佐賀市で講演しました

佐賀県佐賀市の平成30年度 女・男(ひと・ひと)フォーラム「楽家事で楽しもう!!やってみよう家事シェア」で第一部の基調講演「家事シェアで家族が変わる!今、家事シェアが必要な本当の理由」(80分)と第2部ワークショップ「ここからはじめる楽家事&家事シェア 楽だからシェアできる、シェアするから楽になる」(75分)をしました。
全国あちこちで講演してきました。これまでに、43都道府県を訪れました。44都道府県目が、この佐賀県。その県庁所在地佐賀市での講演。九州では残った最後の県でした。
今回は、今年3月にした大分市での講演(この講演)の様子を知った担当さんが、声をかけて下さり実現しました。9月には佐世保市での講演(この講演)も聞きに来てくれていました。
担当さんの様子もわかっていると、準備は楽。今回はダブルヘッダー的講演で、とくに第2部は、「出たとこ勝負」の僕なので、担当さんは準備に相当やきもちされたのでは?と思います。

会場は、佐賀市保健福祉会館(ほほえみ館)。会場に着くと、子ども達の元気な声がいっぱい。どうやら、双子ちゃん三つ子ちゃんの親子イベントだったようです。賑やかなのはエエことです。町の活力源です。ズッとズッと山に入ったり、海沿いへ行くと、人が歩いているのを見ることが少なくなります。ましてや子どもの走り回る声や赤ちゃんの泣き声など皆無。贅沢な音になっている地域が、日本には本当にたくさんあるし、どんどん拡大しています。繰り返します。賑やかなのはエエことです。
そんなバックグラウンド音に包まれながらの講演でした。良い具合のサイズの会場に、ピッチリ満席!人が固まると発生する熱量が前で喋っている僕に流れ込んでくる感じでした。
やや押し気味の進行だったけど、わりと余裕もって講演は収まりました。主催者挨拶にも触れられていたのですが、佐賀市は6月に瀬地山角さんの講演があったようで(この記事)、おそらく育児で行き詰まった「あの」話もしていると確信があったので、引用させてもらいました。
問題の第2部。導入にシャツのたたみ方、タオルのたたみ方ワークでアイスブレイク。いろんなたたみ方を各班でお互いに紹介し合ってもらいました。いろんなたたみ方ができる=収納場所の変化に対応可能という流れから、第2部メインのリクエストカードへの返答。あれこれ紹介しているうちに、アッという間に30分。残り25分で家事シェアワークショップ。「○○だから家事シェアできない」「××じゃないから家事シェアできない」から家事シェアについて考えてもらうワーク。時間コントロールしながら、こっちは第一部と違ってギリギリセーフ。出たとこ勝負らしい結末でした。ワークショップの様子を見ていると、発言が特定の人に偏った様子もなく、皆がワイワイと話していたようでヨカッタです。
自分ち以外の家事の様子を知るというのが、僕のワークショップの大きな柱になっています。家事はインサイドワーク。知っているようで知らないよその家事(メディアで紹介される家事は、どうしても部分的なことが多いし、極端な例も多くなりがち)。それぞれの家庭を構成する要素によって、一概に比較はできないけど、それを差し引いても、自分の家事の相対化ができます。相対化できれば、シンドイ時にはもう少し楽できることを知ることができます。家事に緩急が付けられれば、かなり楽になります。楽だから続けられる。行き着きたいのは、この循環です。
ところで、リクエストカードには、かなり深い内容の問い合わせも多くありました。一つ一つ丁寧に答えようとすると、3日くらいのセミナーになりそうです。進行しながら「どれが答えられるかな?」というところから取りかかるので、どうしても本質的な問題の話は、避けがちです。ですが、本質的な問題も大事です。追々、Webサイトで答えていこうと考えています。
家事シェアワークショッップは、なかなかオモシロイ指摘が出てきました。家事のやり方で齟齬が起きる→もうイイ!と諦めるというシェア頓挫(?)の話もでました。結婚とはそもそも異文化交流。家事も育った環境の違う2人が取り組めば、当然衝突が起きます。でも、異文化交流だと分かれば、衝突解消プログラムの「抵抗」→「同化」→「分離」→「統合」という流れに当てはまることに気付きます。僕ら夫婦は、今、「同化」段階?などがわかれば、この先の展開も予測できます。これも相対化です。今回は、この話をワークの最後に出せたのがヨカッタです。
一日中、イイ天気でした。帰りにチョットだけ九州気分を味わうべく、佐賀駅前で豚骨ラーメンを食べました。出し切った身体に、豚骨スープがジワジワ染み込みました。
- 関連記事
-
- 福岡県直方市で講演しました
- 大阪府羽曳野市でセミナーしました
- 佐賀市で講演しました
- 栃木県下野市で講演しました
- 長野県伊那市で講演しました