東京新聞連載 138回 米国の丼

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記事の中に出てきた、アメリカの店は、フロリダ州タンパにある「Chop Chop Shop」です。

店の照明が赤基調。何もかもが赤!ロシアのレストランでも…いや、ソ連のレストランでも、ここまで真っ赤っ赤ではないと思いますし、中国でもこんな赤い照明の店はないと思います。
いったい何を食べているのか、まったくわからない。日本語で言うなら「闇鍋」ならぬ、「闇丼」状態でした。
で、試しに、フラッシュ付けて写真を撮ってみたら、

こんなにカラフル。というか、カラフルすぎでしょう。せっかく、こんなにカラフルなのに、照明で無駄になってる気がします。この次の日に寄ったレストランも日本だと暗すぎる照明で、せっかくの料理が今ひとつでした。食事の際の、適切な明るさは大切だと思いますが、あちらの人達はあれで慣れているのでしょうか?
さてさて、記事内容の「丼の可能性は無限大」という話については、昔、『美味しんぼう』に登場する、落語家の快楽亭ブラックの台詞にあったのを覚えています。あの時は、「無限大?」と思いましたが、やっぱり僕の丼感覚は、「こうあらねば」に支配されていたようです。このようなアメリカン丼と接するに「可能性は無限大かもな」と思えました。
記事の最後に、例えば…で紹介した「魚フライ丼」は、ありそうでない丼だと思います。かきフライ丼なんかも、なんだかオモシロそうです。そして、「月末丼」。これは、どの家庭でも作れる「闇丼」ですね。
この連載は、次が最後になります。
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