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連載「シニアの楽家事」11回 自分で作り自分で食べる


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2020年2月1日掲載。
 
サブタイトルが「個食でストレス減」。個食や孤食という言葉は、あまり良いこととして世間では使われていないと思います。とはいえ、なぜ個食や孤食という言葉が一般的になったのか?を一度、中立な位置から見つめてはどうかと思います。
 
個食が拡がった背景として、まず第一に、一人でもご飯を作って食べるのが、それほど大ごとではなくなったというコトがあるでしょう。家電の普及、スーパーなどでのお惣菜販売や加工食材が手に入れやすくなったこと。そしてコンビニの存在も欠かせません。誰かが家族全員分の料理を「せーの」で作るのは、食事の準備がタイヘンだったから、一度に全員分(あるいは何食分)を作ることで負担を軽くする狙いがあったと考えられます。大量生産の発想です。
 
また、家族が揃って食べるとはいえ、例えば、お父さんは糖質制限、お母さんはダイエット中、子どもは食物アレルギーというように、全員が同じ物を食べるのが難しい家族もいます。こういった事情ではなく、単に家族それぞれの好みや苦手も反映できる食卓が、それほど大きな負荷をかけずとも可能になりました。
 
記事にも書きましたが、空腹になるタイミングが家族一緒!などというのは奇跡です。空腹でないのに、決まった時間が来たから食べるという「規則正しい生活」が、本当に身体にとってイイのかどうかも実は疑問です。学校や仕事に食事時間を合わせていただけなのでは?と思います。
 
そして、最後が大きいのです。食事というのは食物摂取。人前で見せることができる貴重な生理行為です。国や地域によっては、人前で食事をすることを避ける習慣もあると聞きます。今の日本では、それほど生々しい場面として、食事が認識されていないとは思います。ですが、例えば、食事の時に、噛む音が気になる人は少なからずいます。ひとたび気になり始めると、とても気になるのが、こういった食事どきのくせや習慣。もともとは生理的な行為ですから、気になるのは当たり前です。口に入れる時の視線がヘン、食べこぼしが多い、必ずズズズと音を立てて飲む、などなど。特に嫌いと思っているわけではないけど、一緒に食事するのはちょっと…という人もいて当然。歯が悪くなって、咀嚼をする時にどうしても音が出てしまう、飲み込みが上手にできなくなってきて誰かと食事をするのが恥ずかしい。そういう人もいると思います。

せっかくの食事時間です。自分が心地よく食べられる環境を、自分だけで作ってもイイと思います。同じ物でも快適に食べられると、美味しく感じられるはずです。

家族それぞれが作って、それぞれで食べる。個食だけど、必ずしも悪いことではないと思います。
 
 
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