と思って、あれから8年くらい。あぁ、こういうコトだったのね?「草のほうきを使っていれば、そりゃ傷も気になるな」と実感しました。
物心ついた時には掃除機がある世代だったので、壁にコツン、家具にコツンが当たり前。ところが、その前はハタキとホウキの時代。襖や障子の時代。障子にコツンでは、破れてしまいますね。
この記事が掲載された一週間後、東京新聞から荷物が届きました。記事を読んだ方から、絹の端布が送られたのが転送されてきたのです。記事の最後に、絹のハタキがよいのだけど、めったに売ってない「いっそ自作するか?」と書いたところ、材料を送って下さったのでした。さいわい古民家の庭には、ハタキの柄にできそうな枯れ枝もあります。切ってまとめたらハタキができそうです。
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