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連載「シニアの楽家事」23回 戦前・戦中生まれ

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2021年2月6日掲載。

物質への価値観について、上の世代のことは、正直なところよくわからないことが多いです。僕は、高度経済成長後期に生まれ、物心ついたのはオイルショック後でした。世代だけでなく、その人個人の生育環境や性格的なものも要素としてあると思います。この僕も、すでに娘世代には「わけわからん」存在だと思いますが…
 
物にあふれる高齢者宅をたくさん見てきました。「処分した方が、スッキリするのに…」と思う家も多々。それでも捨てようとしないということは、愛着があるのか?それとも捨てられない事情があるのか?その人なりの事情があるのでしょう。そこを考慮せずに、ただ捨てることだけを一方的に進めるというのは、心苦しい気持ちがあります。そこで、今回の記事にしました。

とはいえ、「手に入れるのは苦労するけど、捨てるのはいつでもできる」というのが、とっくに間違いになってきている社会です。特定のタイミングで捨てないと、捨てられなくなりつつあります。そして、捨てるタイミングを逸すると、あるいは捨てる行動が取れなくなると、あっという間にゴミ屋敷やガラクタ御殿になります。現代社会とは、暮らすことイコールごみを排出することになっているからです。衛生管理や利便性と引き換えにごみを出しているからです。

処分できるうちに処分するというのは、もはや、習得するべき技術になりつつあります。捨てることが、知識や技術を習得するのと同じように、いつでも、だれにでもできることではなくなっていることを感じます。

 
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