地元小学校の学校運営協議会の委員に

地元の小学校(娘が通った小学校)の学校運営協議会の委員に任命され、昨日は初めての会合がありました。その席で委員長(理事長)の役も拝命しました(事前に打診はありました)。
先日、校区の地域活動で中心メンバーであった藤世さんを亡くした(参照)のと入れ替わって、僕に役が回ってきました。これもご縁だと引き受けました。他の委員は、読み聞かせや園芸のボランティア活動など、自主的に学校運営に参与されている方々で、なかなか心強い印象でした。
この先の課題として校長から挙げられたのが、アフターコロナ禍の教育についてでした。今の4年生以下は、学校行事が制限された中での学校生活をしてきている。劇や音楽の発表会や運動会が行われないなかで、日々淡々と過ぎてきた世代。学校評価の結果のなかで、「自分の気持ちや考えをみんなに伝える」ということに関する達成感が低いのは、コロナ禍世代の共通した要素かもしれません。
SNSで他人の命を奪うまで追い詰めるような発信ををしてしまうのも、もしかすると、「こう言えば、こういう反応がある」というコミュニケーションの基礎が築けていないからでは?と思います。「こういう言い方では、理解してもらえないな。じゃぁ、どういう言い方をすれば良いだろうか?」という試行錯誤の機会が奪われているとしたら、これは大きな課題だと感じました。
僕個人としては、子どもたちが、自分の親や学校や塾の先生以外の、大人の姿を見る機会があって、いろんな人がいろんな生活をしていることを接して知ってほしいと願います。とはいえ、多様な人と接することは、時としてリスクを増やすことにも繋がるし、安全な学校生活との両立をいかに保つか?が難しい課題だと思います。教育委員会的には「知らない大人について行ってはいけません」だけど、社会生活は知らない人だらけのなかで行うもので、「知らない人だけど、たぶん大丈夫」「知ってる人だけど、もしかすると怪しい」など、いずれはその選択眼をもてることが必要だし、それができるのは学校周辺社会だと考えています。
どのくらいのことができるかは「?」ですが、せっかく与えてもらった地元との繋がりの機会ですので、なにかプラスになるよう貢献したいです。
ところで、会の前後で立ち話をしていてわかったことですが、PTA会長さんも、教頭先生も、僕も佛教大学の通信課程に属していた時期がありました。おそらく時期は多少前後していると思いますが、不思議なご縁です。小さな同窓会でした。
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